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第2章 · Enterprise 環境の管理·v1.0.0·更新 2026/6/14·読了目安 約14分

変更要約: GH-100 第2章を新規作成(ユーザー支援と標準=管理者 vs GitHub Support の切り分け・サポートバンドル/診断・開発プロセス標準[ブランチ/レビュー/リリース/ワークフロー]とルールセット裏打ち、デプロイとライセンス=GHEC with EMU / Data Residency + EMU / 個人アカウントの GHEC / GHES・シート課金+従量課金・ライセンス使用状況の監視と未使用シート回収・SCIM/EMU 連動)

2.2デプロイ形態とライセンス

この節の要点

GitHub Enterprise の主なデプロイ形態(GHEC with EMU、GHEC with Data Residency + EMU、個人アカウントの GHEC、GHES)、ライセンスと課金のモデル、そしてライセンス使用状況の監視を理解します。

企業が GitHub を導入する形態は 1 つではありません。GH-100 では、要件(データ所在地・ID 管理・運用負荷)に応じた デプロイ形態の選択 と、ライセンス/課金 の理解が問われます。大きくは、GitHub がホストする GitHub Enterprise Cloud(GHEC) と、自社環境に置く GitHub Enterprise Server(GHES) に分かれます。

2.2.1主なデプロイ形態

代表的な形態は次の通りです。
GHEC with EMU——クラウドで、ユーザーを企業 IdP が完全管理(EMU)。ID を厳密に統制したい企業向け。
GHEC with Data Residency + EMU——EMU に加え、データを特定リージョンに保持(データ所在地の要件に対応)。
個人アカウントの GHEC——メンバーが個人アカウントで参加する従来型(SAML SSO で統制)。
GHES——自社環境(オンプレ/自社クラウド)に置くセルフホスト版で、データを完全に自社管理。要件に応じて選びます——「ID を完全管理=EMU」「データ所在地=Data Residency」「完全自社管理=GHES」。

2.2.2ライセンスと課金

GitHub Enterprise は基本的に ユーザー(シート)単位 のライセンスで課金されます。これに加え、従量課金(metered) の製品があります——GitHub Actions の 実行時間 とストレージ、GitHub Packages のストレージ、Copilot や GHAS の シート/利用 などです。管理者は どの製品が固定(シート)か従量か を理解し、コストを見積もります。ライセンスは Enterprise/組織の請求設定で管理し、支払い方法(クレジット/請求書/Azure サブスクリプション課金など)を設定します。

2.2.3ライセンス使用状況の監視

コストとコンプライアンスのため、ライセンスの消費状況 を監視します——割り当て済みシート数、空きシート、アクティブ/非アクティブなユーザー、従量製品の使用量です。管理者は 使用状況レポート を確認して、未使用シートの回収や、従量コストが膨らむ前の対策(第5章の最適化)に活かします。EMU や SCIM(第1章)と組み合わせると、退職者のシートが自動で空くため、棚卸しが楽になります。

試験ポイント

頻出:
①デプロイ形態=GHEC with EMU(ID完全管理)/ GHEC with Data Residency + EMU(データ所在地)/ 個人アカウントの GHEC / GHES(完全自社管理)を要件で選ぶ。
②課金はユーザー(シート)単位従量(Actions 分/ストレージ/Copilot/GHAS など)
ライセンス使用状況を監視し未使用シートを回収。SCIM/EMU で退職者のシートが自動で空く。

注意

混同・注意:
①EMU(ID 完全管理)と Data Residency(データ所在地)は別の要件——両立形態(GHEC with Data Residency + EMU)もある。
②GHEC(クラウド)と GHES(セルフホスト)は機能/運用が異なる。
③シート課金と従量課金を混同しない——コスト見積もりで両方を考慮。
④未使用シートは放置するとコスト/コンプラ上の無駄——定期監視で回収。

GHEC+EMU・Data Residency・GHES・課金(シート+従量)の図。
要件で形態を選ぶ

2.2.4この節のまとめ

  • デプロイ形態:GHEC with EMU / Data Residency + EMU / 個人アカウントの GHEC / GHES を要件で選ぶ
  • 課金はユーザー(シート)単位+従量(Actions 分/ストレージ/Copilot/GHAS)
  • ライセンス使用状況を監視し未使用シートを回収、SCIM/EMU で退職者シートが自動で空く
  • EMU(ID 管理)と Data Residency(データ所在地)は別要件、GHEC と GHES は別運用

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. データを特定リージョンに保持しつつ、ユーザーを企業 IdP で完全管理したい要件に合うデプロイ形態は?

Q2. 自社環境にデータを置いて完全に自社管理したい組織のデプロイ形態は?

Q3. GitHub Enterprise の課金モデルとして正しいものはどれですか?

Q4. 未使用シートによるコストの無駄を防ぐために管理者がすべきことは?

Q5. SCIM や EMU を使うと、退職者のシート管理がどう変わりますか?

Q6. EMU と Data Residency の関係として正しいものはどれですか?

理解度を確認第2章「Enterprise 環境の管理」の問題を解く