変更要約: SC-300 第1章を新規作成(ドメイン1前半: テナント構成/組み込み・カスタムロール/有効な権限/管理単位、ユーザー・グループ(割当/動的)・グループベース割当・デバイス参加/登録・ライセンス、カスタムセキュリティ属性/ABAC・一括操作/Microsoft Graph PowerShell)。
1.2ユーザー・グループ・デバイス・ライセンス
Microsoft Entra のユーザー/グループの作成と管理(割当/動的・セキュリティ/Microsoft 365)、デバイスの参加・登録、ライセンスの割当とレポートを理解します。
ID の中身=ユーザー・グループ・デバイスを日々管理します。とくに グループ は、アクセス権・ライセンス・ポリシーをまとめて付与する「単位」として設計の要になります。
1.2.1割当グループと動的グループ
グループには セキュリティグループ(アクセス/ライセンス/ポリシーの付与)と Microsoft 365 グループ(コラボレーション)があります。メンバーシップは 割当(手動) か 動的(dynamic) を選べます。動的グループは 属性ルール(例:department eq "Sales")でメンバーを自動維持し、入退社や異動に追従します。「部門が変わったら自動でアクセスも変える」要件は動的グループで実現します。グループに権限/ライセンスを付与する グループベースの割当 が運用効率の鍵です。
1.2.2デバイスの参加と登録
デバイスを Entra に紐づけると、Conditional Access の「準拠デバイスのみ許可」などの条件に使えます。会社所有の Windows は Microsoft Entra 参加(join)、個人所有(BYOD)は Entra 登録(registered)、オンプレ AD と併用は ハイブリッド参加 を選びます。デバイスの「準拠(compliant)」状態は Microsoft Intune の準拠ポリシー(暗号化・パッチ・PIN 等)で評価され、その結果を Conditional Access のシグナルに使います。デバイスの状態(参加/登録/準拠)は ID とアクセス制御の重要なシグナルになります。
1.2.3ライセンスの割当とレポート
機能(MFA・PIM・ID Protection 等)はライセンスに依存します。ライセンスは グループベースのライセンス割当 でグループに付与すると、メンバー追加で自動配布され、運用が単純になります。割当状況や競合は ライセンスレポート で確認します。「機能が使えない」トラブルの多くは必要ライセンス(例:Entra ID P1/P2)の不足が原因です。
決め手:「異動でアクセスを自動更新」=動的グループ(属性ルール)。「アクセス/ライセンスをまとめて付与」=セキュリティグループ+グループベース割当。「会社所有 Windows を管理下に」=Entra 参加、「個人 BYOD」=Entra 登録。「機能が使えない」=必要ライセンス確認。
混同に注意:
①セキュリティグループ(アクセス付与)と Microsoft 365 グループ(コラボ)は用途が違う。
②動的グループのメンバーシップは属性で自動=手動追加できない。
③Entra 参加(会社所有)と Entra 登録(BYOD)を取り違えない。
1.2.4この節のまとめ
- グループ=セキュリティ(アクセス/ライセンス)とM365(コラボ)。動的グループは属性ルールでメンバーを自動維持
- デバイス=Entra 参加(会社所有)/登録(BYOD)/ハイブリッド参加。状態は CA のシグナル
- ライセンスはグループベース割当で自動配布、レポートで競合確認。機能は必要ライセンス(P1/P2)依存
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 社員の部門が変わると、その部門用のアプリアクセスも自動で付与/剥奪されるようにしたい。最適なのはどれですか?
Q2. 個人所有のスマートフォン(BYOD)を、会社のリソースアクセスのために Entra に紐づけたい。最適なのはどれですか?
Q3. 新しい従業員をグループに追加するだけで、必要なライセンスが自動で付与されるようにしたい。最適なのはどれですか?
Q4. セキュリティグループと Microsoft 365 グループの違いとして正しいのはどれですか?
Q5. ユーザーが MFA や PIM を使えない。最初に確認すべきものとして最も適切なのはどれですか?

