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第2章 · Microsoft Entra ID とアクセス·v1.0.0·更新 2026/6/29·読了目安 約14分

変更要約: MS-102 第2章を新規作成(ドメイン: Microsoft Entra ID とアクセス)。ID 同期(IdFix の事前修復・Microsoft Entra Connect Sync vs Cloud Sync・Connect Health 監視・トラブルシュート)、認証(認証方法・SSPR・Password Protection のグローバル/カスタム禁止リスト・パスワード書き戻し)、セキュアアクセス(Identity Protection のリスク検出と risk policy・Conditional Access のシグナルと grant/block・MFA を Conditional Access で強制・準拠デバイス要求)。

2.1ID 同期

この節の要点

オンプレ AD と Microsoft Entra ID の同期を理解します。IdFix による同期前エラー修復、Microsoft Entra Connect Sync と Cloud Sync の選択、Microsoft Entra Connect Health による監視、同期のトラブルシュート。

ハイブリッド ID では、オンプレ Active Directory のユーザーを Microsoft Entra ID へ同期 します。まず データの健全化、次に 同期エンジンの選択、最後に 監視 の順で設計します。

2.1.1IdFix による事前修復

同期の前に IdFix でオンプレ AD の 書式エラーや重複(無効な UPN、重複するプロキシ アドレス、不正な文字など)を検出し修復します。汚れたデータのまま同期するとエラーになるため、同期前のクレンジング ツール として使います。

2.1.2Connect Sync と Cloud Sync

Microsoft Entra Connect Syncサーバーに常駐 する従来型の同期で、高度なフィルタリング・属性変換・パスワード書き戻し・デバイス書き戻しなど 複雑な要件 に対応します。Microsoft Entra Cloud Sync軽量エージェント でクラウド側が構成を持ち、複数の切り離されたフォレスト や小~中規模・シンプル要件に向きます(高可用なエージェント、サーバー負荷小)。要件の複雑さで選びます。

2.1.3監視とトラブルシュート

Microsoft Entra Connect Health は同期や AD FS / AD DS の 正常性と同期エラーを監視 し、アラートを出します。同期されない/重複するなどの問題は、まず IdFix での データ不備、次に フィルタリング/スコープ の設定、エラー詳細は Connect Health とイベント ログで切り分けます。

試験ポイント

決め手:「同期前にAD書式エラー/重複を検出修復」=IdFix。「サーバー常駐で高度フィルタ/パスワード書き戻し/複雑要件」=Entra Connect Sync。「軽量エージェント・複数の切り離されたフォレスト・シンプル」=Entra Cloud Sync。「同期の正常性/エラー監視とアラート」=Entra Connect Health。

注意

混同に注意:
①IdFix(事前のデータ修復)とConnect Health(継続監視)は別物。
②Connect Sync(常駐・複雑/書き戻し)とCloud Sync(軽量・複数フォレスト/シンプル)を要件で取り違えない。
③パスワード書き戻しが要る→Connect Sync。
④監視ツール(Connect Health)を同期エンジンと混同しない。

オンプレ AD を Entra ID へ同期。IdFix で同期前の書式エラー/重複を修復、同期エンジンは Connect Sync(サーバー常駐・高度フィルタ・パスワード書き戻し・複雑要件) と Cloud Sync(軽量エージェント・複数の切り離されたフォレスト・シンプル)を要件で選ぶ。Connect Health で同期の正常性とエラーを監視、と示す図。
健全化→選択→監視

2.1.4この節のまとめ

  • IdFixは同期前のAD書式エラー/重複の検出修復ツール
  • Connect Sync=サーバー常駐・複雑要件/書き戻し・Cloud Sync=軽量エージェント・複数フォレスト/シンプル
  • Connect Healthは同期の正常性とエラーを監視しアラートする

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. オンプレ AD を Microsoft Entra ID に同期する前に、無効な UPN や重複するプロキシ アドレスなどの問題を検出して修復したい。最適なのはどれですか?

Q2. 高度な属性フィルタリングとパスワード書き戻しが必要な複雑なハイブリッド構成で同期したい。最適なのはどれですか?

Q3. 複数の切り離されたフォレストを、軽量エージェントでシンプルに Microsoft Entra ID へ同期したい。最適なのはどれですか?

Q4. ディレクトリ同期の正常性を継続的に監視し、同期エラーが起きたらアラートを受け取りたい。最適なのはどれですか?

Q5. 一部のオンプレ ユーザーが Microsoft Entra ID に同期されない。最初に確認すべきこととして適切なのはどれですか?

理解度を確認第2章「Microsoft Entra ID とアクセス」の問題を解く