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第5章 · ネットワーキングとコンテンツ配信·v2.0.0·更新 2026/6/5·読了目安 約8分

変更要約: SOA-C02 第5章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

5.3CloudFront と負荷分散の運用

この節の要点

CloudFront のエッジキャッシュ(TTL・無効化)、ELB の種類(ALB/NLB)とヘルスチェック、運用での使い分けを理解します。

コンテンツ配信を速く・安くし、トラフィックを安定して分散するのが運用の腕の見せ所です。CloudFront(CDN)と ELB(負荷分散)を使います。

5.3.1CloudFront と ELB

グローバルなユーザー→CloudFront エッジ(ユーザー近傍でキャッシュ・TTL/無効化)→オリジン(S3/ALB)という流れを示し、エッジでキャッシュして遅延とオリジン負荷を下げ、無効化で最新コンテンツを強制する旨を表した図。
CloudFront のコンテンツ配信
  • CloudFront:エッジでキャッシュし遅延とオリジン負荷を削減TTLで保持時間を制御、無効化で最新を強制する。
  • ALB(L7・HTTP のパス/ホストルーティング)と NLB(L4・超低遅延/高スループット)を使い分ける。
  • ヘルスチェックで異常なターゲットを外し、健全なものだけに分散する。
試験ポイント

「古いコンテンツが配信される=TTL や無効化を確認」「HTTP のパスベースルーティング=ALB」「超低遅延/固定 IP/TCP=NLB」「静的コンテンツの高速配信=CloudFront+S3」 は SOA で頻出です。

CloudFront はエッジでキャッシュして遅延とオリジン負荷を下げる CDN です。鮮度は TTLキャッシュポリシーで制御)で決まり、デプロイ後に古い内容が出るときは 無効化(invalidation) で強制更新するか、ファイル名にバージョンを付けて確実に切り替えます(無効化は無料枠超過で課金、バージョニング推奨)。オリジンが S3 のときは OAC(Origin Access Control) でバケットを非公開のまま CloudFront 経由のみ許可します。エッジでの軽量処理には CloudFront Functions、複雑な処理には Lambda@Edge を使います。負荷分散では、HTTP の パス/ホストベースルーティングや WebSocket・認証が要るなら L7 の ALB超低遅延・固定 IP・TCP/UDP(や PrivateLink 提供)なら L4 の NLB を選びます。どちらも ヘルスチェックで異常ターゲットを外し、ターゲットグループ単位で分散します。ALB は X-Forwarded-For でクライアント IP を伝え、スティッキーセッション(Cookie)でセッション維持も可能です。静的配信は CloudFront+S3、動的は ALB をオリジンにする構成が定番です。

要件使うもの
静的コンテンツの高速配信CloudFront + S3(OAC)
デプロイ後の古い内容無効化 / ファイル名バージョニング
HTTP パス/ホストルーティングALB(L7)
超低遅延・固定 IP・TCP/UDPNLB(L4)

シナリオ:静的サイトを速く配信し、更新が即反映されない。 CloudFront+S3(OAC でバケット非公開)で配信。デプロイ後に古い内容が出るのは TTL が効いているため——ファイル名にハッシュを付けて確実に切り替え、緊急時のみ 無効化。動的 API は ALB をオリジンにし、パスで /api/* をルーティングします。

補足

Q. 古いコンテンツが出る。 TTL/無効化を確認(推奨はファイル名バージョニング)。Q. HTTP パスでルーティング? ALB(L7)。Q. 超低遅延・固定 IP・TCP? NLB(L4)。Q. S3 を非公開のまま配信? OAC。Q. エッジで軽い処理? CloudFront Functions(重い処理は Lambda@Edge)。

注意

混同に注意:
①古いコンテンツの主因は TTL——無効化は応急処置で、恒久策はファイル名バージョニング
ALB=L7(HTTP ルーティング)/NLB=L4(固定 IP・超低遅延)を取り違えない。
③S3 オリジンは OAC で保護(旧 OAI は非推奨)。
④CloudFront 用 ACM 証明書は us-east-1 で発行する必要がある。

コツ

デプロイ後に古いコンテンツが見える場合は、CloudFront の無効化(invalidation)を作成するか、ファイル名にバージョンを付ける運用にします。

5.3.2この節のまとめ

  • CloudFront=エッジキャッシュ(TTL/無効化)/ALB(L7)・NLB(L4)
  • 古いコンテンツは無効化で対処

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. デプロイ後も CloudFront が古いコンテンツを返す。最も適切な対処はどれですか?

Q2. HTTP リクエストを URL パスに基づいてルーティングしたい。どのロードバランサーを使いますか?

Q3. 超低遅延で固定 IP が必要な TCP トラフィックを分散したい。どのロードバランサーを使いますか?

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