変更要約: MS-102 第5章を新規作成(ドメイン: Microsoft Purview によるコンプライアンス)。情報保護(sensitive information types の keyword/正規表現・sensitivity labels の分類/暗号化/マーキングとラベルポリシー・Content explorer/Activity explorer)、データ ライフサイクル管理(retention labels アイテム単位・retention label policies 発行/自動適用・retention policies 場所単位の一括保持/削除)、データ損失防止 DLP(Exchange/SharePoint/OneDrive/Teams のワークロード DLP・ポリシーヒント・Endpoint DLP のデバイス制御・DLP アラート/イベント/レポート)。これで MS-102 参考書 全5章13節が完結。
5.2データ ライフサイクル管理
retention labels(アイテム単位の保持/削除)、retention label policies(ラベルの発行/自動適用)、retention policies(場所単位の一括保持/削除)の違いと、保持期間・削除アクションを理解します。
データ ライフサイクル管理は「どれだけ保持し、いつ削除するか」を制御します。アイテム単位 と 場所単位 の 2 つのアプローチがあります。
5.2.1保持ラベルとラベル ポリシー
retention labels(保持ラベル) は 個々のアイテム(メール/ドキュメント)に適用 して、保持期間や期間後の削除を制御します。retention label policies でラベルをユーザー/場所に 発行(手動適用)したり、SIT などの条件で 自動適用 したりします。アイテム単位で「この契約書は 7 年保持」といった きめ細かな制御 に向きます。
5.2.2保持ポリシー
retention policies(保持ポリシー) は、Exchange・SharePoint・OneDrive・Teams などの 場所(ロケーション)単位で一括 に保持/削除を適用します(例:「全 Exchange メールボックスを 3 年保持して削除」)。個々のラベル付けは不要で 広く一律に かけたいときに向きます。アイテム単位の細かな制御は保持ラベル、場所単位の一律制御は保持ポリシー、と使い分けます。
決め手:「個々のアイテムに保持/削除を適用(契約書7年など)」=retention label。「ラベルを発行/自動適用」=retention label policy。「場所(Exchange/SharePoint等)単位で一律に保持/削除」=retention policy。retention(コンプライアンス保持)とMicrosoft 365 Backup(運用復元)は目的が別。
混同に注意:
①retention label(アイテム単位)とretention policy(場所単位)を取り違えない。
②retention label policy(ラベルの発行)とretention policy(場所への保持適用)は名前が紛らわしいが別物。
③retention(保持/削除のコンプライアンス)とsensitivity label(分類保護)とMicrosoft 365 Backup(復元)を区別。
5.2.3この節のまとめ
- retention labelはアイテム単位の保持/削除・retention label policyで発行/自動適用
- retention policyは場所(Exchange/SharePoint/OneDrive/Teams)単位の一律保持/削除
- retentionは保持/削除のコンプライアンス・Microsoft 365 Backupは復元目的で別
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 特定の契約書ドキュメント 1 件ずつに「7 年保持してから削除」という規則を適用したい。最適なのはどれですか?
Q2. すべての Exchange メールボックスと SharePoint サイトに、ラベル付けなしで一律「3 年保持して削除」を適用したい。最適なのはどれですか?
Q3. 機密情報の種類(SIT)に一致したアイテムへ、保持ラベルを自動で適用したい。最適なのはどれですか?
Q4. 「コンプライアンス目的の長期保持/削除」と「誤削除からの素早い復元」は別機能である。前者にあたるのはどれですか?
Q5. 「保持ラベル ポリシー」と「保持ポリシー」は名前が似ているが別物である。場所単位で保持を一括適用するのはどちらですか?

