Instiq
第3章 · デプロイ・プロビジョニング・自動化·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約8分

変更要約: SOA-C02 第3章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

3.3一貫したインスタンス構築(AMI と起動テンプレート)

この節の要点

ゴールデン AMI による事前構築、起動テンプレート(AMI+インスタンスタイプ+ユーザーデータ)、ユーザーデータによる起動時設定といった、一貫した素早いプロビジョニングを理解します。

同じ構成のインスタンスを速く・確実に増やすには、構成をイメージとテンプレートに固めるのが定石です。AMI起動テンプレート を使います。

3.3.1AMI と起動テンプレート

ゴールデン AMI(OS+ソフトを事前構築)→起動テンプレート(AMI+インスタンスタイプ+ユーザーデータ)→ASG/インスタンス(同一構成・高速起動)という、AMI を焼いて起動テンプレートで参照し一貫したインスタンスを作る流れを示した図。
AMI と起動テンプレート
  • ゴールデン AMI:OS とソフトを事前構築したイメージ。起動を速め、構成を統一する。
  • 起動テンプレートAMI・インスタンスタイプ・ユーザーデータなどをまとめた起動設定。ASG から参照する。
  • ユーザーデータ:起動時にスクリプトを実行して初期設定(ブートストラップ)を行う。
試験ポイント

「起動を速く・構成を統一=ゴールデン AMI」「ASG の起動設定=起動テンプレート(起動設定は非推奨)」「起動時スクリプト=ユーザーデータ」 は SOA で頻出です。AMI に焼くか、ユーザーデータで都度設定するかの判断も問われます。

一貫した素早いスケールには「何を AMI に焼き、何を起動時に注入するか」の切り分けが要です。ゴールデン AMI は OS とミドルウェア・依存を事前構築したイメージで、起動が速く構成のばらつきを無くします(パッチ適用版を定期的に作り直して更新)。AMI ビルドの自動化には EC2 Image Builder が便利です。起動テンプレート は AMI・インスタンスタイプ・キーペア・セキュリティグループ・ユーザーデータ などをまとめ、バージョン管理できる推奨の起動設定です(旧 起動設定(Launch Configuration) はレガシーで非推奨)。ASG は起動テンプレートを参照し、複数インスタンスタイプや スポット/オンデマンド混在 も指定できます。ユーザーデータ は初回起動時にスクリプトを実行する ブートストラップ で、環境ごとに変わる設定(接続先・フラグ)は Parameter Store から取得すると AMI を使い回せます。AMI はリージョン単位なので、他リージョン展開には AMI コピーが必要。共有は Launch Permission やプライベート共有で行い、不要な世代は 廃止(deprecate)/登録解除 してコストと混乱を避けます。

要素役割
ゴールデン AMIOS+依存を事前構築・高速起動
起動テンプレート起動設定をバージョン管理(推奨)
起動設定(レガシー)非推奨・テンプレートへ移行
ユーザーデータ起動時のブートストラップ

シナリオ:スケールアウトが遅く、構成もばらつく。 ミドルや依存を ゴールデン AMI(EC2 Image Builder で自動ビルド)に焼き込み、起動時間を短縮。ASG は 起動テンプレート(旧・起動設定から移行)を参照し、環境差は ユーザーデータ+Parameter Store で注入。他リージョンには AMI コピーで展開します。

補足

Q. 起動を速く・構成統一? ゴールデン AMI。Q. ASG の起動設定は? 起動テンプレート(起動設定はレガシー)。Q. 起動時スクリプト? ユーザーデータ。Q. 環境ごとの設定は? Parameter Store から注入。Q. 他リージョンへ? AMI コピー。

注意

混同に注意:
①新規は起動テンプレートを使う(起動設定はレガシーで新機能非対応)。
②AMI はリージョン単位——他リージョンにはコピーが要る。
③すべてをユーザーデータで設定すると起動が遅くなる——安定依存は AMI に焼く。
④古い AMI/スナップショットの放置はコスト増、世代管理(deprecate/登録解除)を。

コツ

変化の少ない依存は AMI に焼き込み、環境ごとに変わる設定はユーザーデータやパラメータストアで注入すると、速度と柔軟性を両立できます。

3.3.2この節のまとめ

  • ゴールデン AMI+起動テンプレートで一貫・高速なプロビジョニング
  • 起動時設定はユーザーデータ

進捗の記録にはログインが必要です。

理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. インスタンスの起動を速め、構成を統一するために OS とソフトを事前構築したものは何ですか?

Q2. Auto Scaling グループがインスタンスを起動する際に参照する、推奨の起動設定はどれですか?

Q3. EC2 の起動時にスクリプトを実行して初期設定を行いたい。何を使いますか?

理解度を確認第3章「デプロイ・プロビジョニング・自動化」の問題を解く