変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AI-300 第1章を新規作成(ドメイン1「MLOps インフラ」: ワークスペース/データストア/コンピューティング ターゲット/ID・アクセス管理、アセット管理=データアセット/環境/コンポーネント/レジストリ、IaC と自動化=Bicep・Azure CLI/GitHub Actions/ワークロード ID フェデレーション/ネットワーク制限/Git)
1.1Machine Learning ワークスペースとリソース
Azure Machine Learning(AML)ワークスペースの作成と管理、データストア、コンピューティング ターゲット、そしてワークスペースの ID とアクセス管理(マネージド ID/RBAC)を、MLOps 基盤の土台として理解します。
AI-300 は、DP-100(データサイエンティスト)を運用化(MLOps+GenAIOps)へ大きく広げた後継資格です。モデルを「作る」だけでなく、インフラを設計し、ライフサイクルを自動化し、品質と可観測性を担保することが問われます。その出発点が、機械学習の作業基盤となる Azure Machine Learning(AML)ワークスペース です。
1.1.1ワークスペースとデータストア
ワークスペース は、実験・モデル・エンドポイント・コンピューティングなど ML 資産を束ねる中心リソースです。データへの接続は データストア(Blob Storage・Data Lake などへの接続情報を資格情報を埋め込まず安全に管理)で行い、その上にデータアセットを定義します。ワークスペースは Key Vault・Storage・Container Registry・Application Insights と連携して動きます。
1.1.2コンピューティング ターゲット
- コンピューティング インスタンス:個人の開発用(ノートブック)。1人用の作業マシン。
- コンピューティング クラスター:学習ジョブ用に自動スケールする複数ノード。使用後 0 までスケールインしてコスト削減。
- 推論クラスター(AKS)/ マネージド エンドポイント:本番推論の実行先。リアルタイム/バッチに対応。
1.1.3ID とアクセス管理
ワークスペースのアクセスは Azure RBAC(組み込みロール:閲覧者/共同作成者/所有者や AzureML 固有ロール)で最小権限に割り当てます。ワークスペースやジョブが他リソース(Storage・Key Vault 等)へアクセスする際は マネージド ID を使い、シークレットを持たずに認証します。機微なシークレットは Key Vault に保管します。これらは MLOps の安全な自動化の前提です。
| 用途 | コンピューティング | 要点 |
|---|---|---|
| 個人開発(ノートブック) | コンピューティング インスタンス | 1人用・常時課金に注意 |
| 学習ジョブ | コンピューティング クラスター | 自動スケール・0までスケールイン |
| 本番推論 | マネージド エンドポイント / AKS | リアルタイム/バッチ |
| データ接続 | データストア | 資格情報を埋め込まない |
| リソース認証 | マネージド ID | シークレットレス |
混同に注意:
①コンピューティング インスタンス(1人用開発)とコンピューティング クラスター(自動スケールの学習用)——インスタンスは常時課金になりがち。
②データストア(接続情報)とデータアセット(具体的なデータの参照)は別。
③リソースアクセスはマネージド ID(シークレットレス)を優先。
「要件 → リソース」:例「学習ジョブを自動スケールで安く回す」=コンピューティング クラスター、「個人でノートブック開発」=コンピューティング インスタンス、「Storage へシークレットなしで接続」=マネージド ID+データストア、「最小権限でアクセス付与」=Azure RBAC。
1.1.4この節のまとめ
- AML ワークスペース=ML 資産の中心。データ接続はデータストア(資格情報を埋め込まない)
- コンピューティング:インスタンス(個人開発)/ クラスター(学習・自動スケール)/ マネージド エンドポイント(本番推論)
- アクセスは Azure RBAC で最小権限、リソース認証はマネージド ID(シークレットレス)、シークレットは Key Vault
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 学習ジョブを実行するために自動スケールし、使用後は 0 ノードまでスケールインしてコストを抑えられるのはどれですか?
Q2. 個人がノートブックで開発するために使う、1人用の作業マシンはどれですか?
Q3. Blob Storage などへの接続情報を、資格情報を埋め込まずに安全に管理する AML の仕組みはどれですか?
Q4. ワークスペースやジョブが Storage や Key Vault へシークレットを持たずに認証するために使うのはどれですか?
Q5. AML ワークスペースへのアクセスを最小権限で付与するために使うのはどれですか?
Q6. AML ワークスペースの説明として正しいものはどれですか?

