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第4章 · 情報セキュリティ対策·v1.0.0·更新 2026/7/9·読了目安 約16分

変更要約: 初版

4.4ゼロトラストと新しい防御

この節の要点

「境界の内側は信頼できる」という前提を捨てるゼロトラストアーキテクチャ(すべてを検証・マイクロセグメンテーション)、攻撃者の動向を収集・分析する脅威インテリジェンスOSINT)、証拠保全と完全性を重視するデジタルフォレンジックスIoTセキュリティ制御システム(OT)セキュリティ、そしてセキュアブートTPMSEDによるハードウェアレベルの防御を学びます。

これまでの節で見た「境界を守り、多層で防御する」という発想は、社内ネットワークの内側は基本的に信頼できるという前提の上に成り立っていました。しかしクラウド利用・リモートワーク・内部不正の増加により、この前提自体が崩れています。この節では、境界防御からゼロトラストへの移行を、どのような動機と設計判断で行うかという視点で新しい防御の考え方を学びます。

4.4.1ゼロトラストアーキテクチャ

  • ゼロトラストアーキテクチャ=「社内ネットワークの内側だから信頼する」という境界防御の前提を捨て、社内・社外を問わずすべてのアクセスを都度検証する設計思想。利用者の認証・端末の健全性・アクセス先の機密度などをアクセスのたびに評価し、最小権限でのみ許可する。
  • マイクロセグメンテーション=ネットワークを細かい単位(ワークロード単位等)に分割し、セグメント間の通信を都度検証・制限する技術。境界防御の「一度内側に入れば内部を自由に横展開できる」弱点に対し、内部でも侵害が水平展開しないように封じ込める。
試験ポイント

「ゼロトラスト=境界内も信頼せず都度検証」「マイクロセグメンテーション=内部の水平展開(ラテラルムーブメント)を封じ込める」が最頻出です。「ゼロトラストは境界防御(ファイアウォール等)を完全に不要にする」という誤解に注意——既存の対策を置き換えるのではなく、検証の粒度と範囲を拡張する発想です。

4.4.2脅威インテリジェンスとデジタルフォレンジックス

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