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第4章 · AI エージェントの構築·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約13分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AI-901 第4章を新規作成(ドメイン2: エージェントの定義=目標→自律計画→ツール実行→反復、構成要素=指示/モデル/知識/ツール、関数呼び出し、生成AIとの違い、Foundry Agent Service、マルチエージェント、安全策=権限最小化/human-in-the-loop/Content Safety)

4.1AI エージェントとは

この節の要点

エージェント型 AI が、生成 AI に「目標に向けた自律的な計画・ツール利用・複数ステップの実行」を加えたものであることを理解し、単純な生成 AI との違い、ツール(関数呼び出し)・知識・行動という構成要素、エージェントが向くシナリオを学びます。

AI エージェント(agent)とは、目標を与えると、自律的に手順を計画し、必要なツールを呼び出して実行し、結果を見て次の手を決める——という「考えて動く」AI です。単純な生成 AI が「1回の入力に1回の文章を返す」のに対し、エージェントは「目標達成まで複数ステップを回す」点が決定的に違います。たとえば「来週の出張を手配して」に対し、エージェントは空き状況の確認・予約・確認メール送信といった一連の行動を、ツールを使って自律的にこなします。

4.1.1エージェントの構成要素

  • 指示(instructions):エージェントの目的・役割・守るべき制約(システムメッセージに相当)。
  • モデル:判断と文章生成を担う LLM(Foundry でデプロイしたもの)。
  • 知識(knowledge):参照する情報源(社内文書など)。グラウンディング/RAG で根拠を与える。
  • ツール/行動(tools / actions):エージェントが呼び出せる外部機能(関数呼び出し・API・検索など)。「行動できる」ことがエージェントの肝。

4.1.2ツール(関数呼び出し)の仕組み

エージェントが「行動」できるのは 関数呼び出し(function calling/tool calling)の仕組みによります。開発者はエージェントに「使える道具(関数)」とその使い方を登録しておきます。エージェントは目標達成に必要だと判断すると、その関数をいつ・どんな引数で呼ぶかを自分で決めて呼び出し、得られた結果を踏まえて次の生成に進みます。これにより、在庫検索・予約・メール送信・計算といった実世界の操作を AI が連鎖的に実行できます。

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