変更要約: SC-300 第2章を新規作成(ドメイン1後半: External ID/B2B コラボレーション/External collaboration 設定/Cross-tenant access 設定/cross-tenant 同期、外部 IdP/direct federation/SAML/WS-Fed/ソーシャル IdP、ハイブリッド ID: Entra Connect Sync/Cloud Sync/PHS/PTA/シームレス SSO/Connect Health/AD FS 移行)。
2.1外部 ID・B2B コラボレーションとテナント間アクセス
Microsoft Entra External ID(B2B コラボレーション)による外部ユーザーの招待と管理、External collaboration 設定、Cross-tenant access 設定とテナント間同期(cross-tenant synchronization)を理解します。
組織は外部のパートナーやベンダーと安全に協業する必要があります。Microsoft Entra External ID の B2B コラボレーション は、外部の人を「相手の既存 ID のまま」招き、自社でパスワードを管理せずにアクセスさせる仕組みです。
2.1.1B2B 招待と外部コラボレーション設定
外部ユーザーは ゲスト として招待します(個別または一括)。External collaboration 設定 で「誰がゲストを招待できるか」「ゲストの権限」「招待を許可/ブロックするドメイン(許可リスト/拒否リスト)」を制御します。ゲストにも Conditional Access や アクセスレビュー を適用して統制し、不要になったら 外部ユーザーのライフサイクル で失効させます。「外部の人を安全に招く+放置しない」が原則です。
2.1.2テナント間アクセスと同期
複数の Entra テナントを持つ組織(合併・系列)では、Cross-tenant access 設定 で相手テナントごとに「受信/送信のアクセス」「信頼する MFA/デバイス準拠の主張」を細かく制御します。さらに テナント間同期(cross-tenant synchronization) は、あるテナントのユーザーを別テナントへB2B ゲストとして自動プロビジョニングし、手動招待を不要にします。「2 つのテナント間でユーザーを自動的に共有」したい要件は cross-tenant 同期で実現します。
決め手:「外部パートナーを相手の ID で招く」=B2B コラボレーション(ゲスト)。「誰が招待できるか/許可ドメイン」=External collaboration 設定。「相手テナントの MFA を信頼する/受信送信を制御」=Cross-tenant access 設定。「2 テナント間でユーザーを自動共有」=cross-tenant 同期。
混同に注意:
①B2B(外部の人を招く)と B2C/External ID for customers(消費者向けアプリの ID)を取り違えない。
②Cross-tenant access 設定(信頼/アクセス制御)と cross-tenant 同期(ユーザーの自動プロビジョニング)は別機能。
③ゲストにも CA/アクセスレビューを適用=招いて放置しない。
2.1.3この節のまとめ
- B2B コラボレーション=外部の人を相手の ID でゲスト招待。External collaboration 設定で招待者/許可ドメインを制御
- Cross-tenant access 設定=相手テナントごとの信頼/受信送信制御。cross-tenant 同期=ユーザーを自動 B2B プロビジョニング
- ゲストにも CA/アクセスレビュー/ライフサイクルを適用し放置しない
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 外部パートナー企業の従業員を、自社でパスワードを管理せず相手の既存 ID で招き、特定アプリへアクセスさせたい。最適なのはどれですか?
Q2. 合併で 2 つの Entra テナントができ、片方のユーザーをもう片方へ手動招待なしで自動的に B2B ゲストとして展開したい。最適なのはどれですか?
Q3. パートナーテナントが実施した MFA を信頼し、自社テナントで再度 MFA を求めないようにしたい。最適なのはどれですか?
Q4. 特定の信頼できるドメインからのゲストだけ招待を許可し、それ以外をブロックしたい。最適なのはどれですか?
Q5. 招待したゲストのアクセスが不要になったときの最善の運用はどれですか?

