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1.4アカウントとプラン・Enterprise
個人アカウントと Organization の違い、GitHub の料金プラン、そして複数組織を束ねる Enterprise(Cloud と Server)や EMU、組織での 2FA 必須化といった、規模が大きくなったときの仕組みを理解します。
GitHub を使い始めるにはアカウントを作ります。1人で使うのか、チームや会社で使うのかによって、適したアカウントの種類やプランが変わります。この節では、規模が大きくなったときに登場する仕組みまでを見渡します。
1.4.1アカウントの種類
- 個人アカウント(personal account):1人のためのアカウント。自分自身のリポジトリや設定を持ちます。
- Organization(組織アカウント):複数のメンバーとリポジトリをまとめて管理するためのアカウント。人は個人アカウントで参加し、組織側に課金・チーム・権限などの一元管理機能があります。
Organization では、メンバーを Team(チーム)にまとめ、リポジトリへのアクセス権をチーム単位で管理できます(権限の詳細は第4章で扱います)。これにより、人が増えても管理を一貫させられます。
1.4.2GitHub のプラン
GitHub には用途や規模に応じた料金プランがあります。細かな無料枠などは変わりますが、「規模が上がるほど、管理・セキュリティ・ガバナンスの機能が増える」と捉えると分かりやすいです。
| プラン | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| Free | 個人・小規模 | 公開・プライベート両方のリポジトリと基本的な協業機能 |
| Team | 組織(中小) | Organization での高度な協業・管理機能 |
| Enterprise | 大規模組織 | SSO・高度なセキュリティ・ガバナンス・一元管理 |
1.4.3GitHub Enterprise
GitHub Enterprise は大規模組織向けで、複数の Organization を束ねて一元管理し、SAML SSO(シングルサインオン)・一元課金・ポリシー管理などのガバナンス機能を提供します。提供形態は次の2つです。
| Enterprise Cloud | Enterprise Server | |
|---|---|---|
| ホスティング | GitHub がホスト | 自社インフラに導入 |
| 運用 | GitHub が管理 | 自社で運用・管理 |
| 向いている場面 | すぐ使い始めたい | 自社環境や規制要件がある |
- Enterprise Managed Users(EMU)
- 企業が自社の ID 基盤(IdP)で一元管理する専用のユーザーアカウントを Enterprise 内に作る仕組みです。利用者の個人アカウントとは切り離され、企業がアカウントを完全に管理・統制できます。
Organization は設定で、全メンバーに2要素認証(2FA)を必須化できます。GitHub 自体も、多くの開発者に対して 2FA を必須化する流れにあります。安全な運用の基本として押さえましょう。
「Cloud=GitHub がホスト、Server=自社運用」「複数 Organization を束ねるのが Enterprise」「EMU=企業が IdP で一元管理する専用ユーザー」は頻出です。個人アカウント vs Organization の役割の違いもよく問われます。
1.4.4この節のまとめ
- 個人アカウントは1人用、Organization はメンバー・チーム・リポジトリを一元管理する
- プランは規模が上がるほど管理・セキュリティ・ガバナンス機能が増える(Free → Team → Enterprise)
- Enterprise は複数 Organization を束ね、Cloud(GitHub ホスト)/ Server(自社運用) の2形態
- EMU は企業が IdP で一元管理する専用ユーザー。Organization は 2FA を必須化できる
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. GitHub Enterprise Cloud と Enterprise Server の主な違いはどれですか?
Q2. 複数のメンバーとリポジトリを一元管理するためのアカウントはどれですか?
Q3. Enterprise Managed Users(EMU)の説明として正しいものはどれですか?

