変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AI-901 第4章を新規作成(ドメイン2: エージェントの定義=目標→自律計画→ツール実行→反復、構成要素=指示/モデル/知識/ツール、関数呼び出し、生成AIとの違い、Foundry Agent Service、マルチエージェント、安全策=権限最小化/human-in-the-loop/Content Safety)
4.2Foundry でエージェントを構築する
Microsoft Foundry の Foundry Agent Service でエージェントを作る流れ(モデル+指示+知識+ツールの構成)、複数のエージェントを連携させるマルチエージェント、そしてエージェント運用の安全策(権限・確認・監視)を理解します。
Microsoft Foundry では Foundry Agent Service を使ってエージェントを構築・運用します。作り方の骨子は「
①デプロイしたモデルを選ぶ →
②指示(役割・制約)を書く →
③知識(参照データ)を接続する →
④使えるツールを登録する」。これらを組み合わせると、目標を受け取り自律的に動くエージェントが完成します。前章までの要素(モデルのデプロイ・グラウンディング・ツール)が、ここで1つのエージェントとして統合される、という関係を押さえましょう。
4.2.1マルチエージェント — 役割分担
1つのエージェントで複雑すぎる業務は、複数のエージェントに役割を分けて連携させると扱いやすくなります。これが マルチエージェント(multi-agent)です。たとえば「調査担当」「下書き担当」「チェック担当」のように専門化したエージェントを用意し、オーケストレーター(取りまとめ役)が全体を調整します。各エージェントが得意な小タスクに集中することで、品質と保守性が上がります。AI-901 では「複雑な業務は専門エージェントに分けて連携できる」という概念を理解すれば十分です。
4.2.2エージェントの安全な運用
エージェントは自律的に行動するため、安全策が特に重要です。基本は3つ:
①権限の最小化——エージェントに渡すツールやアクセス権は本当に必要な分だけにする。
②human-in-the-loop——支払いや削除など影響の大きい操作は人の承認を挟む。
③監視と安全フィルター——応答や行動を評価・監視し、有害な出力は Azure AI Content Safety でブロックし、プロンプトインジェクション対策を施す。これらは責任ある AI(信頼性と安全性・説明責任)の実装でもあります。

