変更要約: AZ-104 第2章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
2.2BLOB のアクセス層とライフサイクル
BLOB のアクセス層(ホット/クール/アーカイブ)によるコスト最適化と、ライフサイクル管理ポリシーによる自動階層化・自動削除を理解します。
データはアクセス頻度に応じて適切な層に置くことでコストを最適化できます。BLOB には ホット・クール・コールド・アーカイブ の4つのアクセス層があります。
2.2.1アクセス層
- ホット:頻繁にアクセスするデータ。保存コストは高いがアクセスコストは低い。
- クール:30日以上保持しアクセスが少ないデータ。保存は安いがアクセスは割高。
- アーカイブ:180日以上めったにアクセスしないデータ。最安だが読み出しに復元(リハイドレート)が必要で時間がかかる。
「めったに使わない長期保管=アーカイブ層」「古いデータを自動で冷たい層へ=ライフサイクル管理ポリシー」 は AZ-104 で頻出です。アーカイブは即時読み出し不可な点に注意。
BLOB のコストは「アクセス頻度に合った層に置く」ことで最適化します。ホット=頻繁アクセス(保存高・アクセス低コスト)、クール=30日以上・低頻度(保存低・アクセス高コスト)、コールド=さらに低頻度(90日以上)、アーカイブ=180日以上めったに使わない(最安だがオフラインで、読むには「リハイドレート(復元)」が必要・数時間)。アクセス層は ブロック BLOB(汎用 v2)で使え、アカウント既定層も設定できます。ライフサイクル管理ポリシー は「最終更新/最終アクセスから N 日でクール→M 日でアーカイブ→L 日で削除」といったルールを ルールエンジン で自動適用し、手作業なくコストを下げます(フィルターで対象 BLOB を限定)。誤削除対策は 論理削除(soft delete) と バージョニング、不変要件は 不変ストレージ(WORM)。判断軸は「頻繁=ホット」「たまに(30日+)=クール」「めったに(180日+)=アーカイブ」「自動階層化/削除=ライフサイクルポリシー」。アーカイブは即時読み出し不可な点が頻出のひっかけです。
| アクセス頻度 | 層 | 特徴 |
|---|---|---|
| 頻繁 | ホット | 保存高・アクセス低 |
| 低頻度(30日+) | クール | 保存低・アクセス高 |
| まれ(180日+) | アーカイブ | 最安・要リハイドレート(遅い) |
| 自動で階層化/削除 | ライフサイクルポリシー | 経過日数でルール適用 |
シナリオ:監査ログを1年保管。最初の30日はよく見るが以後ほぼ参照せず、1年後に削除したい。 ライフサイクル管理ポリシーで「30日でクール→90日でアーカイブ→365日で削除」を定義。コンプラ要件で改変禁止なら 不変ストレージ(WORM)、誤削除対策に 論理削除+バージョニング。即時参照が必要な期間はアーカイブに入れない(リハイドレートが遅いため)。
Q. 頻繁アクセスは? ホット。Q. 30日+で低頻度? クール。Q. 180日+でめったに? アーカイブ(最安・要リハイドレート)。Q. 自動で階層化/削除? ライフサイクル管理ポリシー。Q. 誤削除対策は? 論理削除+バージョニング。Q. 改変禁止は? 不変ストレージ(WORM)。
混同に注意:
①アーカイブは即時読み出し不可——リハイドレート(数時間)が要る。即時アクセスが要るデータを入れない。
②クール/アーカイブは保存が安い反面アクセス/早期削除にペナルティ(最小保持日数)。
③ライフサイクルは「最終更新」基準が既定(最終アクセス基準は別途有効化)。
④論理削除を有効にしないと削除 BLOB は復元できない。
ライフサイクル管理ポリシーで「最終更新から N 日でクールへ、M 日でアーカイブへ、L 日で削除」といったルールを定義すると、手作業なしでコストを下げられます。
2.2.2この節のまとめ
- アクセス頻度でホット/クール/アーカイブを選びコスト最適化
- ライフサイクル管理ポリシーで自動階層化・自動削除
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 180日以上めったにアクセスせず、コストを最小化したいデータに適した BLOB のアクセス層はどれですか?
Q2. 古くなった BLOB を自動でクールやアーカイブへ移動させたい。何を使いますか?
Q3. 頻繁にアクセスされる Web サイトの画像を保存するのに最も適した層はどれですか?

