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第1章 · 分析ソリューションの実装と管理(Fabric 基礎)·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約9分

変更要約: DP-700 第1章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)

1.3ワークスペースのセキュリティとガバナンス

この節の要点

Fabric の ワークスペースロール(Admin/Member/Contributor/Viewer)、項目/行レベルのアクセス制御、機密ラベル と Purview による ガバナンス、デプロイパイプラインを理解します。分析基盤を安全に運用します。

データ基盤では「誰がどのデータに何ができるか」の制御と、組織的なガバナンスが欠かせません。Fabric はロールとラベル、Purview 連携で対応します。

1.3.1セキュリティとガバナンス

ワークスペースロール(Admin/Member/Contributor/Viewer の権限階層)と、データの行レベルセキュリティ RLS/列レベル/オブジェクト権限、機密ラベル(Microsoft Purview Information Protection)によるデータ分類、Purview による監査/系列(リネージ)、デプロイパイプライン(開発→テスト→本番)を並べ、安全な運用を示した図。
セキュリティとガバナンス
  • ワークスペースロールAdmin / Member / Contributor / Viewer の階層で権限を付与する。
  • データレベルの制御行レベルセキュリティ(RLS)・列レベル・オブジェクト権限で細かく制御する。
  • 機密ラベル/ガバナンス機密ラベルでデータを分類し、Microsoft Purviewで監査・系列(リネージ)を把握する。
  • デプロイパイプライン開発→テスト→本番のステージ間で成果物を昇格させ、安全にリリースする。
試験ポイント

「ワークスペース権限=4 つのロール(Admin/Member/Contributor/Viewer)」「ユーザーごとに見える行を絞る=RLS」「データ分類=機密ラベル」「監査/リネージ=Microsoft Purview」「開発→テスト→本番の昇格=デプロイパイプライン」 は DP-700 で頻出です。最小権限の原則で適切なロールを割り当てます。

アクセス制御は層で重ねます。ワークスペースロール は粗い単位で、Admin(全管理)>Member(共有・ほぼ全操作)>Contributor(作成/編集)>Viewer(閲覧のみ)。さらに アイテム権限(特定の Lakehouse/Warehouse/レポートだけ共有)と、データ単位の RLS(行レベル)列レベル/オブジェクト権限 で絞ります(Viewer に最小限のデータだけ見せる設計)。ガバナンスは Microsoft PurviewPurview ハブ でデータの 分類機密ラベル=Information Protection で暗号化/透かしも適用)・系列(リネージ)監査データカタログ/検索 を行い、規制対応とデータ発見性を高めます。リリースは デプロイパイプライン(開発→テスト→本番の 3 ステージで成果物を昇格・差分比較)と Git 統合(ワークスペースをリポジトリに接続し CI/CD)で管理。テナント全体の機能可否は 管理ポータルのテナント設定 で統制します。「粗い=ワークスペースロール、細かい=アイテム権限/RLS、組織統制=Purview/テナント設定、リリース=パイプライン/Git」と整理します。

ロール主な権限用途
Adminワークスペース全管理・権限付与管理者
Member共有・再共有・ほぼ全操作チームリード
Contributorアイテムの作成/編集開発者
Viewer閲覧のみ(RLS で行も制限可)消費者/閲覧者
補足

シナリオ: レポートは全社で見せたいが、各部門は自部門の行だけ、機密列は一部の人だけに見せたい。→ 閲覧者には Viewer ロールを付与し、RLS で部門別に行を制限、機密列は列レベル権限で絞ります。データは機密ラベルで分類し、Purview で監査・リネージを把握。リリースはデプロイパイプラインで本番へ昇格します。

補足

FAQ: Q. ワークスペースロールと RLS の違いは? → A. ロールは「ワークスペース内で何ができるか」の粗い制御、RLS は「どの行を見られるか」のデータ単位の制御。併用します。Q. 開発→本番の安全なリリースは? → A. デプロイパイプラインで 3 ステージを昇格、または Git 統合で CI/CD を組みます。

注意

ひっかけ: 「Viewer ロールにすればユーザーごとに見える行も自動で制限される」は誤りです。行の制限は RLS(別途設定)。ロールは粗い操作権限。また「機密ラベルはアクセスをブロックする主たる手段」も誤り(分類・追跡・保護の補助で、アクセス制御はロール/RLS が主)。

1.3.2この節のまとめ

  • 権限=ワークスペースロール+RLS/列/オブジェクト
  • ガバナンス=機密ラベル・Purview、リリース=デプロイパイプライン

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Fabric のワークスペースで権限を付与する役割(ロール)として正しいものはどれですか?

Q2. ユーザーに応じて見える行を制限したい。何を使いますか?

Q3. 組織のデータ分類・監査・系列(リネージ)の把握に使う Microsoft のガバナンス基盤はどれですか?

理解度を確認第1章「分析ソリューションの実装と管理(Fabric 基礎)」の問題を解く