Instiq
第5章 · ネットワーキングとコンテンツ配信·v2.0.0·更新 2026/6/5·読了目安 約9分

変更要約: SOA-C02 第5章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

5.1VPC ネットワーキングの運用

この節の要点

VPC の公開/非公開サブネット、IGW と NAT ゲートウェイ、セキュリティグループと NACL の違い、VPC エンドポイント、VPC フローログによるトラブルシュートを理解します。SOA-C02 の「ネットワーキングとコンテンツ配信」の出発点です。

ネットワークの疎通トラブルは運用で頻出です。VPC のサブネット・ルーティング・セキュリティグループ/NACL の違いを正しく理解することが切り分けの鍵です。

5.1.1接続と制御

VPC 内の公開サブネット(IGW で受信/送信)、非公開サブネット(NAT GW でアウトバウンドのみ)、SG と NACL の違い(SG=インスタンス/ステートフル、NACL=サブネット/ステートレス)を示し、VPC エンドポイントでAWS サービスへプライベート接続、フローログで通信を捕捉してトラブルシュートする旨を添えた図。
VPC の接続と制御
  • IGW:公開サブネットのインターネット接続。NAT ゲートウェイ:非公開サブネットのアウトバウンドのみ
  • セキュリティグループインスタンス(ENI)/ステートフル/許可のみNACLサブネット/ステートレス/許可・拒否
  • VPC エンドポイント:インターネットを経由せず S3 等の AWS サービスへプライベート接続。
  • VPC フローログ:許可/拒否された通信を記録し、疎通トラブルの切り分けに使う。
試験ポイント

「疎通しない原因の切り分け=SG/NACL/ルートテーブル/フローログを確認」「NACL はステートレスなので戻り通信も明示許可が必要」「プライベートにAWS サービス=VPC エンドポイント」 は SOA で頻出です。

ネットワーク疎通のトラブルシュートは「経路を上流から下流へ順に確認」が定石です。確認順は
ルートテーブル(宛先への経路があるか・公開サブネットは IGW、非公開は NAT ゲートウェイ 経由)→
NACL(サブネット境界・ステートレスなので戻り通信も明示許可が必要・番号順評価)→
セキュリティグループ(ENI 単位・ステートフルで戻り通信は自動許可・許可ルールのみ)。SG は「許可のみ」、NACL は「許可+拒否」で、特定 IP のブロックは NACL の役割です。AWS サービスへインターネットを経由せず接続するには VPC エンドポイント(S3/DynamoDB 向けの ゲートウェイ型=ルートテーブルに追加、その他の インターフェイス型=PrivateLink/ENI)を使います。疎通の事実確認には VPC フローログ(ACCEPT/REJECT を記録)、到達性の論理検証には Reachability Analyzer が有効です。NAT ゲートウェイはマネージドで AZ 単位(冗長化は各 AZ に配置)、自前運用の NAT インスタンスより推奨されます。

観点セキュリティグループNACL
適用範囲インスタンス(ENI)サブネット
状態ステートフルステートレス
ルール許可のみ許可+拒否
特定 IP のブロック不可可能

シナリオ:Web サーバーに接続できない。 上流から確認:ルートテーブル(IGW/NAT への経路)→NACL(インバウンドとアウトバウンド=戻りポートの両方を許可しているか)→セキュリティグループ(該当ポートの許可)。事実は VPC フローログの REJECT で裏取りし、論理経路は Reachability Analyzer で確認。攻撃元 IP の遮断は NACL の Deny で行います。

補足

Q. 戻り通信も許可が要るのは? NACL(ステートレス)。SG はステートフルで自動許可。Q. 特定 IP をブロックするには? NACL の Deny(SG は許可のみ)。Q. 非公開サブネットの外向き通信は? NAT ゲートウェイ。Q. S3 へプライベート接続? ゲートウェイ型 VPC エンドポイント。Q. 疎通の事実確認? フローログ。

注意

混同に注意:
NACL はステートレス——戻り通信(エフェメラルポート)も明示許可が必要(SG は自動)。
②SG は許可のみで拒否ルールを書けない——ブロックは NACL。
③ゲートウェイ型エンドポイント(S3/DynamoDB)はルートテーブルに追加が必要、忘れると到達不可。
④NAT ゲートウェイは AZ 障害に備え各 AZ に置く。

補足

セキュリティグループはステートフルなので戻り通信を自動許可します。NACL はステートレスなので、インバウンドとアウトバウンドの両方を許可する必要があります。

5.1.2この節のまとめ

  • SG(インスタンス/ステートフル)/NACL(サブネット/ステートレス) を切り分けで確認
  • 疎通調査はフローログ、AWS へプライベートはVPC エンドポイント

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. インスタンスへの通信が届かない原因を切り分けたい。確認すべきものの組み合わせとして最も適切なのはどれですか?

Q2. NACL に関する正しい記述はどれですか?

Q3. 非公開サブネットの EC2 がインターネットへ更新を取りに行く(アウトバウンドのみ)には何が必要ですか?

理解度を確認第5章「ネットワーキングとコンテンツ配信」の問題を解く

学習の記録を残しませんか

参考書はすべて無料で読めます。無料登録すると、問題集での演習・既読と進捗の記録・間違えた問題の復習・ハイライトが使えます。