変更要約: Cloud Digital Leader 第2章を新規作成(ドメイン2「データ」: データの価値とデータの種類=構造化/半構造化/非構造化・バッチ/ストリーミング、Google Cloud のデータ管理ソリューション=Cloud Storage/Cloud SQL/Spanner/Firestore/Bigtable/BigQuery/Dataflow/Pub/Sub/Looker)。
2.2Google Cloud のデータ管理ソリューション
リレーショナルデータベース(Cloud SQL・Spanner)、NoSQL(Firestore・Bigtable)、オブジェクトストレージ(Cloud Storage)、データウェアハウス(BigQuery)、データパイプライン(Dataflow・Pub/Sub)、ビジネスインテリジェンス(Looker)という Google Cloud の代表的なデータサービスの役割と使い分けを理解します。
Google Cloud は、データの種類と用途ごとに最適なマネージドサービスをそろえています。Cloud Digital Leader では「このユースケースにはどのサービスか」を結べることが問われます。代表的なサービスを役割で整理します。
2.2.1データベースとストレージ
| サービス | 種類 | 代表的な用途 |
|---|---|---|
| Cloud Storage | オブジェクトストレージ | 画像・動画・バックアップ・非構造化データ |
| Cloud SQL | マネージド リレーショナル DB | MySQL/PostgreSQL/SQL Server 互換の業務 DB |
| Spanner | グローバル分散 リレーショナル DB | 世界規模で強整合・高可用が必要な基幹系 |
| Firestore | ドキュメント型 NoSQL | モバイル/Web アプリのデータ |
| Bigtable | ワイドカラム NoSQL | IoT・時系列など超大量データ |
Cloud Storage は画像・動画・バックアップなど非構造化データのオブジェクトストレージです。Cloud SQL は MySQL/PostgreSQL/SQL Server 互換のマネージド リレーショナル DBで、一般的な業務アプリ向け。Spanner は世界規模で強整合・高可用を両立する分散リレーショナル DB で、グローバルな基幹系向けです。NoSQL では、Firestore がモバイル/Web アプリ、Bigtable が IoT・時系列など超大量・低遅延のワークロードに向きます。
Cloud Storage には、アクセス頻度に応じてコストを下げる ストレージクラス があります。頻繁に使うデータは Standard、月1回程度なら Nearline、四半期に1回程度なら Coldline、ほとんど読まない長期保管は Archive を選びます。アクセスが少ないクラスほど保管料が安く、取り出し料は高くなります。「使う頻度が下がるほど安いクラスへ」が原則で、ライフサイクル管理で自動的に移行できます。また、データを安心して活用するには データガバナンス(誰がどのデータにアクセスでき、品質・規制をどう守るか)が不可欠で、これがデータ活用の土台になります。
2.2.2分析とパイプライン
BigQuery は Google Cloud を代表するサーバーレスのデータウェアハウスで、ペタバイト級のデータに対し SQL で高速に分析でき、AI 連携(BigQuery ML)も可能です。データをサービス間で流す処理には、Dataflow(バッチ/ストリーミングのデータ処理パイプライン)と Pub/Sub(リアルタイムのメッセージング)を使います。分析結果を可視化しビジネスで活用するには Looker(ビジネスインテリジェンス)でダッシュボードを作ります。「ためる→流す→分析→可視化」の流れで役割を覚えると整理できます。
「用途 → サービス」が頻出。例:「ペタバイト級を SQL で分析するデータウェアハウス」=BigQuery、「画像/動画/バックアップの保存」=Cloud Storage、「MySQL/PostgreSQL 互換の業務 DB」=Cloud SQL、「世界規模で強整合の基幹 DB」=Spanner、「IoT の超大量データ」=Bigtable、「リアルタイムのメッセージ取り込み」=Pub/Sub、「データ処理パイプライン」=Dataflow、「ダッシュボードで可視化(BI)」=Looker。
混同に注意:
①BigQuery(分析=データウェアハウス)とCloud SQL/Spanner(トランザクション=業務 DB)は役割が違う。
②Cloud Storage はオブジェクトストレージでファイルシステムや DB ではない。
③Pub/Sub(メッセージング)とDataflow(処理パイプライン)の役割を分けて覚える。
④Spanner(グローバル強整合)とCloud SQL(単一/地域の業務 DB)の規模感の違い。
2.2.3この節のまとめ
- DB/ストレージ=Cloud Storage(非構造化)/Cloud SQL(リレーショナル)/Spanner(グローバル強整合)/Firestore・Bigtable(NoSQL)
- 分析=BigQuery(サーバーレス DWH)、パイプライン=Dataflow+Pub/Sub、可視化=Looker(BI)
- 「ためる→流す→分析→可視化」で役割を整理し、用途からサービスを選ぶ
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. ペタバイト級のデータを SQL で高速に分析できる、Google Cloud のサーバーレスなデータウェアハウスはどれですか?
Q2. 画像・動画・バックアップなどの非構造化データを保存するのに最も適した Google Cloud サービスはどれですか?
Q3. MySQL や PostgreSQL 互換のマネージド リレーショナルデータベースが必要な業務アプリに適すのはどれですか?
Q4. 世界規模で強い整合性と高可用性を両立する必要がある基幹系のリレーショナルデータベースはどれですか?
Q5. リアルタイムにメッセージを取り込み、サービス間に配信するメッセージングサービスはどれですか?
Q6. 分析結果をダッシュボードで可視化し、ビジネスでの活用を支えるビジネスインテリジェンスのサービスはどれですか?

