変更要約: AZ-140 第5章を新規作成し参考書を完結(ドメイン4: 監視(Azure Monitor + Log Analytics・AVD Insights ワークブック・容量/性能最適化・自動スケール スケーリングプラン・アクティブセッション監視)、更新・バックアップ・DR(新イメージ版でのドレイン+再作成・Azure Update Manager・Azure Backup での FSLogix プロファイル/個人デスクトップ/イメージ時点復元・マルチリージョン DR・プール型ステートレス))。
5.2更新・バックアップ・災害復旧
セッションホストの更新戦略、災害復旧(DR)計画、マルチリージョン実装、バックアップ戦略、FSLogix プロファイル/個人用デスクトップ/イメージのバックアップと復元を理解します。
稼働後は、セッションホストを安全に更新し続け、障害時にも業務を継続できるよう 事業継続/災害復旧(BCDR) を設計します。
5.2.1更新戦略
プール型の更新は「新しいイメージバージョンを発行 → そのイメージでセッションホストを置き換え(再作成)」を基本とし、ドレイン(新規セッションを止めて既存を退避)してから入れ替えます。個人型は Windows Update(Update Rings / Azure Update Manager) でパッチ管理する場面もあります。いずれもメンテナンス時間帯にユーザー影響を抑え、更新済みイメージを Compute Gallery 経由で配布します。「全ホストに一貫した更新を行き渡らせる」=新イメージ版での再作成が AVD の定石です。
5.2.2バックアップと災害復旧
バックアップ は Azure Backup で FSLogix プロファイル(Azure Files 共有)・個人用デスクトップ VM・イメージ を保護し、ファイル/VM 単位で復元します(プール型のステートレスなホストは原則バックアップ不要、状態はプロファイル側)。災害復旧(DR) は マルチリージョン 設計で、別リージョンに ホストプール/プロファイルストレージ/イメージ を用意し、リージョン障害時にフェイルオーバーします(プロファイルは Cloud Cache や geo 冗長で別リージョンへ)。「リージョン障害でも継続」=マルチリージョン DR、「データ/VM を時点復元」=Azure Backup、と区別します。
決め手:「全ホストへ一貫更新」=新イメージ版で再作成(ドレイン後)。「FSLogix プロファイル/個人デスクトップ/イメージを時点復元」=Azure Backup。「リージョン障害でも継続」=マルチリージョン DR(別リージョンに資産+プロファイル geo 冗長/Cloud Cache)。プール型ステートレスホストは原則バックアップ不要。
混同に注意:
①バックアップ(時点復元)と DR(リージョン障害時の継続)は別物で両方要る。
②プール型ホストはステートレス=守るべきは FSLogix プロファイル(Azure Files)。
③DR はプロファイルストレージとイメージも別リージョンに用意しないと片手落ち。
④更新は稼働中ホストへの無計画パッチでなくドレイン+イメージ再作成。
5.2.3この節のまとめ
- 更新=新イメージ版発行→ドレイン→セッションホスト再作成(個人型は Update Manager 等)
- Azure Backup で FSLogix プロファイル/個人デスクトップ/イメージを時点復元。プール型はステートレス
- DR=マルチリージョンに資産+プロファイル冗長(Cloud Cache/geo)でリージョン障害に備える
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. プール型 AVD のセッションホストに、全ホスト一貫した OS/アプリ更新を行き渡らせたい。最適なのはどれですか?
Q2. FSLogix プロファイルや個人用デスクトップ VM を時点復元できるよう保護したい。最適なのはどれですか?
Q3. リージョン全体の障害が起きても AVD 業務を継続できるようにしたい。最適な設計はどれですか?
Q4. プール型のステートレスなセッションホストについて、バックアップ設計上正しいのはどれですか?
Q5. バックアップと災害復旧(DR)の関係として正しいのはどれですか?

