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第2章 · 実装と統合·v1.0.0·更新 2026/6/22·読了目安 約11分

変更要約: 初版: ドメイン2(実装と統合)の5節を作成

2.2モデルデプロイ戦略

この節の要点

アプリ要件に合わせた FM デプロイを学びます。Lambda のオンデマンド呼び出し、Bedrock プロビジョンドスループットSageMaker エンドポイント、コンテナ(GPU/メモリ/トークン処理)、モデルカスケード を扱います。

FM のデプロイは、従来の ML 推論とは異なる課題(巨大モデル・GPU・トークン処理・コールドスタート)があります。トラフィック特性とレイテンシ要件で方式を選びます。

2.2.1デプロイ方式の選択

  • Lambda オンデマンド呼び出し:散発的/バースト的トラフィックに。Bedrock をオンデマンドで呼び、サーバーレスで弾力的。
  • Bedrock プロビジョンドスループット:安定した高スループットや厳しいレイテンシ SLA に。容量を予約する。
  • SageMaker エンドポイント:自前/カスタムモデルやハイブリッド構成のホスティングに。リアルタイム/非同期/バッチ。
  • モデルカスケード:簡単な問い合わせは小型/安価モデル、難しいものだけ大型モデルへ。コストと品質を両立。
試験ポイント

「散発トラフィック=Lambda オンデマンド」「安定高スループット/レイテンシ SLA=プロビジョンドスループット」「カスタムモデルのホスティング=SageMaker エンドポイント」「簡単な問い合わせは小型モデルで安く=モデルカスケード」 は頻出です。

デプロイは「呼ぶ FM の種類」と「トラフィック特性」で決めます。Bedrock のマネージド FM はオンデマンド(弾力・従量)か プロビジョンドスループット(容量予約・安定レイテンシ)で呼び、アプリは LambdaECS/Fargate から API Gateway 越しに公開します。自前/オープンウェイトのモデルや特殊ランタイムは SageMaker エンドポイントリアルタイム/非同期/バッチ変換)でホストし、コンテナは GPU 利用率・メモリ・トークン処理容量に合わせて設計、モデルロード戦略でコールドスタートを抑えます。コスト最適化では モデルカスケード(ルーティングで簡単な問い合わせを小型モデルへ)や、タスク特化の小型事前学習モデルの活用が効きます。「巨大な単一モデルを常時フル稼働」ではなく、トラフィックに応じて弾力化+難易度でモデルを段階化するのがプロの定石です。

トラフィック/要件選ぶもの理由
散発/バーストLambda オンデマンド弾力的・従量
安定高スループットプロビジョンドスループット容量予約でレイテンシ安定
カスタム/自前モデルSageMaker エンドポイントリアルタイム/非同期/バッチ
コストと品質の両立モデルカスケード難易度でモデル段階化
注意

ひっかけ: 「すべてのトラフィックを常にプロビジョンドスループットで賄うのが最善」は誤りです。散発トラフィックではオンデマンドが安価で、安定高負荷のみ予約が有効。要件に合わせて使い分けます。

Lambdaオンデマンド・プロビジョンド・SageMaker・モデルカスケードの図。
トラフィックと要件で選ぶ

2.2.2この節のまとめ

  • 散発=Lambda オンデマンド/安定高負荷=プロビジョンドスループット/カスタム=SageMaker
  • コスト最適=モデルカスケード(難易度でモデル段階化)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 社内ツールから散発的に発生する Bedrock 推論リクエストを、サーバー管理なしで弾力的に処理したい。最適なのは?

Q2. 高トラフィックの本番アプリで、厳しいレイテンシ SLA を満たす安定したスループットを Bedrock で確保したい。最適なのは?

Q3. 問い合わせの多くは単純だが一部だけ高度な推論が必要。コストを抑えつつ品質を保つデプロイ戦略は?

理解度を確認第2章「実装と統合」の問題を解く