変更要約: AZ-140 第1章を新規作成(ドメイン1前半: ネットワーク要件評価/リバース接続/RDP Shortpath・Multipath/QoS(DSCP)、Azure Private Link for AVD(プライベートエンドポイント/プライベート DNS ゾーン)/接続トラブルシュート(DNS/UDR/FW/Azure Monitor)、ユーザーデータストレージ(FSLogix プロファイル/Azure Files Premium SMB/Azure NetApp Files/AD DS・Entra Domain Services 認証/IOPS・ログオンストーム/同一リージョン))。
1.1ネットワーク要件と RDP Shortpath
Azure Virtual Desktop のネットワーク容量/速度要件の評価、セッションホストのネットワーク構成設計、RDP Shortpath・RDP Multipath・QoS ポリシーを理解します。
Azure Virtual Desktop(AVD) は、セッションホスト(クラウド上の Windows VM)の画面をリモートに配信します。ユーザー体験はネットワークの遅延と帯域に直結するため、設計の出発点はネットワーク要件の評価です。
1.1.1容量・速度要件の評価
ワークロード(軽作業/標準/重作業)とユーザー数から、必要な帯域と許容できる遅延(ラウンドトリップ時間 RTT)を見積もります。AVD は リバース接続トランスポート を使い、セッションホストに受信ポートを開けずに接続させます(送信 443 のみ)。アーキテクトはユーザーに近い Azure リージョン を選び、ExpressRoute/VPN や Azure バックボーンで遅延を抑えます。
1.1.2RDP Shortpath・Multipath と QoS
RDP Shortpath は、リバース接続(TCP リレー)の代わりに、クライアントとセッションホスト間で直接の UDP 経路を確立し、遅延とジッターを下げます(マネージドネットワーク向けとパブリックネットワーク向けがある)。RDP Multipath は複数の経路で接続の信頼性/性能を高めます。さらに QoS(Quality of Service)ポリシー で RDP の UDP トラフィックに優先度(DSCP マーキング)を付け、混雑時もリアルタイム性を確保します。「遅延/ジッターを改善したい」=RDP Shortpath(直接 UDP)+QoS が定石です。
決め手:「遅延/ジッターを下げる直接 UDP 経路」=RDP Shortpath。「混雑時も RDP を優先」=QoS ポリシー(DSCP)。「セッションホストに受信ポート不要」=リバース接続(送信 443)。リージョンはユーザーに近く選ぶ。
混同に注意:
①RDP Shortpath(直接 UDP・性能)と Private Link(プライベート接続・次節)は目的が違う。
②AVD はリバース接続のため受信ポートを開けない=NSG で受信 RDP を許可する設計は不要。
③QoS は優先度付けで帯域そのものを増やすわけではない。
1.1.3この節のまとめ
- ワークロードとユーザー数から帯域/遅延(RTT)を見積もり、ユーザーに近いリージョンを選ぶ
- RDP Shortpath=直接 UDP で遅延/ジッター改善、RDP Multipath=信頼性、QoS=RDP を優先(DSCP)
- AVD はリバース接続(送信 443)=セッションホストに受信ポート不要
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. AVD ユーザーの遅延とジッターを下げ、リアルタイム性を改善したい。クライアントとセッションホスト間で直接の UDP 経路を使う機能はどれですか?
Q2. ネットワーク混雑時にも RDP の UDP トラフィックを優先的に扱いたい。最適なのはどれですか?
Q3. AVD のセッションホストに受信ポート(RDP 3389)を開ける必要があるかについて正しいのはどれですか?
Q4. AVD のネットワーク設計で、ユーザー体験の遅延を最小化するために最も適切なのはどれですか?
Q5. RDP Shortpath と QoS の関係として正しいのはどれですか?

