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第4章 · AI エージェントの構築·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約13分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AI-901 第4章を新規作成(ドメイン2: エージェントの定義=目標→自律計画→ツール実行→反復、構成要素=指示/モデル/知識/ツール、関数呼び出し、生成AIとの違い、Foundry Agent Service、マルチエージェント、安全策=権限最小化/human-in-the-loop/Content Safety)

4.2Foundry でエージェントを構築する

この節の要点

Microsoft Foundry の Foundry Agent Service でエージェントを作る流れ(モデル+指示+知識+ツールの構成)、複数のエージェントを連携させるマルチエージェント、そしてエージェント運用の安全策(権限・確認・監視)を理解します。

Microsoft Foundry では Foundry Agent Service を使ってエージェントを構築・運用します。作り方の骨子は「
①デプロイしたモデルを選ぶ →
②指示(役割・制約)を書く →
③知識(参照データ)を接続する →
④使えるツールを登録する」。これらを組み合わせると、目標を受け取り自律的に動くエージェントが完成します。前章までの要素(モデルのデプロイ・グラウンディング・ツール)が、ここで1つのエージェントとして統合される、という関係を押さえましょう。

4.2.1マルチエージェント — 役割分担

1つのエージェントで複雑すぎる業務は、複数のエージェントに役割を分けて連携させると扱いやすくなります。これが マルチエージェント(multi-agent)です。たとえば「調査担当」「下書き担当」「チェック担当」のように専門化したエージェントを用意し、オーケストレーター(取りまとめ役)が全体を調整します。各エージェントが得意な小タスクに集中することで、品質と保守性が上がります。AI-901 では「複雑な業務は専門エージェントに分けて連携できる」という概念を理解すれば十分です。

4.2.2エージェントの安全な運用

エージェントは自律的に行動するため、安全策が特に重要です。基本は3つ:
権限の最小化——エージェントに渡すツールやアクセス権は本当に必要な分だけにする。
human-in-the-loop——支払いや削除など影響の大きい操作は人の承認を挟む。
監視と安全フィルター——応答や行動を評価・監視し、有害な出力は Azure AI Content Safety でブロックし、プロンプトインジェクション対策を施す。これらは責任ある AI(信頼性と安全性・説明責任)の実装でもあります。

リスク対策
過大な権限で誤操作権限・ツールの最小化
影響の大きい自動実行human-in-the-loop(人の承認)
有害な出力Azure AI Content Safety で検出/ブロック
指示の乗っ取りプロンプトインジェクション対策・入力検証

シナリオ:経費精算アシスタント(マルチエージェント)。 「申請を処理して」→読み取り担当が領収書から金額を抽出→規程チェック担当が社内規程(知識/RAG)に照合→実行担当が精算システムに登録(ツール)。ただし一定額以上は人の承認(human-in-the-loop)を必須にし、各エージェントの権限は最小化、処理は監視ログに記録します。

注意

混同・注意:
Foundry Agent Service(エージェントを作る場所)と単発のモデル呼び出しを取り違えない。
マルチエージェント=高機能で常に最適 ではない——単純な業務は単一エージェントや生成 AI で十分。
③安全策(権限最小化・人の承認・Content Safety)は任意の飾りではなく前提
④知識(RAG)と権限(ツール)は別物——「何を知るか」と「何ができるか」を区別。

試験ポイント

頻出:
①「Foundry でエージェントを作る/動かすサービス」=Foundry Agent Service
②エージェントの構成=モデル+指示+知識+ツール
③「複雑な業務を専門エージェントに分けて連携」=マルチエージェント
④「影響の大きい操作の前に人が承認」=human-in-the-loop、「権限は必要最小限」=最小権限、「有害出力をブロック」=Content Safety

複数のエージェントが役割分担して協調するマルチエージェントと、ガードレール・人の承認・監視による安全な運用を表した図。
役割分担と安全な運用

4.2.3この節のまとめ

  • Foundry のエージェント=Foundry Agent Service で「モデル+指示+知識+ツール」を組み合わせて構築
  • マルチエージェント=複雑な業務を専門エージェントに分けてオーケストレーターが調整
  • 安全策:権限最小化/human-in-the-loop(人の承認)/監視・Content Safety/プロンプトインジェクション対策
  • 知識(何を知るか・RAG)と権限(何ができるか・ツール)は区別する

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Microsoft Foundry でエージェントを構築・運用するためのサービスはどれですか?

Q2. Foundry でエージェントを構成する基本要素の組み合わせとして正しいものはどれですか?

Q3. 複雑な業務を、専門化した複数のエージェントに役割を分けて連携させる構成を何と呼びますか?

Q4. 支払いや削除など影響の大きい操作を、エージェントに自動実行させる前に人が承認する安全策はどれですか?

Q5. エージェントの安全な運用に関する説明として正しいものはどれですか?

理解度を確認第4章「AI エージェントの構築」の問題を解く

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