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第3章 · ML ワークフローのデプロイとオーケストレーション·v2.1.0·更新 2026/6/14·読了目安 約9分

変更要約: in-scope サービス網羅: デプロイ/実行基盤/IaC(Lambda/ECS/EKS/ECR/API Gateway/Direct Connect/CloudFormation/CDK/CodeArtifact/CodeBuild/CodeDeploy/Service Catalog/SAR/X-Ray)を追加

3.2MLOps と SageMaker Pipelines

この節の要点

SageMaker Pipelines による ML ライフサイクルの自動化、Model Registry によるモデルのバージョン管理と承認、CI/CD 連携といった MLOps を理解します。

モデルを継続的に作り直し・デプロイするには、ML のライフサイクルを自動化(MLOps)します。AWS では SageMaker Pipelines が中心です。

3.2.1パイプラインとモデルレジストリ

Process(データ準備)→Train(学習)→Evaluate(メトリクスでゲート)→Register & deploy(Model Registry で登録・デプロイ)という SageMaker Pipelines の MLOps フローを示し、ML ライフサイクルを再現可能なパイプラインとして自動化し、モデルをレジストリでバージョン管理する旨を表した図。
SageMaker Pipelines の MLOps フロー
  • SageMaker Pipelines:データ準備→学習→評価→登録/デプロイを再現可能なパイプラインとして自動化する。
  • Model Registry:モデルをバージョン管理し、承認ステータス(承認/却下)で本番デプロイを統制する。
  • 評価ステップ:メトリクスがしきい値を満たした場合のみ登録/デプロイへ進める(品質ゲート)。
  • CodePipeline などの CI/CD と連携し、コミットを起点に再学習/デプロイを自動化できる。
試験ポイント

「ML ライフサイクルの自動化=SageMaker Pipelines」「モデルのバージョン管理と承認=Model Registry」「メトリクスで本番前にゲート=評価ステップ」 は MLA で頻出です。

MLOps は「ML ライフサイクルを再現可能・自動・統制された形で回す」プラクティスです。SageMaker Pipelines は処理→学習→評価→登録/デプロイを DAG として定義し、各ステップの入出力(データ・モデル・メトリクス)を Lineage(系統) で追跡します。評価ステップ+条件(ConditionStep) で「メトリクスがしきい値を満たした時だけ登録へ進む」品質ゲート を作れます。学習済みモデルは Model Registryモデルパッケージグループとしてバージョン登録し、承認ステータス(Approved/Rejected) で本番デプロイを統制——承認をトリガーに CodePipeline 等の CI/CD でデプロイを自動化します。実験管理は SageMaker Experiments、メタデータは ML Lineage Tracking、コード化テンプレートは Projects。再学習は EventBridge(スケジュール)や Model Monitor のドリフト検知(データ品質・モデル品質・特徴量寄与・バイアスのドリフト)をトリガーに自動化し、モデルの鮮度を保ちます。判断軸は「ライフサイクル自動化=Pipelines」「版/承認=Model Registry」「本番前ゲート=評価ステップ」。

やりたいこと使うもの
ライフサイクルの自動化SageMaker Pipelines
モデルの版管理・承認Model Registry
本番前の品質ゲート評価ステップ+条件
ドリフトで再学習トリガーModel Monitor + EventBridge

シナリオ:精度が基準未満のモデルは絶対に本番へ出さず、承認後に自動デプロイしたい。 SageMaker Pipelines で学習→評価ステップ+条件(例 F1≥0.85)を組み、満たした時だけ Model Registry に登録。担当者が Approved にすると CodePipeline がデプロイを自動実行。本番後は Model Monitor でドリフトを監視し、検知時に EventBridge で再学習を起動します。

補足

Q. ライフサイクル自動化? SageMaker Pipelines。Q. 版管理・承認は? Model Registry。Q. 本番前のゲート? 評価ステップ+条件。Q. ドリフト検知は? Model Monitor。Q. 再学習トリガー? EventBridge(スケジュール/イベント)。

注意

混同に注意:
Pipelines=自動化/Model Registry=版・承認——役割を取り違えない。
②品質ゲートが無いと不良モデルが本番に届く——評価ステップ+条件を必ず入れる。
③Model Monitor は「検知」であり自動修復はしない——再学習/ロールバックは別途設計。
④承認フローを省くとガバナンスが効かない。

コツ

再学習はスケジュール(EventBridge)やデータ/モデルのドリフト検知をトリガーに自動化すると、モデルの鮮度を保てます。

3.2.2この節のまとめ

  • SageMaker Pipelines(自動化)+Model Registry(版/承認)
  • 評価ステップで品質ゲート、CI/CD と連携

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. データ準備→学習→評価→デプロイの ML ライフサイクルを再現可能に自動化したい。最も適すサービスはどれですか?

Q2. モデルをバージョン管理し、承認されたものだけ本番にデプロイしたい。何を使いますか?

Q3. パイプラインで「評価メトリクスがしきい値を満たした場合のみ登録へ進む」を実現するのはどれですか?

理解度を確認第3章「ML ワークフローのデプロイとオーケストレーション」の問題を解く