変更要約: in-scope サービス網羅: 第6章に管理/ガバナンス/コストの補足 in-scope サービス節を追加(Management Console/Control Tower/Service Catalog/Service Quotas/License Manager/CloudFormation/Systems Manager/Compute Optimizer/Cost and Usage Report)
6.2サポートとリソース
AWS のサポートプラン(Basic / Developer / Business / Enterprise)と、Trusted Advisor・AWS Health Dashboard・ドキュメント・AWS Marketplace といった運用を助けるツールやリソースを理解します。
困ったときに頼れるサポートと、運用を助けるツール・情報源を知っておくと、安心して AWS を使えます。サポートは下位から上位へ手厚くなり、上位ほど応答が速く専任の支援が付きます。あわせて、自分の環境を点検する Trusted Advisor と、AWS 側の状態を見る Health Dashboard の役割の違いを押さえます。
6.2.1サポートプラン
- Basic:無料。ドキュメント・フォーラム・一部の Trusted Advisor チェック・Health Dashboard。
- Developer:開発/テスト向け。営業時間のメール技術サポート。
- Business:本番向け。24×7 の技術サポート(電話/チャット/メール)と全 Trusted Advisor チェック。
- Enterprise On-Ramp / Enterprise:最上位帯。TAM(テクニカルアカウントマネージャー)、最重大ケースで最速応答、コンシェルジュ。
| プラン | 技術サポート | 特徴 |
|---|---|---|
| Basic | なし(ドキュメント/フォーラム) | 無料・一部TAチェック |
| Developer | 営業時間のメール | 開発/テスト向け |
| Business | 24×7 電話/チャット/メール | 本番向け・全TAチェック |
| Enterprise | 24×7・最速応答 | TAM・コンシェルジュ |
6.2.2運用を助けるツールとリソース
- Trusted Advisor:コスト・セキュリティ・耐障害性・パフォーマンス・サービス制限の観点でベストプラクティスを点検・推奨(自分の環境向け)。
- AWS Health Dashboard:AWS サービスの稼働状況と、自分のリソースへの影響イベントを通知(AWS 側の状態)。
- ドキュメント・ホワイトペーパー・AWS Knowledge Center・re:Post(Q&A)=学習/設計の一次情報。
- AWS Marketplace=サードパーティ製ソフトを見つけて調達(課金は AWS 請求に統合)。
シナリオ:本番運用の体制づくり。 24×7 で問い合わせたい→Business 以上。専任の TAM と最速応答が要る大企業→Enterprise。日々の改善余地は Trusted Advisor で点検、AWS 側の障害が疑われたら Health Dashboard を確認、必要なソフトは Marketplace から調達。
混同に注意:
①Trusted Advisor=自分の環境への助言(点検)、AWS Health Dashboard=AWS 側の稼働/障害状況。
②TAM は Enterprise 帯のみ。
③24×7 技術サポートは Business 以上(Developer は営業時間のメール)。
④Marketplace は AWS 製ではなくサードパーティソフトの調達。
サポートの段階(Basic<Developer<Business<Enterprise)/24×7はBusiness以上/TAMはEnterprise、Trusted Advisor=ベストプラクティス推奨、Health Dashboard=稼働状況、Marketplace=サードパーティ調達 は頻出です。
6.2.3管理・ガバナンス・コストの in-scope サービス(補足)
請求・サポートに加え、複数アカウントを統制し運用を標準化する管理・ガバナンスのサービスも CLF-C02 の範囲です。操作の入口は AWS Management Console(ブラウザ GUI)。マルチアカウント統制では、ベストプラクティスに沿った環境を自動構築する AWS Control Tower、承認済みリソースをカタログ配布する AWS Service Catalog、サービスの上限値を管理する Service Quotas、ライセンス使用を追跡する AWS License Manager。プロビジョニング・運用では、インフラをコード化(IaC)してテンプレートから一括構築する AWS CloudFormation、サーバー群へのパッチ/設定/運用作業を行う AWS Systems Manager。コスト最適化では、過去の使用状況から無駄なリソースの是正を推奨する AWS Compute Optimizer、詳細な利用明細を出力する AWS Cost and Usage Report。「GUI=Management Console/環境の自動整備=Control Tower/配布カタログ=Service Catalog/上限=Service Quotas/ライセンス=License Manager/IaC=CloudFormation/運用=Systems Manager/適正化推奨=Compute Optimizer/明細=Cost and Usage Report」と対応づけます。
6.2.4この節のまとめ
- サポート:Basic<Developer<Business(24×7・全TA)<Enterprise(TAM・最速)
- Trusted Advisor=自分への助言/Health Dashboard=AWSの稼働状況(取り違え注意)
- 情報源:ドキュメント/ホワイトペーパー/Knowledge Center/re:Post、調達:Marketplace
- 管理/ガバナンス:Management Console/Control Tower/Service Catalog/Service Quotas/License Manager/CloudFormation/Systems Manager/Compute Optimizer/Cost and Usage Report
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. テクニカルアカウントマネージャー(TAM)が付く AWS サポートプランはどれですか?
Q2. コスト・セキュリティ・耐障害性などのベストプラクティスを点検・推奨するサービスはどれですか?
Q3. サードパーティ製のソフトウェアを見つけて調達できる AWS のサービスはどれですか?
Q4. 24×7 の技術サポートが利用できるようになる最も下位のサポートプランはどれですか?
Q5. AWS 側のサービス障害やメンテナンス、自分のリソースへの影響を確認するのはどれですか?

