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第4章 · ワークロード ID とアプリ統合·v1.0.0·更新 2026/6/29·読了目安 約14分

変更要約: SC-300 第4章を新規作成(ドメイン3: ワークロード ID 選択/マネージド ID(システム/ユーザー割当)/サービスプリンシパル/gMSA、エンタープライズアプリ(SSO/Application Proxy/app role 割当/同意ポリシー/管理者同意ワークフロー)、アプリ登録(リダイレクト URI/シークレット・証明書・フェデレーション資格情報/委任・アプリケーション権限/app roles)、Defender for Cloud Apps(cloud discovery/Cloud app catalog/OAuth アプリポリシー/CA アプリ制御/アクセス・セッションポリシー))。

4.2エンタープライズアプリの統合

この節の要点

エンタープライズアプリのアプリ/テナントレベル設定、SaaS アプリの SSO 統合、Microsoft Entra Application Proxy によるオンプレアプリ公開、ユーザー/グループ/app role の割当、ユーザーと管理者の同意(consent)管理を理解します。

エンタープライズアプリは、Entra に登録された SSO 対象のアプリ(ギャラリーの SaaS、カスタム、オンプレ公開)です。アクセス管理者は、シングルサインオンとアクセス割当、そして同意(consent)の統制を設計します。

4.2.1SSO 統合と Application Proxy

SaaS アプリ はギャラリーから追加し、SSO(SAML/OIDC)を構成して 1 度の認証で利用させます。アプリへのアクセスは ユーザー/グループ/app role の割当 で制御し、Conditional Access も適用します。Microsoft Entra Application Proxy は、オンプレの Web アプリを VPN なしで安全に外部公開し、Entra 認証+事前認証を前段に置く仕組みです(社内アプリのモダン化)。「レガシーなオンプレ Web アプリに Entra 認証を被せて公開」=Application Proxy です。

4.2.2同意(consent)の統制

アプリがユーザーのデータ(例:メール/プロファイル)にアクセスするには 同意(consent) が要ります。ユーザー同意 を無制限に許すと、悪意あるアプリへの 同意フィッシング のリスクがあるため、同意ポリシー で「検証済み発行元・低リスク権限のみユーザー同意可、それ以外は管理者同意」と制御します。要求された権限を管理者がまとめて承認する 管理者同意の要求(admin consent workflow) を有効にすると、ユーザーは申請、管理者が審査できます。「リスクの高い権限はユーザーに同意させない」が設計原則です。

試験ポイント

決め手:「オンプレ Web アプリを VPN なしで Entra 認証付き公開」=Application Proxy。「ギャラリー SaaS に SSO」=エンタープライズアプリ+SSO。「アプリへのアクセスを役割で制御」=app role/ユーザー・グループ割当。「危険な権限の同意を抑止」=同意ポリシー+管理者同意ワークフロー。

注意

混同に注意:
①Application Proxy(オンプレ Web アプリの公開)と Global Secure Access の Private Access(ZTNA・広いプロトコル)は近いが別機能(Private Access が発展形)。
②エンタープライズアプリ(既存アプリの利用/SSO)とアプリ登録(自社開発アプリの定義)は別(次節)。
③ユーザー同意の無制限許可は同意フィッシングの温床。

SaaS の SSO(SAML/OIDC)とアクセス割当(user/group/app role)、Application Proxy でオンプレ Web アプリを VPN レス公開、同意ポリシー+管理者同意ワークフローで同意フィッシングを抑止する図。
利用と同意を統制

4.2.3この節のまとめ

  • エンタープライズアプリ=SaaS/カスタム/オンプレ公開に SSO。アクセスは user/group/app role 割当+CA
  • Application Proxy=オンプレ Web アプリを VPN なしで Entra 認証付き公開
  • 同意ポリシー+管理者同意ワークフローで同意フィッシングを抑止(危険な権限はユーザー同意させない)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 社内のレガシーなオンプレ Web アプリを、VPN を使わず Entra 認証と事前認証を被せて外部公開したい。最適なのはどれですか?

Q2. 従業員が悪意あるアプリにメール読み取り権限を同意してしまう「同意フィッシング」を防ぎたい。最適なのはどれですか?

Q3. ギャラリーの SaaS アプリに、1 度の認証でアクセスできるシングルサインオンを構成したい。最適なのはどれですか?

Q4. 特定のエンタープライズアプリに、特定のユーザー/グループだけアクセスを許可し、役割(app role)で機能を分けたい。最適なのはどれですか?

Q5. エンタープライズアプリとアプリ登録の違いとして正しいのはどれですか?

理解度を確認第4章「ワークロード ID とアプリ統合」の問題を解く

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