第6章 · 自動化とプログラマビリティ·v1.0.0·更新 2026/7/17·読了目安 約16分
変更要約: 初版
6.3REST APIとデータ形式
この節の要点
コントローラや機器を自動化から操作する土台となるREST APIの性質(ステートレス・HTTP上で動く)、CRUD操作とHTTPメソッド(POST/GET/PUT/DELETE)の対応、成否を示すHTTPステータスコード(200/201/4xx/5xx)、そしてデータ交換の主役JSON({}オブジェクト・[]配列・キーと値・データ型)の読み取りを、実務の観点から学びます。
前の節のコントローラを「スクリプトから操作する」その入口がREST APIです。REST APIは私たちが普段ブラウザで使っているHTTPの仕組みをそのまま流用し、機器の状態を「取得(GET)」「作成(POST)」「更新(PUT)」「削除(DELETE)」します。そしてやり取りされるデータの大半はJSONという軽量な形式です。この節では、REST APIの基本的な作法と、返ってきたJSONを正しく読み取る力を、CLIの代わりにAPIで運用する実務の視点から身につけます。
6.3.1REST APIの性質とCRUD/HTTPメソッド
- REST API=HTTP上でリソース(機器・設定・状態)をURLで指し示し、HTTPメソッドで操作するAPIスタイル。ステートレス=サーバはリクエスト間でクライアントのセッション状態を保持せず、各リクエストが自己完結して必要情報(認証トークン等)を都度含む。
- CRUD(Create/Read/Update/Delete)はHTTPメソッドに対応する=作成=POST/取得=GET/更新=PUT(部分更新はPATCH)/削除=DELETE。例:
GET /api/v1/interfacesは全インタフェースの状態取得、POST /api/v1/vlansは新規VLAN作成。 - リクエストにはヘッダ(
Content-Type: application/json・認証トークン等)と、作成/更新時はボディ(JSON等のペイロード)を付ける。GETは通常ボディを持たずURLで対象を指定する。

