第5章 · ネットワーキングとコンテンツ配信·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約8分
変更要約: SOA-C02 第5章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
5.2Route 53 と DNS ルーティング
この節の要点
Route 53 のホストゾーンとレコード、ヘルスチェック、ルーティングポリシー(フェイルオーバー/レイテンシ/地理/加重/シンプル)の使い分けを理解します。
ドメイン名をどのエンドポイントへ向けるかを制御するのが Amazon Route 53 です。ルーティングポリシーを要件に合わせて選ぶのが運用のポイントです。
5.2.1ルーティングポリシー
- フェイルオーバー:ヘルスチェックでプライマリ障害時にセカンダリへ(アクティブ-パッシブ)。
- レイテンシ/地理:最も低遅延のリージョン、または地理的位置でルーティングする。
- 加重:割合でトラフィックを分割(カナリア/AB テスト)。シンプルは単一レコード。
- ヘルスチェック:エンドポイントの健全性を監視し、フェイルオーバー等と連携する。
Route 53 は「DNS+ヘルスチェック」で、ルーティングポリシーを要件に合わせて選びます。シンプル は単一レコード(複数値なら順不同で返す)、フェイルオーバー はヘルスチェックでプライマリ障害時にセカンダリへ(アクティブ-パッシブ)、レイテンシ は最も低遅延のリージョンへ、地理(Geolocation) は利用者の国/地域で、地理的近接(Geoproximity) は位置+バイアスで、加重(Weighted) は割合でトラフィックを分割(カナリア/AB テスト)します。AWS リソース(ALB/CloudFront/S3 ウェブサイト)へは Alias レコード(ゾーンエイペックスにも使え、追加課金なし)を使い、外部には CNAME を使います。可用性の鍵は ヘルスチェック(エンドポイント/他のヘルスチェック/CloudWatch アラームベース)で、フェイルオーバーや「異常なら配信から除外」に連携します。TTL を小さくすると切り替えは速くなりますが問い合わせが増えます。DNS は結果的に伝播するため、TTL を見越した設計が重要です。

