変更要約: AZ-400 第1章を深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ・深掘り段落を各節に追加、図を日本語版に対応)
1.1アジャイル計画と作業管理
アジャイルな計画——Azure Boards、作業項目(Work Items)、バックログ/スプリント、かんばん——を理解します。チームの作業を可視化し、価値の流れを管理します。
DevOps は文化とプロセスから始まります。Azure Boards で作業を可視化し、アジャイルに計画・追跡します。
1.1.1Azure Boards の構成
- 作業項目の階層:エピック→フィーチャー→ストーリー/PBI→タスクで作業を分解する。
- バックログ:優先順位付けされた作業の一覧。価値の高いものから着手する。
- スプリント/イテレーション:一定期間で区切って計画・実行(スクラム)。
- かんばん:状態(To Do/Doing/Done)を可視化し、仕掛り(WIP)を制限する。
「作業の階層=エピック/フィーチャー/ストーリー/タスク」「優先度付き一覧=バックログ」「期間区切り=スプリント」「状態の可視化+WIP 制限=かんばん」 は AZ-400 で頻出です。Azure Boards はリポジトリやパイプラインと連携し、作業からデプロイまで追跡できます。
AZ-400 は「ツールの操作」より「DevOps の文化・プロセスをどう設計するか」を問います。Azure Boards はプロセステンプレート(Agile / Scrum / CMMI / Basic)を選んでチームの作業項目タイプとワークフローを決め、エリアパス(チーム/コンポーネント分割)とイテレーションパス(スプリント期間)で整理します。バックログは価値順に並べ、スプリント計画でキャパシティに収まる分を取り込み、かんばんは列のカスタマイズ・WIP 制限・スイムレーン・確定基準(Definition of Done)で流れを整えます。可視化はクエリ(WIQL)・ダッシュボードのウィジェット・Analytics(OData)で行い、作業項目を分岐/コミット/PR/ビルド/リリースにリンクして要件からデプロイまでのトレーサビリティを確立します。プロセス改善では、リードタイム/サイクルタイムやフロー効率を測り、ボトルネック(待ち時間の長い列)を見つけて WIP 制限やプル型運用で是正します。Boards は GitHub Issues とも連携でき、AB#リンクでコミットメッセージから作業項目を解決できます。設計の要は、チームのプロセスに合うテンプレートと階層を選び、作業の流れ(フロー)を計測可能にし、要件→コード→デプロイのトレーサビリティを通すことです。
| 目的 | Boards の機能 | 要点 |
|---|---|---|
| 作業の分解 | 作業項目の階層 | エピック→フィーチャー→ストーリー→タスク |
| 優先順位と計画 | バックログ+スプリント | 価値順・キャパシティで取り込み |
| 流れの可視化/制御 | かんばん(WIP 制限) | 列/スイムレーン・仕掛り制限 |
| 要件→デプロイの追跡 | 作業項目リンク | コミット/PR/ビルド/リリースに紐付け |
シナリオ:チームのデリバリーが遅く、どこで滞留しているか分からない。改善したい。→ かんばんボードの各列に WIP 制限を設定して仕掛りを絞り、サイクルタイム/リードタイムを Analytics で計測。待ち時間の長い列(例: コードレビュー待ち)がボトルネックと判明したら、レビュー担当の増員や PR の小口化で流れを改善します。作業項目は PR/ビルドにリンクし、変更の理由を追跡可能にします。
FAQ:Scrum と Agile(かんばん)プロセステンプレートはどちらを選ぶ? スプリントで期間を区切り、PBI/スプリントバックログで計画するスクラム運用なら Scrum テンプレート。継続的な流れ(プル型)で WIP を制限しながら回すかんばん中心なら Agile テンプレート(ユーザーストーリー)。チームの実際のプロセスに合わせて選び、後から列やワークフローをカスタマイズできます。
ひっかけ:DevOps の改善を「ツール導入」だけで達成しようとするのは誤り——AZ-400 は文化・プロセス・計測を重視します。かんばんで状態を可視化しても WIP 制限をかけなければ流れは改善しません。また「進捗が分からない」を解決するのはリソースロックやタグではなく、Boards のクエリ/ダッシュボード/Analytics による可視化です。
1.1.2この節のまとめ
- 計画=Azure Boards(作業項目/バックログ/スプリント)
- 可視化=かんばん(状態+WIP 制限)
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. チームの作業を優先順位付けされた一覧として管理し、上から着手したい。Azure Boards の何を使いますか?
Q2. 作業の状態(To Do/Doing/Done)を可視化し、仕掛り作業を制限したい。何を使いますか?
Q3. 大きな機能を、エピックからタスクまで段階的に分解して管理したい。何を使いますか?

