変更要約: SOA-C02 第2章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)
2.3バックアップと災害対策(RPO/RTO)
EBS/RDS スナップショット、AWS Backup による集中管理(スケジュール・クロスリージョン/アカウントコピー)、RPO/RTO と DR 戦略の選択を理解します。
データ消失や災害に備え、バックアップを計画的に取り、復旧の目標(RPO/RTO)に合わせた DR 戦略を選びます。
2.3.1バックアップと復旧目標
- スナップショット:EBS や RDS のポイントインタイムバックアップ。S3 にマネージド保存される。
- AWS Backup:複数サービスを集中ポリシーでスケジュールし、クロスリージョン/アカウントコピーもできる。
- RPO:許容できるデータ損失の幅。RTO:復旧までに許容できる時間。これらが DR 戦略を決める。
「RPO=どれだけのデータ損失を許容するか」「RTO=どれだけ早く復旧する必要があるか」「複数サービス横断の集中バックアップ=AWS Backup」「別リージョンへ複製してDR=クロスリージョンコピー」 は SOA で頻出です。
バックアップと DR は「目標(RPO/RTO)→戦略→コスト」の順で決めます。RPO は「どの時点まで戻れるか=許容データ損失」、RTO は「どれだけ早く復旧するか」です。手段としては、スナップショット(EBS/RDS のポイントインタイム・増分で S3 にマネージド保存)と、複数サービスを一括管理する AWS Backup(バックアッププランでスケジュール/保持、クロスリージョン/クロスアカウントコピー、改ざん防止の Backup Vault Lock)があります。広域障害に備える DR 戦略は4段階:バックアップ&リストア(安いが遅い)→パイロットライト(最小構成を待機)→ウォームスタンバイ(縮小構成を常時稼働)→マルチサイト/アクティブ-アクティブ(高速だが高コスト)。RPO/RTO が短いほど上位=高コストになります。S3 のクロスリージョンレプリケーションや Route 53 のフェイルオーバールーティング(ヘルスチェックで待機リージョンへ)も典型的な構成要素です。タグベースで対象を選ぶと、新規リソースも自動でバックアップ計画に含められます。
| DR 戦略 | RTO/RPO | コスト |
|---|---|---|
| バックアップ&リストア | 長い | 低 |
| パイロットライト | 中 | 低〜中 |
| ウォームスタンバイ | 短い | 中〜高 |
| マルチサイト | 最短 | 高 |
シナリオ:全サービスのバックアップを統制し、別リージョンへ複製したい。 AWS Backup のバックアッププランでスケジュール/保持を一元化し、タグで対象を選定(新規リソースも自動包含)。クロスリージョンコピーで広域障害に備え、Backup Vault Lockで削除を防止。RTO が短い要件なら ウォームスタンバイ+Route 53 フェイルオーバーを選びます。
Q. 許容データ損失の指標は? RPO。Q. 復旧時間の指標は? RTO。Q. 全サービス集中バックアップ+クロスリージョン? AWS Backup。Q. 安く済ませる DR は? バックアップ&リストア。Q. 高速復旧の DR は? ウォームスタンバイ/マルチサイト。
混同に注意:
①RPO=データ損失幅、RTO=復旧時間——取り違え頻出。
②EBS スナップショットは S3 にマネージド保存(ユーザーの S3 バケットには見えない)。
③RPO/RTO が短いほど高コスト——「常にマルチサイト」は誤り(要件に合わせる)。
コストと RPO/RTO はトレードオフです。要件が緩ければバックアップ&リストア、厳しければパイロットライト〜マルチサイトを選びます。
2.3.2この節のまとめ
- スナップショット/AWS Backup(集中・クロスリージョン)
- RPO(損失幅)/RTO(復旧時間)が DR 戦略を決める
進捗の記録にはログインが必要です。
理解度チェック
(軽い確認用)Q1. 複数の AWS サービスのバックアップを集中管理し、スケジュールやクロスリージョンコピーを行いたい。何を使いますか?
Q2. 「どれだけのデータ損失を許容できるか」を表す指標はどれですか?
Q3. EBS のポイントインタイムバックアップはどこに保存されますか?

