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第1章 · データプラットフォームリソースの計画と実装·v2.0.0·更新 2026/6/28·読了目安 約9分

変更要約: DP-300 第1章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)

1.2サービスレベルとスケーリング

この節の要点

Azure SQL のサービスレベル——汎用目的(General Purpose)ビジネスクリティカル(Business Critical)Hyperscale——と、vCore/DTU、サーバーレス、エラスティックプールによるスケーリングを理解します。

同じ Azure SQL でも、性能・可用性・コストは選ぶサービスレベルで大きく変わります。ワークロードに合わせて選定・スケールします。

1.2.1サービスレベルの違い

Azure SQL の3つのサービスレベルを並べた図。General Purpose(汎用・バランス型・リモートストレージ)、Business Critical(高性能・低遅延・ローカル SSD・組み込みの可用性レプリカ・読み取りスケールアウト)、Hyperscale(最大128TB・高速バックアップ/復元・ストレージとコンピュートの分離・複数レプリカ)。下部にスケーリング手段(vCore/DTU・サーバーレス・エラスティックプール)を示す。
サービスレベルとスケーリング
  • General Purposeバランス型。多くの業務に十分なコスト/性能。
  • Business Critical高性能・低遅延。ローカル SSD と組み込みの可用性レプリカ、読み取りスケールアウト。
  • Hyperscale超大規模(最大 128TB)。高速バックアップ/復元、ストレージとコンピュートの分離。
  • スケーリングvCore/DTU の変更、断続ワークロードはサーバーレス、複数 DB はエラスティックプール
試験ポイント

「低遅延・高可用性・読み取りスケールアウト=Business Critical」「超大規模・高速復元=Hyperscale」「バランス型=General Purpose」「断続ワークロードでコスト最適=サーバーレス」「多数 DB のリソース共有=エラスティックプール」 は DP-300 で頻出です。

コツ

サーバーレスは使用量に応じて自動で一時停止/再開でき、断続的・予測しにくいワークロードのコストを抑えられます。

サービスレベルは可用性アーキテクチャと直結します。General Purpose はコンピュートと リモートストレージ(Azure Premium ストレージ) を分離し、ノード障害時は別ノードに付け替えて復旧(コスト効率重視)。Business Critical は各レプリカがローカル SSD を持つ Always On 可用性グループ 構成で、低遅延・自動フェイルオーバー・読み取りスケールアウト(読み取り専用レプリカへ ApplicationIntent=ReadOnly でルーティング)が可能。Hyperscaleページサーバー でストレージを分散し、コンピュートと分離することでサイズに依存しない高速バックアップ/復元と多数の読み取りレプリカを実現します。可用性は ゾーン冗長 で AZ をまたいで高め、断続ワークロードは サーバーレス(自動一時停止/再開・秒課金)でコスト最適化、利用ピークがずれる多数 DB は エラスティックプール で容量を共有します。スケールは vCore/サービスレベルの変更(多くはオンラインで短時間)や、読み取りを レプリカ に逃がすことで対応。以前は Hyperscale から他レベルへ戻せませんでしたが、現在は General Purpose への移行が可能です。Business Critical のレプリカが SLA/性能の要である点に注意します。

サービスレベルストレージ可用性/性能代表用途
General Purposeリモート(分離)標準・コスト効率多くの業務 DB
Business Criticalローカル SSD低遅延・自動FO・読取スケールミッションクリティカル
Hyperscaleページサーバー(分散)超大規模・高速復元数十TB級・成長中
補足

シナリオ: 決済系 DB で低遅延・自動フェイルオーバーが必須、かつレポート用の読み取り負荷を本番から逃がしたい。→ Business Critical を選び、読み取りクエリは ApplicationIntent=ReadOnly で読み取り専用レプリカへルーティングし、ゾーン冗長で AZ 障害にも備えます。超大規模で高速復元が要るなら Hyperscale を検討します。

補足

FAQ: Q. 読み取りスケールアウトはどのレベルで使える? → A. Business Critical と Hyperscale。ApplicationIntent=ReadOnly で読み取り専用レプリカに振り分けます。Q. サーバーレスはどのワークロード向き? → A. 断続的/予測困難なもの。常時高負荷なら確定的(プロビジョンド)の方が安定・割安なことが多いです。

注意

ひっかけ: 「General Purpose でも読み取りスケールアウト(読み取り専用レプリカ)が使える」は誤りです。読み取りスケールアウトは Business Critical / Hyperscale。また「サーバーレスは常に最安」も誤り(常時高負荷では確定的の方が割安なことが多い)。なお Hyperscale は現在 General Purpose への移行が可能です(以前は不可だった)。

1.2.2この節のまとめ

  • サービスレベル=General Purpose/Business Critical/Hyperscale
  • スケーリング=vCore/DTU・サーバーレス・エラスティックプール

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 低遅延・高可用性で読み取りスケールアウトも必要なミッションクリティカルな DB に適すサービスレベルはどれですか?

Q2. 数十 TB 規模で高速なバックアップ/復元が必要な DB に適すサービスレベルはどれですか?

Q3. 断続的で予測しにくいワークロードのコストを抑えたい。どの構成が適しますか?

理解度を確認第1章「データプラットフォームリソースの計画と実装」の問題を解く