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第3章 · データ保護·v1.0.0·更新 2026/6/15·読了目安 約15分

変更要約: Professional Cloud Security Engineer 第3章を新規作成(ドメイン3「データ保護」: Sensitive Data Protection(PII 発見/秘匿/仮名化/形式保持暗号化)・BigQuery/Cloud Storage/Cloud SQL のアクセス制限・Secret Manager・インスタンスメタデータ保護、既定暗号化/CMEK/Cloud EKM・ソフト/ハード鍵(Cloud HSM)・鍵ローテーション/失効/インポート・オブジェクトライフサイクル・Confidential Computing、AI/ML セキュリティ・IaaS/PaaS 学習モデル・Vertex AI のセキュリティ制御(VPC Service Controls/PSC/CMEK))。

3.1機微データ保護とデータ損失防止

この節の要点

Sensitive Data Protection(SDP)による PII の発見/秘匿(マスキング)・仮名化・形式保持暗号化、Google Cloud データサービス(BigQuery・Cloud Storage・Cloud SQL)へのアクセス制限、Secret Manager によるシークレット保護、コンピュートインスタンスのメタデータ保護を理解します。

データ保護はまず「機微データの所在を知り、必要に応じて秘匿する」ことから始めます。PII を見つけ、マスキングや仮名化で露出を最小化します。

3.1.1Sensitive Data Protection と機微データの扱い

機微データの発見・分類・秘匿は Sensitive Data Protection(SDP、旧 Cloud DLP)で行います。PII(個人を特定できる情報)や PHI(保護対象の医療情報)の 発見(infoType でクレジットカード番号やメール等を検出)、秘匿(マスキング/削除)、仮名化(pseudonymization・トークン化)、形式保持暗号化(FPE・元の桁数/形式を保ったまま暗号化)を使い分けます。データサービス(BigQueryCloud StorageCloud SQL)へのアクセスは IAM+VPC Service Controls で制限します。「機微データの発見・マスキング=Sensitive Data Protection」「元の形式を保って暗号化=形式保持暗号化(FPE)」を結びます。

3.1.2シークレットとメタデータの保護

API キーやパスワード等の シークレットSecret Manager に保存し、IAM で参照を最小化、バージョン管理とローテーションをします(コードや環境変数にベタ書きしない)。コンピュートの インスタンスメタデータ は機微情報の露出元になり得るため、不要な レガシーメタデータ エンドポイントを無効化し、サービスアカウントのスコープを絞ります。「秘密情報の安全な保管=Secret Manager」「メタデータ経由の漏えい防止=レガシーメタデータ無効化」を押さえます。

試験ポイント

要件 → 手段」が頻出。例:「データから PII を自動検出してマスキング」=Sensitive Data Protection、「元の桁数/形式を保ったまま暗号化」=形式保持暗号化(FPE)、「解析用に再識別不能なトークンに置換」=仮名化(トークン化)、「API キー/パスワードを安全に保管」=Secret Manager、「メタデータ経由の漏えいを防止」=レガシーメタデータの無効化。

注意

混同に注意:
Sensitive Data Protection(機微データの発見/秘匿)と Secret Manager(シークレット保管)は対象が別。
仮名化(トークン化・可逆/不可逆)と単純マスキング(不可逆な隠蔽)を要件で使い分ける。
シークレットをコード/環境変数にベタ書きしない=Secret Manager を使う。

Sensitive Data Protection の PII 発見/秘匿/仮名化/形式保持暗号化、データサービス(BigQuery/Cloud Storage/Cloud SQL)の制限、Secret Manager とインスタンスメタデータ保護を示す図。
見つけて秘匿する

3.1.3この節のまとめ

  • 機微データの発見/秘匿/仮名化/FPE=Sensitive Data Protection、データサービスは IAM+VPC Service Controls で制限
  • シークレット=Secret Manager(ベタ書きしない・ローテーション)
  • インスタンスメタデータの露出を抑制=レガシーメタデータ無効化・SA スコープ縮小

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 大量のテーブルやファイルから、クレジットカード番号やメールなどの PII を自動検出してマスキングしたい。最適なのはどれですか?

Q2. 元の桁数や形式(例:クレジットカードの 16 桁)を保ったままデータを暗号化し、後続処理の互換性を保ちたい。最適なのはどれですか?

Q3. アプリの API キーやデータベースのパスワードを、コードに埋め込まず安全に保管・参照・ローテーションしたい。最適なのはどれですか?

Q4. 解析チームに、個人を再識別できない形でデータを共有したい。各値を一貫したトークンに置換する手法はどれですか?

Q5. コンピュートインスタンスのメタデータ経由での情報露出を抑えたい。最も適切な対策はどれですか?

理解度を確認第3章「データ保護」の問題を解く