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第1章 · 監視・ロギング・修復·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約9分

変更要約: SOA-C02 第1章を Associate 級に深掘り(比較表・シナリオ・FAQ・ひっかけ+深掘り段落、図を日本語化)

1.2ログ集約と監査(CloudWatch Logs と CloudTrail)

この節の要点

CloudWatch Logs によるアプリ/OS ログの集約と Logs Insights、CloudTrail による API 操作の監査(誰が何をしたか)、両者の使い分けを理解します。

問題の調査や監査にはログが不可欠です。AWS では アプリ/OS のログ=CloudWatch LogsAPI 操作の記録=CloudTrail と役割が分かれています。

1.2.1ログと監査証跡

CloudWatch Logs(アプリ/OS/Lambda のログを集約・Logs Insights でクエリ・「アプリは何をしているか」)と、AWS CloudTrail(API 呼び出し=誰が何をしたかを記録・アカウント全体の監査・「誰がこのリソースを変更したか」)の役割の違いを対比した図。
CloudWatch Logs と CloudTrail
  • CloudWatch Logs:アプリ・OS・Lambda などのログを集約。Logs Insightsでクエリ・分析する。
  • メトリクスフィルター:ログ内のパターン(ERROR 等)出現をメトリクス化し、アラームできる。
  • CloudTrailAPI 操作(誰が・いつ・何をしたか)を記録し、アカウント全体の監査に使う。
試験ポイント

「誰がリソースを変更/削除したか=CloudTrail」「アプリ/OS のログ調査=CloudWatch Logs」「ログ内の語の出現監視=メトリクスフィルター+アラーム」 は SOA で頻出です。混同に注意。

2つを役割で切り分けます。CloudWatch Logs は「アプリや OS が何をしているか」を見るためのログ集約で、ロググループ/ログストリームに整理し、Logs Insightsのクエリ言語で横断分析します。ログ内に「ERROR」などのパターンが出た回数を メトリクスフィルター でメトリクス化すれば、前節のアラームで通知できます。一方 CloudTrail は「誰が・いつ・どの API を呼んだか」を記録する監査サービスで、リソースの作成/変更/削除を後追いできます。組織証跡(organization trail) で全アカウント・全リージョンを1か所に集約し、S3 に長期保存、改ざん検知に ログファイル検証 を有効化します。データイベント(S3 オブジェクト操作や Lambda 実行)は既定オフなので、必要なら明示的に有効化します。EC2/オンプレのログを Logs へ送るには CloudWatch エージェント(または統合エージェント)を使います。

知りたいこと使うもの
アプリ/OS が何をしているかCloudWatch Logs(Logs Insights)
誰がリソースを変更/削除したかCloudTrail
ログ内の語の出現で通知メトリクスフィルター+アラーム
全アカウント/全リージョン監査CloudTrail 組織証跡→S3

シナリオ:本番のセキュリティグループを誰かが勝手に変更した。 「誰が・いつ・何を」は CloudTrail で特定(組織証跡なら全アカウント横断)。アプリ側の影響は CloudWatch Logs をLogs Insightsで時間帯指定して調査。再発防止に、該当 API を メトリクスフィルター+アラームで監視し SNS 通知、さらに EventBridge で自動是正へつなげます。

補足

Q. 削除した犯人を知りたい。 CloudTrail。Q. アプリのエラーログを分析。 CloudWatch Logs(Logs Insights)。Q. S3 オブジェクトの読み取りも記録したい。 CloudTrail のデータイベントを有効化。Q. ログの改ざん検知は? ログファイル検証。

注意

混同に注意:
CloudTrail=API 監査(誰が何を)/CloudWatch Logs=アプリ・OS ログ(何が起きたか)——役割を取り違えない。
②データイベント(S3/Lambda)は既定オフ。
③CloudTrail は「管理イベント」を90日間はイベント履歴で見られるが、長期保存には S3 証跡が必要。

コツ

CloudTrail の証跡(trail)を S3 に長期保存し、複数リージョン/組織全体を1か所に集約すると監査・コンプライアンスに有効です。

1.2.2この節のまとめ

  • CloudWatch Logs=アプリ/OS ログ/CloudTrail=API 操作の監査
  • ログの語を監視=メトリクスフィルター+アラーム

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 「誰がいつそのリソースを削除したか」を後から調査したい。最も適したサービスはどれですか?

Q2. アプリのログを集約し、クエリ言語で分析したい。何を使いますか?

Q3. ログ内に "ERROR" が一定回数以上出たら通知したい。何を使いますか?

理解度を確認第1章「監視・ロギング・修復」の問題を解く