変更要約: AZ-120 第5章を新規作成し参考書を完結(ドメイン4後半: 監視(Azure Monitor VM Insights・Azure Network Watcher・Azure Monitor for SAP solutions AMS で SAP HANA/NetWeaver 内部メトリクス統合)、バックアップ管理(Azure Backup・Recovery Services vault・Azure Backup for SAP HANA DB 整合・インスタント復元・リストア検証)、SAP 運用(Azure Center for SAP solutions の仮想インスタンス VIS・start/stop・SAP LaMa コネクタ for Azure))。
5.1監視(Azure Monitor と AMS)
Azure Monitor で VM/HA/ストレージ/ネットワークを監視、Azure Network Watcher でネットワーク監視、Azure Monitor for SAP solutions で SAP 固有メトリクスを統合監視する方法を理解します。
SAP の安定運用には、インフラ(VM/ストレージ/ネットワーク)と SAP アプリ層の内部状態 の両方を可視化する監視が必要です。
5.1.1インフラとネットワークの監視
Azure Monitor は VM の VM Insights、ストレージ、可用性(HA)、ネットワークのメトリクス/ログを集約し、アラートと可視化を提供します。ネットワークは Azure Network Watcher(Connection Monitor・パケットキャプチャ・VNet フローログ)で経路/遅延/到達性を診断します。NSG フローログ は 2025 年 6 月 30 日以降 新規作成できず、2027 年 9 月 30 日に廃止されるため VNet フローログへ移行します。これらは Azure リソースの観点での監視で、SAP アプリの内部までは見ません。
5.1.2SAP 固有監視(AMS)
Azure Monitor for SAP solutions(AMS) は、SAP HANA・NetWeaver・OS・高可用性クラスタ などの SAP 固有の内部メトリクス(プロバイダー経由)を Azure Monitor のワークスペースに取り込み、一元的に可視化/アラートする専用ソリューションです。汎用の Azure Monitor(インフラ)では見えない SAP 層の健全性を捉えられる点が重要で、「SAP の内部メトリクスまで含めて統合監視」=AMS、「Azure リソースのメトリクス」=Azure Monitor、と区別します。
決め手:「Azure リソース(VM/ストレージ/HA)のメトリクス/アラート」=Azure Monitor(VM Insights)。「ネットワーク経路/遅延/到達性の診断」=Network Watcher。「SAP HANA/NetWeaver の内部メトリクスまで統合監視」=Azure Monitor for SAP solutions(AMS)。
混同に注意:
①汎用 Azure Monitor(インフラ)は SAP アプリの内部状態を見ない=SAP 層は AMS が要る。
②AMS はプロバイダー構成が前提。
③Network Watcher(診断)と Azure Advisor(推奨)を取り違えない。
④監視はアラート設定まで含めて初めて運用に効く。
5.1.3この節のまとめ
- Azure Monitor(VM Insights)で VM/HA/ストレージ/ネットワークのメトリクス/アラート
- Network Watcher でネットワーク経路/遅延/到達性を診断
- Azure Monitor for SAP solutions(AMS)で SAP HANA/NetWeaver の内部メトリクスを統合監視
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. SAP HANA と NetWeaver の内部メトリクスまで含めて、SAP 層を統合的に監視/アラートしたい。最適なのはどれですか?
Q2. SAP VM とストレージ、可用性の Azure リソースメトリクスを集約し、アラートを設定したい。最適なのはどれですか?
Q3. SAP アプリ↔DB のネットワーク経路と到達性、遅延を診断したい。最適なのはどれですか?
Q4. 汎用 Azure Monitor と Azure Monitor for SAP solutions の違いとして正しいのはどれですか?
Q5. Azure Monitor for SAP solutions を使うための前提として正しいのはどれですか?

