変更要約: AZ-140 第1章を新規作成(ドメイン1前半: ネットワーク要件評価/リバース接続/RDP Shortpath・Multipath/QoS(DSCP)、Azure Private Link for AVD(プライベートエンドポイント/プライベート DNS ゾーン)/接続トラブルシュート(DNS/UDR/FW/Azure Monitor)、ユーザーデータストレージ(FSLogix プロファイル/Azure Files Premium SMB/Azure NetApp Files/AD DS・Entra Domain Services 認証/IOPS・ログオンストーム/同一リージョン))。
1.3ユーザーデータのストレージ
Azure Virtual Desktop のユーザーデータ用ストレージの計画、FSLogix コンポーネント用ストレージ、ストレージアカウントとファイル共有、Azure NetApp Files の実装を理解します。
AVD のプール型ホストでは、ユーザーは毎回違う VM にログインします。ユーザーのプロファイル(設定・データ)を保つには、FSLogix のプロファイルを共有ストレージに置きます。本節はその置き場所の設計です。
1.3.1Azure Files と Azure NetApp Files
FSLogix プロファイル(VHD/VHDX)の置き場所は主に 2 つです=Azure Files(SMB ファイル共有・Premium で SSD 性能・AD DS / Microsoft Entra Domain Services での認証が必要)と Azure NetApp Files(高性能・低遅延・大規模向けのマネージド NFS/SMB)。アーキテクトは「中小規模・コスト重視」なら Azure Files Premium、「大規模・高 IOPS/低遅延が必須」なら Azure NetApp Files を選びます。ストレージはセッションホストと同じリージョンに置き遅延を抑えます。
1.3.2ストレージ設計の考慮
プロファイルは IOPS とサイズ がボトルネックになりやすく、ユーザー数×プロファイルサイズで容量を、同時ログオン(ログオンストーム)で必要 IOPS を見積もります。冗長性(LRS/ZRS)、バックアップ、そして認証(FSLogix の共有は AD ベースの認証が前提でクラウド専用 Entra ID のみでは不可な構成に注意)を設計します。「プロファイル共有の認証」は AD DS か Entra Domain Services、という点が頻出です。
決め手:「中小規模・コスト重視の FSLogix 共有」=Azure Files Premium(SMB・AD DS/Entra Domain Services 認証)。「大規模・高 IOPS/低遅延が必須」=Azure NetApp Files。ストレージはセッションホストと同一リージョン。プロファイル共有の認証は AD ベース。
混同に注意:
①Azure Files(汎用 SMB・コスト効率)と Azure NetApp Files(高性能・大規模)を取り違えない。
②FSLogix 共有は AD ベース認証が前提=クラウド専用 Entra ID のみでは構成上の制約がある。
③ストレージをセッションホストと別リージョンに置くと遅延が増える。
1.3.3この節のまとめ
- FSLogix プロファイルの置き場所=Azure Files Premium(中小・コスト)か Azure NetApp Files(大規模・高 IOPS/低遅延)
- 容量はユーザー数×プロファイルサイズ、IOPS はログオンストームで見積もる。同一リージョンに置く
- プロファイル共有の認証は AD DS / Entra Domain Services(AD ベース)
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 大規模な AVD 環境で、FSLogix プロファイルに高い IOPS と低遅延が必須。最適なストレージはどれですか?
Q2. 中小規模で、コスト効率よく FSLogix プロファイルを SMB 共有に置きたい。最適なのはどれですか?
Q3. FSLogix プロファイル共有の認証に使えるものとして正しいのはどれですか?
Q4. FSLogix プロファイル用ストレージの IOPS 要件を見積もる際、最も影響するのはどれですか?
Q5. FSLogix プロファイルのストレージを配置するリージョンとして最も適切なのはどれですか?

