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第2章 · ML モデルの開発·v2.1.0·更新 2026/6/28·読了目安 約10分

変更要約: in-scope サービス網羅: モデル開発/AIサービス(SageMaker AI/Bedrock/Q/Comprehend/Kendra/Personalize/Fraud Detector/Rekognition/Polly/Lookout/HealthLake/A2I/CodeGuru)を追加

2.1モデルの選択とトレーニング

この節の要点

SageMaker での3つのモデル構築アプローチ(組み込みアルゴリズム・スクリプトモード/独自コンテナ・AutoML/JumpStart)、トレーニングジョブの基礎を理解します。MLA-C01 の「ML モデルの開発」の出発点です。

データが整ったら、いよいよモデルを選んでトレーニングします。SageMaker では、手間と自由度の異なる複数のアプローチから選べます。

2.1.1構築アプローチ

組み込みアルゴリズム(XGBoost 等・データを用意するだけ・最小の手間)、スクリプトモード/独自コンテナ(自分のコード/コンテナ・PyTorch/TF/sklearn・完全な制御)、AutoML/JumpStart(Autopilot・基盤モデル・自動/事前学習・素早い開始)の3アプローチを手間の少ない順に示した図。
SageMaker のモデル構築アプローチ
  • 組み込みアルゴリズム:XGBoost など、AWS 提供のアルゴリズムにデータを渡すだけ。最小の手間。
  • スクリプトモード/独自コンテナ:PyTorch/TensorFlow/scikit-learn など自分のコードで学習。最大の自由度。
  • AutoML(Autopilot)/JumpStart:自動で最適モデルを探索、または事前学習済み/基盤モデルを活用。素早い開始。
  • トレーニングジョブ:インスタンスタイプ・データ入力・ハイパーパラメータを指定して学習を実行する。
試験ポイント

「手間最小・表形式に強い=組み込み XGBoost」「自前のフレームワーク=スクリプトモード/独自コンテナ」「自動でモデル探索=Autopilot」「事前学習/基盤モデル=JumpStart」 は MLA で頻出です。

モデル構築は「手間と自由度のトレードオフ」で選びます。組み込みアルゴリズムXGBoost・linear learner・k-means など)はデータを渡すだけで、特に表形式データに強く最小の手間。スクリプトモード/独自コンテナPyTorch/TensorFlow/scikit-learn など自前コードで学習でき自由度が最大(既存資産の移行向け)。AutoML(Autopilot)はモデルとハイパーパラメータを自動探索、JumpStartは事前学習済み/基盤モデルを素早く使えます。学習は トレーニングジョブで、インスタンスタイプ・入力(入力モード File/Pipe/FastFile)・ハイパーパラメータを指定して実行し、成果物は S3 のモデルアーティファクトに保存。大規模化には 分散トレーニング(データ並列/モデル並列)、コスト削減には マネージドスポットトレーニング(最大約90%引き・中断に備え チェックポイント)を使います。問題タイプ(分類/回帰/予測/レコメンド/画像/NLP)に合わせてアルゴリズムを選び、まずは XGBoost のような強いベースラインから始めるのが定石です。

状況最適なアプローチ
表形式・最小の手間組み込み(XGBoost 等)
自前フレームワークで学習スクリプトモード/独自コンテナ
自動でモデル探索AutoML(Autopilot)
事前学習/基盤モデルを活用JumpStart

シナリオ:表形式の解約予測モデルを短期間で作りたい。 まず組み込み XGBoost で強いベースラインを構築(データを S3 に置いてトレーニングジョブ)。学習コストはマネージドスポット+チェックポイントで削減。さらに精度が要ればスクリプトモードで独自特徴量や別フレームワークを試し、探索を任せるなら Autopilot に切り替えます。

補足

Q. 表形式で最小の手間? 組み込み XGBoost。Q. 自前 PyTorch コード? スクリプトモード/独自コンテナ。Q. 自動でモデル探索? Autopilot。Q. 事前学習/基盤モデル? JumpStart。Q. 学習コスト削減? マネージドスポット+チェックポイント。

注意

混同に注意:
Autopilot=自動でモデル探索/JumpStart=事前学習・基盤モデル——取り違えない。
②マネージドスポットは中断され得るためチェックポイント必須
③組み込みアルゴリズムでも入力フォーマット(RecordIO/CSV 等)やハイパーパラメータ要件がある。
④巨大データを毎回フルロードすると遅い——Pipe/FastFile モードを検討。

補足

大規模学習では分散トレーニングやスポットインスタンス(マネージドスポットトレーニング)でコストを下げられます。チェックポイントで中断に備えます。

2.1.2この節のまとめ

  • 組み込み/スクリプト・独自コンテナ/AutoML・JumpStart を使い分け
  • コスト削減=マネージドスポット+チェックポイント

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 表形式データに対し最小の手間で高性能な分類/回帰モデルを作りたい。最も適すのはどれですか?

Q2. 独自の PyTorch コードで SageMaker 上で学習したい。最も適した方法はどれですか?

Q3. コードをほとんど書かずに自動で最適なモデルとハイパーパラメータを探索したい。何を使いますか?

理解度を確認第2章「ML モデルの開発」の問題を解く