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第1章 · Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用·v1.0.0·更新 2026/7/6·読了目安 約11分

変更要約: 初版(主題1.01・副主題1.01.1〜1.01.5に対応)

1.1Linuxのインストール、起動、接続、切断と停止

この節の要点

Linux を物理/仮想マシンへインストールし、起動・停止・リモート接続を行う基本操作を学びます。UEFIBIOS のブート優先順位、インストール時の設定(パッケージグループ・タイムゾーン・GUI/CUI)、shutdownreboothalt による停止、SSH公開鍵認証authorized_keysknown_hosts)を押さえます。

Linux サーバー管理の出発点は 「インストールして、起動して、接続して、正しく止める」 という一連のライフサイクル操作です。101試験ではこの基本動作が、DVD/ISO イメージ からのインストール、SSH でのリモート接続、コマンドによる安全な停止という実務の型で問われます。

1.1.1インストールとブートメディアの優先順位

  • UEFIBIOS の設定画面でブートメディアの優先順位を変更し、DVD や USB のインストーラーから起動する。内蔵ディスクより光学/USB を先にするのが定石。
  • インストール仕様書に沿って選ぶ主な項目=パッケージグループ(サーバー用途なら最小構成+必要ロールが基本)・タイムゾーン(Asia/Tokyo 等)・root/一般ユーザーのパスワードGUICUI の別。
  • サーバーでは通常 CUI(テキストコンソール)を選び、GUI(デスクトップ)はデスクトップ用途に限る。後からパッケージグループ単位で追加もできる。

1.1.2起動・停止と接続・切断

  • 停止・再起動コマンド=shutdown(時刻指定・ログイン中ユーザーへの警告付きの正規手段。shutdown -h now / shutdown -r +5 "メンテナンスのため再起動")・reboothalt
  • SSH公開鍵認証=手元の秘密鍵 ~/.ssh/id_rsa と公開鍵 id_rsa.pub のペアを作り、接続先~/.ssh/authorized_keys に公開鍵を登録する。接続元の ~/.ssh/known_hosts には接続先ホストの公開鍵が記録される。
  • 正常な切断=logoutexitCtrl+D(^D)。リモート先での作業を終えたら放置せず明示的にセッションを閉じる。
試験ポイント

「公開鍵を置く先=接続先サーバーの authorized_keys」「接続先ホスト鍵の記録=接続元の known_hosts」「時刻指定+警告付きの停止=shutdown」「即時電源断ではなく正規の停止手順を選ぶ」 が 101 試験の定番ポイントです。ファイルの置き場所(どちらのマシンか)を必ず区別してください。

実務の流れで整理しましょう。新しいサーバーを立てるときは、まず UEFIBIOS でインストールメディアを最優先にして ISO イメージ から起動し、仕様書どおりにパッケージグループ・タイムゾーン・パスワード・GUI/CUI を設定してインストールを完了します。以後の運用はリモートが基本で、ssh user01@server01 で接続します。初回接続時に表示される指紋(fingerprint)を受け入れると接続先のホスト鍵が known_hosts に追記され、以後同じホストの鍵が変わると警告が出ます(なりすまし検知)。パスワード認証より安全な公開鍵認証では、ssh-keygen で作った id_rsaid_rsa.pub のうち公開鍵だけをサーバーの authorized_keys に登録します。停止は shutdown が正規手段で、-h(停止)・-r(再起動)・時刻/相対分・ブロードキャストメッセージを指定できます。halt は CPU を停止させるだけで電源が切れない場合がある点、rebootshutdown -r now 相当である点も覚えておきましょう。

ファイル/コマンド置き場所・用途要点
~/.ssh/id_rsa接続元・秘密鍵絶対に配布しない
~/.ssh/authorized_keys接続先・公開鍵の登録簿ここに公開鍵を追記して鍵認証を許可
~/.ssh/known_hosts接続元・接続先ホスト鍵の記録鍵が変わると警告(なりすまし検知)
shutdown -h / -r停止/再起動の正規手段時刻指定と警告メッセージが可能
注意

ひっかけ: 「秘密鍵(id_rsa)をサーバーの authorized_keys に登録する」は誤りです。登録するのは公開鍵(id_rsa.pub)で、秘密鍵は接続元から持ち出しません。また「known_hosts は接続先サーバーにある」も誤り=接続元で接続先ホスト鍵を記録するファイルです。

インストール→起動→SSH接続→停止のライフサイクルと各段階の要点を並べた図。
導入から停止までの基本動作

1.1.3この節のまとめ

  • インストール=UEFI/BIOS でブート優先順位→仕様書どおりにパッケージグループ/タイムゾーン/GUI・CUI
  • 鍵認証=公開鍵をサーバーの authorized_keys へ/ホスト鍵は接続元の known_hosts/停止はshutdown が正規手段

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. リモートのサーバーに SSH の公開鍵認証でログインできるようにしたい。作成した鍵ペアのうち、サーバー側に配置するファイルと置き場所の組み合わせで正しいのはどれ?

Q2. ログイン中のユーザーに警告メッセージを流したうえで、5分後にシステムを停止したい。適切なコマンドは?

Q3. 普段どおり SSH 接続しようとしたら「ホスト鍵が変わった」という趣旨の警告が表示された。この警告の説明として正しいのはどれ?

理解度を確認第1章「Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用」の問題を解く