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第3章 · セキュリティ・コンプライアンス・信頼·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約8分

変更要約: MS-900 第3章を AZ-900 基準まで深掘り(M365セキュリティ Entra ID/Defender XDR/ゼロトラスト+比較表・ID起点、コンプライアンス Purview/Service Trust Portal/データ所在地+比較表・責任共有対応、シナリオ・FAQ・SC-900連携)。図1枚ja化

3.2コンプライアンスと信頼

この節の要点

Microsoft Purview によるコンプライアンス管理(情報保護・データライフサイクル)、Service Trust Portal、データ所在地など、Microsoft 365 の信頼性を支える要素を理解します。

Microsoft 365 をビジネスで安心して使うには、コンプライアンス(規制順守)と信頼(透明性) が重要です。Microsoft はそのための仕組みを提供します。

3.2.1コンプライアンスと信頼の仕組み

Service Trust Portal(Microsoftの監査レポート・認証・コンプライアンス文書)と、Microsoft Purview(コンプライアンスポータル+コンプライアンスマネージャー&スコア)を対比した図。
Microsoft の準拠 と 自社の準拠管理
  • Microsoft Purview情報保護(秘密度ラベル)・DLP・データライフサイクル(保持)・eDiscovery・監査などで自社のコンプライアンスを管理する統合ソリューション群。
  • Service Trust Portal:Microsoft の監査レポート(ISO/SOC 等)・認証・コンプライアンス文書を入手できるポータル(クラウド側の準拠を確認)。
  • データ所在地(data residency):データが保管されるリージョン(地理的な場所)を把握し、地域ごとの規制要件に対応する。

コンプライアンスには「Microsoft 自身がどう準拠しているか」と「自社がどう準拠を管理するか」の2面があり、これは第1章の責任共有モデルに対応します。前者を確認するのが Service Trust Portal(Microsoft の第三者監査・認証の証跡を入手)、後者を担うのが Microsoft Purview(秘密度ラベルでの分類・DLP での漏洩防止・保持ポリシーでの寿命管理など)。加えて、データがどの地域に保管されるかという データ所在地 は、国ごとのデータ保護規制への対応で重要です。これらは SC-900 と共通の考え方で、MS-900 では「Microsoft 365 が規制対応と透明性をどう支えるか」の全体像を押さえます。

やりたいこと仕組み
自社のコンプライアンスを管理・スコア化Microsoft Purview(コンプライアンスマネージャー)
Microsoftの監査/認証文書を入手Service Trust Portal
データの保管地域を確認データ所在地(data residency)
機密データの分類・漏洩防止秘密度ラベル・DLP(Purview)

シナリオ:監査と情報保護。 取引先から「クラウドの ISO 認証を見せて」と求められたら Service Trust Portal から取得して提出。自社の文書は Purview の秘密度ラベルで「社外秘」を付けて暗号化、DLP で外部送信をブロック、保持ポリシーで一定期間後に削除。データの保管地域は データ所在地 で確認して規制に対応。クラウド側(Trust Portal)と自社側(Purview)の両方で準拠を示せます。

注意

混同に注意:
Service Trust Portal(Microsoft 側の準拠=文書入手)と Microsoft Purview(自社側の準拠管理)は対象が逆。
②Purview は情報保護・DLP・保持・eDiscovery・監査を束ねる。
データ所在地は「データが物理的にどの地域にあるか」で、規制対応の鍵。

補足

Q. Purview と Service Trust Portal の違いは? Purview は自社のコンプライアンス管理、Service Trust Portal は Microsoft の準拠文書の入手。Q. データ所在地はなぜ重要? 国ごとにデータ保管場所の規制があるため。Q. SC-900 との関係は? 同じ Purview/Trust Portal を扱い、MS-900 は全体像、SC-900 は詳細を学びます。

試験ポイント

「自社のコンプライアンス管理=Microsoft Purview」「Microsoft の準拠文書=Service Trust Portal」「データの保管地域=データ所在地」の対応が頻出です(SC-900 と共通)。責任共有の「クラウド側=Trust Portal/自社側=Purview」も押さえましょう。

3.2.2この節のまとめ

  • Purview(自社の準拠管理:ラベル/DLP/保持/eDiscovery/監査)/Service Trust Portal(Microsoftの準拠文書)
  • データ所在地で地域ごとの規制要件に対応。SC-900 と共通の考え方

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 秘密度ラベルや DLP など、自社のコンプライアンスを管理する Microsoft のソリューション群はどれですか?

Q2. Microsoft の監査レポートや認証、コンプライアンス文書を入手できるのはどれですか?

Q3. 規制要件への対応で重要となる「データが保管されるリージョン」を表す概念はどれですか?

理解度を確認第3章「セキュリティ・コンプライアンス・信頼」の問題を解く