変更要約: DP-600 第1章を深掘り(図ja化・比較表/シナリオ/FAQ/ひっかけ/深掘り段落を全節に追加)
1.1分析ソリューションの計画と Fabric の構成
アナリティクスエンジニア視点での Microsoft Fabric の全体像、ワークスペース・容量、分析ソリューションの計画(要件→ストア選択→提供方法)を理解します。DP-600 の出発点です。
アナリティクスエンジニアは、生データを分析しやすい形(セマンティックモデルやレポート向け)に整え提供します。Fabric はその全工程を 1 つの SaaS で支えます。
1.1.1Fabric と計画の要点
- 容量/ワークスペース:容量(F SKU)でコンピュートを確保し、ワークスペースで成果物とアクセスを管理する。
- ストアの選択:Spark/ファイル中心なら Lakehouse、T-SQL の DW なら Warehouse。
- 提供(Serve):分析向けに セマンティックモデルを作り、Power BI で Direct Lake 参照する。
- 計画:要件(鮮度/規模/SQL or Spark)→ストア→提供方法、の順で設計する。
「Fabric は統合 SaaS(容量→ワークスペース→アイテム)」「Spark/ファイル=Lakehouse、T-SQL DW=Warehouse」「分析提供=セマンティックモデル+Direct Lake」「計画は要件→ストア→提供」 は DP-600 で頻出です。DP-600 は「準備と提供」が最大ドメインです。
DP-600 は DP-700(データエンジニア)と基盤(Fabric/OneLake)を共有しますが、セマンティックモデルや Power BI 提供に重きがあります。
アナリティクスエンジニアの中心成果物は セマンティックモデル(旧データセット)です。生データを Lakehouse/Warehouse に取り込み・整形(メダリオンのゴールド層)し、その上に分析向けの意味モデルを作って Power BI で消費します。計画は「要件(鮮度・規模・SQL か Spark か・同時実行・コスト)→ ストア選択(Spark/ファイル=Lakehouse、T-SQL DW=Warehouse)→ 提供方法(Direct Lake/インポート/DirectQuery)」の順。Fabric は 容量(F SKU・CU) の上に ワークスペース、その中に アイテム(Lakehouse/Warehouse/セマンティックモデル/レポート/ノートブック/パイプライン)が並ぶ統合 SaaS で、全アイテムが OneLake を共有します。要件に応じ、リアルタイム性が要れば Real-Time Intelligence、ノーコード整形なら Dataflow Gen2、大規模変換なら Spark を選びます。DP-600 は「データの準備と提供」が最大ドメインで、提供層(セマンティックモデル/Direct Lake)の設計品質がレポート性能を左右します。
| 計画ステップ | 決めること | 例 |
|---|---|---|
| 要件 | 鮮度・規模・SQL/Spark・コスト | 準リアルタイム / 大量バッチ |
| ストア選択 | Lakehouse か Warehouse か | Spark中心=Lakehouse、T-SQL=Warehouse |
| 提供方法 | Direct Lake / インポート / DirectQuery | 鮮度+速度=Direct Lake |
シナリオ: 大量データを Spark で整形し、最新データを高速に Power BI で見せたい。→ 要件(大規模・高鮮度・高速)から Lakehouse を選び、Spark でゴールド層の Delta テーブルを作成、セマンティックモデルを Direct Lake で構成して Power BI から高速参照します。T-SQL の DW 要件が強ければ Warehouse を選びます。
FAQ: Q. DP-600 と DP-700 の違いは? → A. 基盤(Fabric/OneLake)は共通ですが、DP-700 はデータエンジニアリング(取り込み/変換/運用)寄り、DP-600 は分析提供(セマンティックモデル・DAX・Power BI)寄りです。Q. Lakehouse と Warehouse の選択基準は? → A. Spark/ファイル/データサイエンスなら Lakehouse、T-SQL の読み書き DW なら Warehouse。
ひっかけ: 「提供方法を先に決めてからストアを選ぶ」は誤りです。計画は要件→ストア→提供の順。また「DP-600 はインフラ(VM/OS)を自分で構成する」も誤り(Fabric は SaaS で、容量を割り当ててアイテムを使う)。
1.1.2この節のまとめ
- Fabric=容量→ワークスペース→アイテム(OneLake 共有)
- 計画=要件→ストア(Lakehouse/Warehouse)→提供(セマンティックモデル/Direct Lake)
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. データ分析の全工程(準備・提供・モデル・レポート)を 1 つの SaaS で行える Microsoft の基盤はどれですか?
Q2. T-SQL 中心のデータウェアハウスを構築したい。Fabric のどのストアを選びますか?
Q3. 分析ソリューションの計画として正しい順序はどれですか?

