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第2章 · Microsoft Entra ID とアクセス·v1.0.0·更新 2026/6/29·読了目安 約14分

変更要約: MS-102 第2章を新規作成(ドメイン: Microsoft Entra ID とアクセス)。ID 同期(IdFix の事前修復・Microsoft Entra Connect Sync vs Cloud Sync・Connect Health 監視・トラブルシュート)、認証(認証方法・SSPR・Password Protection のグローバル/カスタム禁止リスト・パスワード書き戻し)、セキュアアクセス(Identity Protection のリスク検出と risk policy・Conditional Access のシグナルと grant/block・MFA を Conditional Access で強制・準拠デバイス要求)。

2.3セキュアアクセス

この節の要点

Microsoft Entra Identity Protection によるリスクベースの検出、Conditional Access ポリシーによるアクセス制御、Conditional Access を用いた多要素認証(MFA)の強制を理解します。

セキュアアクセスは「リスクを検出する」層と「アクセスを制御する」層の連携です。検出は Identity Protection、制御は Conditional Access が担います。

2.3.1Identity Protection

Microsoft Entra Identity Protection は、漏えい資格情報・不可能な移動・匿名 IP などのシグナルから サインイン リスクユーザー リスク を評価し、risky users / risky sign-ins として可視化します。リスク ポリシー により、リスクが高いときに MFA を要求 したり パスワード変更 を求めたりできます。Identity Protection は「リスクの検出と分類」が役割です。

2.3.2Conditional Access と MFA

Conditional Accessシグナル(ユーザー/グループ・場所・デバイス・アプリ・リスク) を評価し、付与(grant)/ブロック の判断と条件を適用する アクセス制御エンジン です。MFA を要求準拠デバイス(compliant device)を要求サインイン頻度 などを条件に設定します。MFA は Conditional Access ポリシーで強制するのが現在の標準で、例として「管理者ロールや危険なサインインには必ず MFA」を組みます。Identity Protection の risk を Conditional Access の条件として使うこともできます。

試験ポイント

決め手:「漏えい資格情報/不可能な移動などからリスクを検出・risky users/sign-ins」=Identity Protection。「ユーザー/場所/デバイス/アプリのシグナルでgrant/blockやMFA要求/準拠デバイス要求」=Conditional Access。「MFAを強制する標準手段」=Conditional Accessポリシー。Identity ProtectionのriskをCAの条件にできる。

注意

混同に注意:
①Identity Protection(リスクの検出/分類)とConditional Access(アクセスの制御)を取り違えない。
②MFAは「機能」だが強制は通常Conditional Accessで行う(レガシーのper-userMFAやセキュリティの既定値と区別)。
③準拠デバイス要求はConditional Accessの付与条件(Intuneのコンプライアンスと連携)。

Identity Protection が漏えい資格情報/不可能な移動などから risky users/sign-ins を検出・分類しリスクポリシーで対処。Conditional Access はユーザー/場所/デバイス/アプリ/リスクのシグナルで grant/block を判断し MFA や準拠デバイスを要求する制御エンジン。MFA の強制は Conditional Access で行い、IP の risk を CA 条件に使える、と示す図。
検出と制御を連携

2.3.3この節のまとめ

  • Identity Protectionはリスクを検出/分類しrisky users/sign-insとrisk policyで対処
  • Conditional Accessはシグナルでgrant/blockやMFA/準拠デバイスを要求するアクセス制御
  • MFAの強制はConditional Accessポリシーで行うのが標準・IPのriskをCA条件に使える

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 漏えいした資格情報や不可能な移動などのシグナルから、危険なサインインやユーザーを検出して可視化したい。最適なのはどれですか?

Q2. 管理者ロールを持つユーザーが信頼できない場所からサインインするとき、必ず多要素認証を要求したい。最適なのはどれですか?

Q3. 管理されていないデバイスからの社外アクセスを、Intune で準拠と評価されたデバイスだけに限定したい。最適なのはどれですか?

Q4. サインイン リスクが高いと判定されたときに自動で MFA を要求し、ユーザー リスクが高ければパスワード変更を求めたい。最適なのはどれですか?

Q5. 「リスクの検出」と「アクセスの制御」は別レイヤーである。アクセスを実際に許可/ブロックする制御エンジンはどれですか?

理解度を確認第2章「Microsoft Entra ID とアクセス」の問題を解く