変更要約: in-scope サービス網羅: 第3章にコンピュート/ストレージの補足 in-scope サービス節を追加(Lightsail/Elastic Beanstalk/Outposts/FSx/Storage Gateway/Elastic Disaster Recovery)
3.2ストレージサービス
AWS の主要ストレージ——オブジェクトの Amazon S3、ブロックの Amazon EBS、ファイル共有の Amazon EFS——の違いと、S3 のストレージクラスを理解します。
データの置き方には大きくオブジェクト・ブロック・ファイルの3タイプがあり、AWS はそれぞれに代表的なサービスを用意しています。Amazon S3(オブジェクト)/Amazon EBS(ブロック)/Amazon EFS(ファイル)。「何を・どう使うか」で選ぶのがコツで、まずこの3者の違いを押さえます。
3.2.13つのストレージタイプ
- Amazon S3:オブジェクトストレージ。画像・バックアップ・ログ・静的配布物などを格納し、HTTP(S) でアクセス。容量無制限・非常に高い耐久性(イレブンナイン)。
- Amazon EBS:ブロックストレージ。EC2 に接続する仮想ディスク(基本は1つの EC2 に接続)。OS やデータベースのディスクに使う。
- Amazon EFS:ファイルストレージ。複数の EC2 から同時にマウントして共有できる(NFS)。共有ファイルが要る用途に。
| サービス | タイプ | 接続/アクセス | 代表的な用途 |
|---|---|---|---|
| Amazon S3 | オブジェクト | HTTP(S)・どこからでも | 画像・バックアップ・配布・データレイク |
| Amazon EBS | ブロック | 1つのEC2に接続 | OS/DBのディスク |
| Amazon EFS | ファイル | 複数EC2で共有(NFS) | 共有ファイル |
3.2.2S3 のストレージクラスとライフサイクル
S3 にはアクセス頻度に応じたストレージクラスがあります。S3 Standard(高頻度)→ Standard-IA(低頻度)→ Glacier 系(アーカイブ)と進むほど保存は安くなります(※Glacier 系でも Glacier Instant Retrieval はミリ秒で即時取り出し可能。取り出しに時間を要するのは Glacier Flexible Retrieval / Deep Archive)。アクセスパターンが読めないときは、自動で最適なクラスへ移す S3 Intelligent-Tiering が便利です。さらにライフサイクルルールで「30日後に IA、90日後に Glacier、1年後に削除」のように自動移行・削除を設定できます。
シナリオ:ログ基盤。 アプリのログは S3 に集約(容量無制限・高耐久)。直近はよく検索するので Standard、その後は ライフサイクルで IA→Glacier に自動移行してコスト削減。EC2 のOSディスクは EBS、複数サーバーで共有する設定ファイルは EFS。データの性質ごとに置き場所を分けます。
混同に注意:
①S3(オブジェクト・HTTP(S)アクセス・共有)とEBS(1つのEC2に接続するディスク)——S3はEC2の起動ディスクにはならない。
②EBS(基本1台に接続)とEFS(複数EC2で共有)。
③ストレージクラス(S3のコスト軸)は EBS/EFS の話ではない。
④Glacier は安いが即時取り出し不可(取り出し時間とコスト)。
S3=オブジェクト(高耐久・HTTP(S))/EBS=ブロック(EC2 に接続)/EFS=ファイル(複数で共有) の対応、S3 ストレージクラス(Standard/IA/Glacier)とコスト・取り出しの関係、ライフサイクル/Intelligent-Tiering は頻出です。
3.2.3コンピュート・ストレージの in-scope サービス(補足)
CLF-C02 では、EC2/Lambda/S3/EBS/EFS の中核に加え、次のコンピュート・ストレージサービスも出題対象です。コンピュートでは、簡単なWebサイトやVPSを定額で手軽に始められる Amazon Lightsail、Webアプリをコードのアップロードだけで自動デプロイ・運用する AWS Elastic Beanstalk、AWS のサービス群をオンプレミスのデータセンターに延伸して同じ運用で使える AWS Outposts。ストレージでは、Windows ファイルサーバーや高性能 Lustre などフルマネージドな共有ファイルの Amazon FSx、オンプレとクラウドをつなぎローカルから S3 等を使える AWS Storage Gateway、サーバーやデータベースを AWS へ低ダウンタイムで災害復旧/移行する AWS Elastic Disaster Recovery。「定額の手軽さ=Lightsail/アップロードで運用=Elastic Beanstalk/オンプレ延伸=Outposts」「共有ファイル=FSx/ハイブリッド入口=Storage Gateway/DR=Elastic Disaster Recovery」と用途で区別します。
3.2.4この節のまとめ
- S3=オブジェクト(高耐久・HTTP(S))/EBS=ブロック(EC2の仮想ディスク)/EFS=共有ファイル
- S3 クラス:Standard → IA → Glacier(保存安・取り出し遅/高)。ライフサイクル/Intelligent-Tiering で自動最適化
- 補足:コンピュート=Lightsail/Elastic Beanstalk/Outposts、ストレージ=FSx/Storage Gateway/Elastic Disaster Recovery
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 画像やバックアップなどをHTTP(S)で保存・取得する、AWS のオブジェクトストレージはどれですか?
Q2. EC2 インスタンスに接続して使う仮想ディスク(ブロックストレージ)はどれですか?
Q3. ほとんどアクセスしないデータを最も安価に長期保存する S3 のストレージクラスはどれですか?
Q4. 複数の EC2 インスタンスから同時にマウントして共有できるファイルストレージはどれですか?
Q5. S3 で「30日後に低頻度クラスへ、1年後に削除」のように自動でデータを移行/削除する仕組みはどれですか?

