変更要約: AZ-104 第1章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
1.2ロールベースアクセス制御(RBAC)
Azure RBAC のロール割り当て(セキュリティプリンシパル+ロール定義+スコープ)、組み込みロール、スコープ階層による継承、最小権限の原則を理解します。
認証(誰か)の次は 認可(何をしてよいか) です。Azure では RBAC(ロールベースアクセス制御)で、リソースへの操作権限を細かく付与します。
1.2.1ロール割り当ての3要素
- セキュリティプリンシパル:権限を与える相手(ユーザー/グループ/アプリ)。
- ロール定義:許可される操作の集合。例:閲覧者(読み取り)、共同作成者(作成/変更)、所有者(全権+アクセス管理)。
- スコープ:適用範囲。管理グループ→サブスクリプション→リソースグループ→リソースの階層で、上位の割り当ては下位へ継承される。
「閲覧者=読み取り/共同作成者=作成・変更(アクセス管理は不可)/所有者=全権+アクセス管理」の違いは AZ-104 で頻出です。スコープは上位ほど広く継承されます。
Azure RBAC は「誰(プリンシパル)に・何(ロール定義)を・どこで(スコープ)」許すかの3要素で構成します。代表的な組み込みロールは 閲覧者(読み取りのみ)、共同作成者(作成/変更できるがアクセス管理=ロール付与は不可)、所有者(全権+アクセス管理)、ユーザーアクセス管理者(権限の管理のみ)。スコープは 管理グループ→サブスクリプション→リソースグループ→リソース の階層で、上位の割り当ては下位へ継承されます。ロール定義は許可(Actions)と拒否(NotActions)で表現され、明示的な 拒否割り当て は許可に優先します(通常 Blueprints/managed app が使用)。組み込みで足りなければ カスタムロール を作成し、最小権限を保ちます。RBAC は Azure リソースの操作権限で、Entra ID の ディレクトリロール(全体管理者など、テナント/IDの管理)とは別物です。PIM で所有者などの強い権限を時間限定・承認付きで付与すると、常設特権を減らせます。判断軸は「読み取りだけ=閲覧者」「作る/変える=共同作成者」「権限まで管理=所有者/ユーザーアクセス管理者」。
| ロール | できること |
|---|---|
| 閲覧者(Reader) | 読み取りのみ |
| 共同作成者(Contributor) | 作成/変更(ロール付与は不可) |
| 所有者(Owner) | 全権+アクセス管理 |
| ユーザーアクセス管理者 | アクセス権限の管理のみ |
シナリオ:開発者にはリソースを作らせたいが、他人への権限付与はさせたくない。 共同作成者をリソースグループスコープで割り当て(作成/変更は可、ロール付与は不可)。権限管理が必要な担当者には ユーザーアクセス管理者を別途。所有者は最小限にし、必要時だけ PIM で時間限定昇格。全社共通の制限は 管理グループスコープで割り当てて配下に継承させます。
Q. 読み取りだけ? 閲覧者。Q. 作る/変えるが権限付与は不可? 共同作成者。Q. 全権+アクセス管理? 所有者。Q. 権限の管理だけ? ユーザーアクセス管理者。Q. 上位スコープの割り当ては? 下位へ継承。Q. 常設特権を減らす? PIM で時間限定昇格。
混同に注意:
①共同作成者はロール付与(アクセス管理)ができない——それは所有者かユーザーアクセス管理者。
②Azure RBAC(リソース権限)と Entra ディレクトリロール(テナント/ID管理)は別物——全体管理者≠所有者。
③スコープは継承するので、広すぎる上位割り当ては過剰権限になる(最小スコープで付与)。
④拒否割り当ては許可に優先する。
まずは組み込みロールで要件を満たせないか検討し、足りない場合のみカスタムロールを作成します。最小権限を心がけましょう。
1.2.2この節のまとめ
- ロール割り当て=プリンシパル+ロール定義+スコープ
- 閲覧者/共同作成者/所有者を使い分け、スコープは下位へ継承
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. Azure RBAC のロール割り当てを構成する3要素はどれですか?
Q2. リソースの読み取りのみを許可し、変更はさせたくない場合に適した組み込みロールはどれですか?
Q3. サブスクリプションのスコープで割り当てたロールは、配下のリソースグループにどう作用しますか?

