変更要約: AZ-120 第2章を新規作成(ドメイン2: コンピューティング(SAP 認定 VM・VM extension for SAP solutions・Marketplace/カスタムイメージ・Bicep/ARM IaC・SDAF・Azure Center for SAP solutions)、ネットワーク(VNet・Accelerated Networking・近接配置グループ PPG・SAP 遅延要件・ExpressRoute・プライベート/サービスエンドポイント・Azure DNS)、ストレージ(ディスク種別・ストライピング vs シンプル・Write Accelerator HANA ログ・Azure NetApp Files・Azure Files・Azure Disk Encryption))。
2.3ストレージ
ストレージ種別の選択、ディスクストライピング、ディスクキャッシュ、Write Accelerator、暗号化、Azure NetApp Files と Azure Files による SAP 向けストレージ設計を理解します。
SAP(特に HANA)はストレージの IOPS・スループット・低遅延 に敏感です。ディスク種別と構成、SAP 専用の最適化で要件を満たします。
2.3.1ディスク種別・ストライピング・Write Accelerator
マネージドディスクは Premium SSD / Ultra Disk(高 IOPS・低遅延)等から SAP 要件で選びます。単一ディスクで足りない性能/容量は ディスクストライピング(複数ディスクを束ねて IOPS/スループットを合算)で得ます(単一で十分なら シンプルボリューム)。ディスクキャッシュ は読み取り中心に有効ですが、Write Accelerator は M シリーズ VM で HANA のログディスクの書き込み遅延を下げる ための専用機能で、トランザクションログの低遅延書き込みに使います(データディスクではなくログ向け)。
2.3.2共有ストレージと暗号化
SAP の共有ファイルシステム(/sapmnt 等)や HANA の共有ボリュームには、Azure NetApp Files(高性能・低遅延・NFS/SMB・HANA 認定)や Azure Files(汎用 SMB/NFS)を用途で選びます(高性能・大規模は NetApp Files、汎用/コスト重視は Azure Files)。データ保護は 暗号化(保存時の Storage Service Encryption・ディスクの Azure Disk Encryption/暗号化キー管理)で確保します。
決め手:「単一で足りない IOPS/容量」=ディスクストライピング(複数ディスク束ね)。「HANA ログの書き込み遅延を下げる(M シリーズ)」=Write Accelerator(ログ向け)。「高性能・低遅延の共有ストレージ/HANA 認定」=Azure NetApp Files。「汎用の共有ファイル」=Azure Files。ディスクは暗号化(Azure Disk Encryption)。
混同に注意:
①Write Accelerator は HANA ログディスク向け(M シリーズ)で、データディスクや読み取りキャッシュとは別。
②ディスクストライピング(性能/容量加算)とシンプルボリューム(単一)を取り違えない。
③NetApp Files(高性能/HANA 認定)と Azure Files(汎用)を用途で使い分ける。
④ディスクキャッシュ設定は HANA データ/ログで推奨が異なる。
2.3.3この節のまとめ
- SAP 要件でディスク種別を選び、性能/容量不足はディスクストライピングで加算
- Write Accelerator は M シリーズの HANA ログ書き込み遅延を下げる(ログ向け)
- 共有は Azure NetApp Files(高性能/HANA 認定) or Azure Files(汎用)、ディスクは暗号化
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. M シリーズ VM 上の SAP HANA で、トランザクションログディスクの書き込み遅延を下げたい。最適なのはどれですか?
Q2. 単一ディスクでは IOPS とスループットが不足する。複数ディスクで性能を合算したい。最適なのはどれですか?
Q3. SAP の共有ファイルシステムや HANA に、高性能・低遅延で HANA 認定の共有ストレージを使いたい。最適なのはどれですか?
Q4. Write Accelerator の用途として正しいのはどれですか?
Q5. SAP VM のディスク上のデータを保存時に暗号化したい。最適なのはどれですか?

