変更要約: in-scope サービス網羅: 第6章に管理/ガバナンス/コストの補足 in-scope サービス節を追加(Management Console/Control Tower/Service Catalog/Service Quotas/License Manager/CloudFormation/Systems Manager/Compute Optimizer/Cost and Usage Report)
6.1料金モデルと課金・コスト管理
AWS の料金モデル(オンデマンド/Savings Plans・リザーブド/スポット)、無料利用枠、そしてコスト管理ツール(Pricing Calculator・Cost Explorer・Budgets・Organizations 一括請求)を理解します。
AWS は従量課金が基本ですが、使い方に応じて割引やコスト最適化ができます。鍵は2つ——適切な料金モデルを選ぶことと、コスト管理ツールで見積り・可視化・抑制すること。AWS の料金哲学は「たくさん使うほど安く/予約すればさらに安く(pay less by using more / by reserving)」です。
6.1.1料金モデルと無料利用枠
- オンデマンド:使った分だけ・長期コミット不要。最も柔軟だが単価は高め。
- Savings Plans / リザーブドインスタンス(RI):1〜3年の利用コミットで大幅割引。定常的なワークロード向け。
- スポットインスタンス:余剰キャパを最大約90%割引で利用(中断され得る)。中断OKなバッチ等に。
- 無料利用枠(Free Tier):12か月無料/常時無料/トライアルの3形態。
| モデル | 割引/特徴 | 向く用途 |
|---|---|---|
| オンデマンド | 割引なし・最も柔軟 | 短期・変動・予測困難 |
| Savings Plans / RI | 1〜3年コミットで大幅割引 | 定常・予測可能な負荷 |
| スポット | 最大約90%引き・中断あり | 中断OKなバッチ/並列処理 |
6.1.2コスト管理ツール
- Pricing Calculator:構築前の料金見積り。Cost Explorer:実際の支出を可視化・分析(傾向や内訳)。
- AWS Budgets:予算とアラートでコスト超過や使用量を通知。コスト配分タグで部門/プロジェクト別に集計。
- AWS Organizations:複数アカウントを束ね、一括請求(consolidated billing)でボリューム割引や管理の一元化、SCPで組織的なガードレール。
- AWS Billing Conductor:社内へのコスト按分(チャージバック)に使う(補足)。
シナリオ:コスト最適化。 24時間動く本番のベース負荷は Savings Plans/RI で割引、夜間の大量バッチは スポットで格安、突発的な検証は オンデマンド。月次は Cost Explorer で内訳を確認し、Budgets で上限アラート。部門別の見える化はコスト配分タグ、全社の請求は Organizations の一括請求。
混同に注意:
①Pricing Calculator(これから=見積り)とCost Explorer(実際=分析)。
②Budgets(予算・アラート)は支出抑制、Cost Explorer(分析)は可視化。
③スポット=中断あり/格安、SP・RI=コミットで割引、オンデマンド=割引なし/柔軟。
④一括請求は Organizations。
オンデマンド/Savings Plans・RI/スポット の使い分け、無料利用枠(3形態)、Pricing Calculator(見積)/Cost Explorer(実績)/Budgets(予算)/コスト配分タグ、Organizations の一括請求 は頻出です。
6.1.3この節のまとめ
- 料金:オンデマンド/Savings Plans・RI(割引)/スポット(最大90%・中断)+無料利用枠(3形態)
- ツール:Pricing Calculator(見積)/Cost Explorer(実績)/Budgets(予算)/タグ/Organizations(一括請求)
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 中断される可能性がある代わりに最大約90%の割引で利用できる EC2 の料金モデルはどれですか?
Q2. 実際に発生した支出を可視化・分析するための AWS のツールはどれですか?
Q3. 複数の AWS アカウントをまとめ、一括請求でボリューム割引や一元管理を行うサービスはどれですか?
Q4. 予算額を設定し、超過しそうなときにアラートで通知する AWS のサービスはどれですか?
Q5. 24時間安定して稼働する本番ワークロードのコストを最も下げやすい料金モデルはどれですか?

