変更要約: SC-300 第1章を新規作成(ドメイン1前半: テナント構成/組み込み・カスタムロール/有効な権限/管理単位、ユーザー・グループ(割当/動的)・グループベース割当・デバイス参加/登録・ライセンス、カスタムセキュリティ属性/ABAC・一括操作/Microsoft Graph PowerShell)。
1.3カスタムセキュリティ属性と一括操作
カスタムセキュリティ属性によるオブジェクトの分類(属性ベースのアクセス制御の基礎)、Microsoft Entra 管理センターと PowerShell(Microsoft Graph PowerShell)による一括操作を理解します。
大規模な ID 運用では「分類」と「自動化」が効きます。オブジェクトにメタデータを付ける カスタムセキュリティ属性、そして繰り返し作業を捌く 一括操作/スクリプト を押さえます。
1.3.1カスタムセキュリティ属性と ABAC
カスタムセキュリティ属性 は、ユーザーやアプリ(サービスプリンシパル)に組織独自のキー/値(例:Project=Apollo、Sensitivity=High)を付与する分類の仕組みです。これは 属性ベースのアクセス制御(ABAC) の土台になり、たとえば「この属性を持つプリンシパルだけ特定の Azure ストレージにアクセス可」といった条件付与に使えます。属性の定義/割当には専用ロール(Attribute Definition/Assignment Administrator)が必要で、一般管理者から分離されています。
1.3.2一括操作と PowerShell
多数のユーザー/グループを扱うときは 一括操作 を使います。Microsoft Entra 管理センター は CSV による一括作成/削除/招待に対応します。さらに自動化・反復には Microsoft Graph PowerShell(旧 AzureAD/MSOnline モジュールの後継)でスクリプト化し、属性更新やライセンス割当をプログラム的に処理します。「数百件を一度に」「定期的に同じ処理を」という要件はスクリプトで満たします。
決め手:「オブジェクトに組織独自の分類を付け、属性で条件付け」=カスタムセキュリティ属性(ABAC)。「CSV で数百件を一括」=管理センターの一括操作。「自動化/反復/プログラム的処理」=Microsoft Graph PowerShell。属性定義/割当は専用ロール。
混同に注意:
①カスタムセキュリティ属性(ABAC の分類)と拡張属性/ディレクトリ拡張は別物。
②属性の定義/割当には専用ロールが必要=グローバル管理者でも既定では割当不可。
③旧 AzureAD/MSOnline モジュールは非推奨=Microsoft Graph PowerShell を使う。
1.3.3この節のまとめ
- カスタムセキュリティ属性=組織独自のキー/値でオブジェクトを分類し ABAC の土台に。定義/割当は専用ロール
- 一括操作=管理センターの CSV。自動化/反復は Microsoft Graph PowerShell でスクリプト化
- 旧 AzureAD/MSOnline は非推奨=Microsoft Graph PowerShell を使う
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. ユーザーやアプリに組織独自の分類(例:Sensitivity=High)を付け、その属性に基づいて Azure リソースへのアクセスを条件付けたい。最適なのはどれですか?
Q2. 数百人の新入社員アカウントを一度に作成したい。管理センターで最も適切な方法はどれですか?
Q3. 属性更新やライセンス割当を、定期実行のスクリプトで自動化したい。最適なのはどれですか?
Q4. カスタムセキュリティ属性の定義/割当について正しいのはどれですか?
Q5. Microsoft Graph PowerShell を使うべき理由として最も適切なのはどれですか?

