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第1章 · 機械学習ソリューションの設計と準備·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約10分

変更要約: DP-100 第1章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)

1.1Azure Machine Learning ワークスペースとリソース

この節の要点

機械学習の中核基盤 Azure Machine Learning(Azure ML) のワークスペース、コンピューティング(インスタンス/クラスター)、データストア/データアセット、開発環境(Studio・SDK・CLI)を理解します。DP-100 の出発点です。

Azure で機械学習を行う中心が Azure Machine Learning です。ワークスペースを起点に、コンピューティング・データ・モデル・実験を一元管理します。

1.1.1Azure ML の構成要素

Azure ML ワークスペースの中に、コンピューティング(コンピューティングインスタンス=開発用/コンピューティングクラスター=学習のスケール)、データストアとデータアセット(Blob/ADLS への参照)、モデルレジストリ、実験/ジョブが含まれ、開発は Studio・Python SDK・CLI(v2) で行う構成を示した図。
Azure ML ワークスペースの構成
  • ワークスペース:ML の成果物(データ・モデル・実験・エンドポイント)を一元管理する中心。
  • コンピューティングコンピューティングインスタンス(開発用)とコンピューティングクラスター(学習をスケール)。
  • データストア/データアセット:Blob/ADLS への接続情報と、再利用可能なデータの参照
  • 開発手段Studio(GUI)・Python SDK・CLI(v2) で実験やパイプラインを構築する。
試験ポイント

「ML の中心=Azure ML ワークスペース」「開発用=コンピューティングインスタンス、学習スケール=コンピューティングクラスター」「データへの接続=データストア、再利用参照=データアセット」「操作=Studio/SDK/CLI v2」 は DP-100 で頻出です。学習負荷が変動するならクラスターをオートスケールします。

補足

コンピューティングクラスターは使わないときにノード数を 0 に縮小でき、学習ジョブのコストを抑えられます。

ワークスペース作成時には、関連リソースとして ストレージアカウント(既定のデータストア)・Key Vault(シークレット)・Application Insights(監視)・Container Registry(環境イメージ)が紐づきます。コンピューティング は用途別に、開発/ノートブック用の コンピューティングインスタンス(個人専用・停止でコスト節約)、学習をスケールさせる コンピューティングクラスター(オートスケール・アイドル時 0 ノード・低優先度 VM 可)、リアルタイム推論用の マネージドオンラインエンドポイント/バッチ用の バッチエンドポイント、外部の アタッチ済みコンピューティング(既存 AKS 等)があります。データは データストア(Blob/ADLS Gen2 への接続・認証情報を Key Vault 管理)と データアセットuri_file/uri_folder/mltable の 3 タイプ・バージョン管理)で扱い、再利用と再現性を確保。環境(Environment) は依存関係(conda/Docker)を定義し、ジョブの再現性を担保します。操作は Studio(GUI)Python SDK v2CLI v2(YAML でジョブ定義)から行い、CLI/SDK v2 が現行の標準です。学習負荷が変動するならクラスターをオートスケール、常用の開発はインスタンスを停止運用するのがコストの勘所です。

コンピューティング用途特徴
コンピューティングインスタンス開発/ノートブック個人専用・停止でコスト節約
コンピューティングクラスター学習のスケールオートスケール・0 ノード・低優先度VM
オンラインエンドポイントリアルタイム推論常時稼働・低遅延
バッチエンドポイント大量データの一括推論クラスター上で非同期実行
補足

シナリオ: データサイエンティストがノートブックで開発し、重い学習はスケールさせ、コストも抑えたい。→ 開発はコンピューティングインスタンス(使わない時は停止)、学習はコンピューティングクラスター(オートスケール・アイドル時 0 ノード・必要なら低優先度 VM)。データはデータアセットでバージョン管理し、環境で依存を固定して再現性を確保します。

補足

FAQ: Q. コンピューティングインスタンスとクラスターの違いは? → A. インスタンスは個人の開発用(単一・常時起動だと課金)、クラスターは学習をスケールさせる(オートスケール・アイドル時 0 ノード)。Q. データストアとデータアセットの違いは? → A. データストアは接続情報、データアセットは特定データへの再利用可能・バージョン管理された参照です。

注意

ひっかけ: 「大規模な並列学習にはコンピューティングインスタンスを使う」は誤りです。スケールする学習はコンピューティングクラスター(インスタンスは個人の開発用)。また「コスト削減のためクラスターを常時最大ノードで固定」も誤り(アイドル時 0 ノードへオートスケールするのが節約の基本)。

1.1.2この節のまとめ

  • Azure ML=ワークスペース中心(コンピューティング/データ/モデル/実験)
  • コンピューティング=インスタンス(開発)/クラスター(学習)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Azure で機械学習の成果物(データ・モデル・実験)を一元管理する中心的なサービスはどれですか?

Q2. 学習ジョブを並列・大規模に実行するために、必要時のみスケールするコンピューティングはどれですか?

Q3. Blob/ADLS への接続情報を保持し、データへ安全にアクセスするための Azure ML の要素はどれですか?

理解度を確認第1章「機械学習ソリューションの設計と準備」の問題を解く