変更要約: MS-102 第2章を新規作成(ドメイン: Microsoft Entra ID とアクセス)。ID 同期(IdFix の事前修復・Microsoft Entra Connect Sync vs Cloud Sync・Connect Health 監視・トラブルシュート)、認証(認証方法・SSPR・Password Protection のグローバル/カスタム禁止リスト・パスワード書き戻し)、セキュアアクセス(Identity Protection のリスク検出と risk policy・Conditional Access のシグナルと grant/block・MFA を Conditional Access で強制・準拠デバイス要求)。
2.1ID 同期
オンプレ AD と Microsoft Entra ID の同期を理解します。IdFix による同期前エラー修復、Microsoft Entra Connect Sync と Cloud Sync の選択、Microsoft Entra Connect Health による監視、同期のトラブルシュート。
ハイブリッド ID では、オンプレ Active Directory のユーザーを Microsoft Entra ID へ同期 します。まず データの健全化、次に 同期エンジンの選択、最後に 監視 の順で設計します。
2.1.1IdFix による事前修復
同期の前に IdFix でオンプレ AD の 書式エラーや重複(無効な UPN、重複するプロキシ アドレス、不正な文字など)を検出し修復します。汚れたデータのまま同期するとエラーになるため、同期前のクレンジング ツール として使います。
2.1.2Connect Sync と Cloud Sync
Microsoft Entra Connect Sync は サーバーに常駐 する従来型の同期で、高度なフィルタリング・属性変換・パスワード書き戻し・デバイス書き戻しなど 複雑な要件 に対応します。Microsoft Entra Cloud Sync は 軽量エージェント でクラウド側が構成を持ち、複数の切り離されたフォレスト や小~中規模・シンプル要件に向きます(高可用なエージェント、サーバー負荷小)。要件の複雑さで選びます。
2.1.3監視とトラブルシュート
Microsoft Entra Connect Health は同期や AD FS / AD DS の 正常性と同期エラーを監視 し、アラートを出します。同期されない/重複するなどの問題は、まず IdFix での データ不備、次に フィルタリング/スコープ の設定、エラー詳細は Connect Health とイベント ログで切り分けます。
決め手:「同期前にAD書式エラー/重複を検出修復」=IdFix。「サーバー常駐で高度フィルタ/パスワード書き戻し/複雑要件」=Entra Connect Sync。「軽量エージェント・複数の切り離されたフォレスト・シンプル」=Entra Cloud Sync。「同期の正常性/エラー監視とアラート」=Entra Connect Health。
混同に注意:
①IdFix(事前のデータ修復)とConnect Health(継続監視)は別物。
②Connect Sync(常駐・複雑/書き戻し)とCloud Sync(軽量・複数フォレスト/シンプル)を要件で取り違えない。
③パスワード書き戻しが要る→Connect Sync。
④監視ツール(Connect Health)を同期エンジンと混同しない。
2.1.4この節のまとめ
- IdFixは同期前のAD書式エラー/重複の検出修復ツール
- Connect Sync=サーバー常駐・複雑要件/書き戻し・Cloud Sync=軽量エージェント・複数フォレスト/シンプル
- Connect Healthは同期の正常性とエラーを監視しアラートする
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. オンプレ AD を Microsoft Entra ID に同期する前に、無効な UPN や重複するプロキシ アドレスなどの問題を検出して修復したい。最適なのはどれですか?
Q2. 高度な属性フィルタリングとパスワード書き戻しが必要な複雑なハイブリッド構成で同期したい。最適なのはどれですか?
Q3. 複数の切り離されたフォレストを、軽量エージェントでシンプルに Microsoft Entra ID へ同期したい。最適なのはどれですか?
Q4. ディレクトリ同期の正常性を継続的に監視し、同期エラーが起きたらアラートを受け取りたい。最適なのはどれですか?
Q5. 一部のオンプレ ユーザーが Microsoft Entra ID に同期されない。最初に確認すべきこととして適切なのはどれですか?

