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第1章 · プロセスとコミュニケーションの構成·v2.0.0·更新 2026/7/16·読了目安 約9分

変更要約: AZ-400 第1章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)

1.1アジャイル計画と作業管理

この節の要点

アジャイルな計画——Azure Boards作業項目(Work Items)バックログ/スプリントかんばん——を理解します。チームの作業を可視化し、価値の流れを管理します。

DevOps は文化とプロセスから始まります。Azure Boards で作業を可視化し、アジャイルに計画・追跡します。

1.1.1Azure Boards の構成

Azure Boards の作業管理を示した図。エピック→フィーチャー→ユーザーストーリー/PBI→タスクの階層で作業項目を分解し、バックログで優先順位付け、スプリント(イテレーション)で期間を区切って計画、かんばんボードで状態(To Do/Doing/Done)を可視化し、クエリやダッシュボードで進捗を追跡する構成を示した図。
Azure Boards の作業管理
  • 作業項目の階層エピック→フィーチャー→ストーリー/PBI→タスクで作業を分解する。
  • バックログ:優先順位付けされた作業の一覧。価値の高いものから着手する。
  • スプリント/イテレーション:一定期間で区切って計画・実行(スクラム)。
  • かんばん:状態(To Do/Doing/Done)を可視化し、仕掛り(WIP)を制限する。
試験ポイント

「作業の階層=エピック/フィーチャー/ストーリー/タスク」「優先度付き一覧=バックログ」「期間区切り=スプリント」「状態の可視化+WIP 制限=かんばん」 は AZ-400 で頻出です。Azure Boards はリポジトリやパイプラインと連携し、作業からデプロイまで追跡できます。

AZ-400 は「ツールの操作」より「DevOps の文化・プロセスをどう設計するか」を問います。Azure Boards はプロセステンプレート(Agile / Scrum / CMMI / Basic)を選んでチームの作業項目タイプとワークフローを決め、エリアパス(チーム/コンポーネント分割)とイテレーションパス(スプリント期間)で整理します。バックログは価値順に並べ、スプリント計画でキャパシティに収まる分を取り込み、かんばんは列のカスタマイズ・WIP 制限・スイムレーン・確定基準(Definition of Done)で流れを整えます。可視化はクエリ(WIQL)・ダッシュボードのウィジェットAnalytics(OData)で行い、作業項目を分岐/コミット/PR/ビルド/リリースにリンクして要件からデプロイまでのトレーサビリティを確立します。プロセス改善では、リードタイム/サイクルタイムやフロー効率を測り、ボトルネック(待ち時間の長い列)を見つけて WIP 制限やプル型運用で是正します。Boards は GitHub Issues とも連携でき、AB#リンクでコミットメッセージから作業項目を解決できます。設計の要は、チームのプロセスに合うテンプレートと階層を選び、作業の流れ(フロー)を計測可能にし、要件→コード→デプロイのトレーサビリティを通すことです。

目的Boards の機能要点
作業の分解作業項目の階層エピック→フィーチャー→ストーリー→タスク
優先順位と計画バックログ+スプリント価値順・キャパシティで取り込み
流れの可視化/制御かんばん(WIP 制限)列/スイムレーン・仕掛り制限
要件→デプロイの追跡作業項目リンクコミット/PR/ビルド/リリースに紐付け
補足

シナリオ:チームのデリバリーが遅く、どこで滞留しているか分からない。改善したい。→ かんばんボードの各列に WIP 制限を設定して仕掛りを絞り、サイクルタイム/リードタイムを Analytics で計測。待ち時間の長い列(例: コードレビュー待ち)がボトルネックと判明したら、レビュー担当の増員や PR の小口化で流れを改善します。作業項目は PR/ビルドにリンクし、変更の理由を追跡可能にします。

補足

FAQ:Scrum と Agile(かんばん)プロセステンプレートはどちらを選ぶ? スプリントで期間を区切り、PBI/スプリントバックログで計画するスクラム運用なら Scrum テンプレート。継続的な流れ(プル型)で WIP を制限しながら回すかんばん中心なら Agile テンプレート(ユーザーストーリー)。チームの実際のプロセスに合わせて選び、後から列やワークフローをカスタマイズできます。

注意

ひっかけ:DevOps の改善を「ツール導入」だけで達成しようとするのは誤り——AZ-400 は文化・プロセス・計測を重視します。かんばんで状態を可視化しても WIP 制限をかけなければ流れは改善しません。また「進捗が分からない」を解決するのはリソースロックやタグではなく、Boards のクエリ/ダッシュボード/Analytics による可視化です。

1.1.2この節のまとめ

  • 計画=Azure Boards(作業項目/バックログ/スプリント)
  • 可視化=かんばん(状態+WIP 制限)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. チームの作業を優先順位付けされた一覧として管理し、上から着手したい。Azure Boards の何を使いますか?

Q2. 作業の状態(To Do/Doing/Done)を可視化し、仕掛り作業を制限したい。何を使いますか?

Q3. 大きな機能を、エピックからタスクまで段階的に分解して管理したい。何を使いますか?

理解度を確認第1章「プロセスとコミュニケーションの構成」の問題を解く