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第6章 · 自動化とプログラマビリティ·v1.0.0·更新 2026/7/17·読了目安 約16分

変更要約: 初版

6.2SDNアーキテクチャとファブリック

この節の要点

物理的な下地のアンダーレイと論理的なオーバーレイ、その両者を束ねるファブリック、Ciscoのキャンパス向け自動化SD-Access、コントローラとアプリをつなぐノースバウンドAPI(N-S)とコントローラ間をつなぐイーストウェストAPI(E-W)、そして自動化と保証を担うクラウド管理ダッシュボードCisco Catalyst Center(旧DNA Center)を学びます。

前の節で学んだコントローラベースの考え方を、CiscoはSDN(Software-Defined Networking)として体系化しています。SDNの肝は、物理配線という「下地」の上に、ポリシーや仮想ネットワークという「論理的な層」を重ねて分離することです。この節では、その二層(アンダーレイとオーバーレイ)とそれらを束ねるファブリックの関係、コントローラが上位のアプリや隣のコントローラとどんなAPIで会話するか、そしてCiscoの実装であるSD-AccessとCatalyst Centerが何を担うかを、用語の混同を避けながら整理します。

6.2.1アンダーレイ・オーバーレイ・ファブリック

  • アンダーレイ=スイッチ/ルータと配線からなる物理的な下地のネットワーク。ファブリックの各ノード間にIP到達性を提供する土台で、通常はシンプルなルーテッドIP網として組む。
  • オーバーレイ=アンダーレイの上にトンネル(例:VXLAN)で構築する論理ネットワーク。物理配線を変えずに仮想的なセグメントやポリシーを重ねられ、ユーザトラフィックはこの論理層を流れる。
  • ファブリック=アンダーレイとオーバーレイを合わせた1つの管理対象としての全体。コントローラはファブリック全体を単一システムとして扱い、ノード群にポリシーを配布する。

6.2.2SD-Access(Ciscoキャンパスファブリック)

  • SD-Access=Ciscoのキャンパス/アクセス網向けSDNソリューション。アンダーレイの上にVXLANのオーバーレイを構築し、ユーザやデバイスをグループ単位のポリシーで制御する。ネットワークをCisco Catalyst Centerから自動化・監視する。
  • ポリシーをIPアドレスやVLANではなくグループで表現するため、ユーザがどのポートに接続しても同じアクセス制御が追随する。これによりアクセス網のセグメンテーションが物理構成から切り離される。

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