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第1章 · ML 向けデータ準備·v2.1.0·更新 2026/6/14·読了目安 約9分

変更要約: in-scope サービス網羅: データ準備/取り込み/保管/ストア/抽出(Kinesis/Firehose/DataSync/Glue DataBrew/EMR/Flink/MWAA/S3/EFS/FSx/Redshift/OpenSearch/DynamoDB/DocumentDB/Neptune/Textract/Transcribe/Translate/Comprehend Medical/MTurk 他)を追加

1.2SageMaker のデータ準備ツール

この節の要点

SageMaker Data Wrangler(視覚的なデータ準備)、Feature Store(特徴量の保存・共有)、Processing ジョブ/Glue による大規模変換を理解します。

AWS では Amazon SageMaker の各機能でデータ準備を効率化できます。視覚的な準備・特徴量の再利用・大規模処理を使い分けます。

1.2.1準備ツールの使い分け

Data Wrangler(視覚的なクレンジング/変換・300以上の組み込み変換・ローコード準備)、Feature Store(特徴量の保存と共有・オンライン+オフライン・再利用と一貫性)、Processing/Glue(大規模ジョブ・Spark/スクリプト・バッチ変換)の3つのデータ準備ツールを並べた図。
SageMaker のデータ準備ツール
  • Data Wrangler視覚的にデータをクレンジング/変換できる(多数の組み込み変換)。ローコードで素早く準備。
  • Feature Store:特徴量を保存・共有・再利用する。オンライン(低遅延推論用)とオフライン(学習用)がある。
  • Processing ジョブ / Glue大規模なバッチ変換を Spark/スクリプトで実行する。
試験ポイント

「視覚的・ローコードなデータ準備=Data Wrangler」「特徴量の保存・共有・一貫性=Feature Store(オンライン/オフライン)」「大規模バッチ変換=Processing/Glue」 は MLA で頻出です。

SageMaker のデータ準備は規模と用途で使い分けます。Data WranglerSageMaker Studio 上で視覚的にクレンジング/変換でき(300以上の組み込み変換・データ品質/バイアスのインサイト)、フローをそのまま Processing ジョブパイプラインFeature Store へ書き出せます。再利用と一貫性の要が Feature Store で、低遅延のリアルタイム推論向けの オンラインストア と、学習/バッチ向けの オフラインストア(S3)を持ち、同じ特徴量定義を学習と推論で共有して training-serving skew を防ぎます。大規模なバッチ変換は Processing ジョブ(Spark/独自スクリプト・コンテナ)や AWS Glue が適し、前章の ETL 基盤と連携します。スポット的な探索は Studio ノートブック、定常運用は SageMaker Pipelines に組み込みます。判断軸は「視覚的・ローコード=Data Wrangler」「特徴量の保存・共有・一貫性=Feature Store」「大規模バッチ=Processing/Glue」。SageMaker Clarify(次節)と組み合わせて品質・バイアスも担保します。

やりたいこと使うもの
視覚的・ローコードな準備Data Wrangler
特徴量の保存・共有・一貫性Feature Store(オンライン/オフライン)
大規模バッチ変換Processing ジョブ / Glue
低遅延の推論向け特徴量Feature Store オンラインストア

シナリオ:複数チームが同じ顧客特徴量を学習にも推論にも使いたい。 特徴量は Feature Store に定義し、学習は オフラインストア(S3)、リアルタイム推論は オンラインストアから取得——同一定義の共有で training-serving skew を防止。前処理フローは Data Wrangler で作って Processing ジョブにスケールアウトし、Pipelines に組み込んで再現可能にします。

補足

Q. 視覚的にデータ準備? Data Wrangler。Q. 特徴量の共有・一貫性? Feature Store。Q. 低遅延推論向けの取得は? オンラインストア。Q. 学習/バッチ向けは? オフラインストア(S3)。Q. 大規模変換は? Processing/Glue。

注意

混同に注意:
Feature Store のオンライン=低遅延推論/オフライン=学習・バッチ——取り違えない。
②Data Wrangler は準備(クレンジング/変換)であり、特徴量の保存基盤ではない(保存は Feature Store)。
③学習と推論で別々の前処理を書くと skew の温床——定義を共有する。

コツ

Feature Store を使うと、学習時と推論時で同じ特徴量定義を共有でき、トレーニング/サービング間の不整合(training-serving skew)を防げます。

1.2.2この節のまとめ

  • Data Wrangler(視覚的準備)/Feature Store(特徴量再利用)/Processing・Glue(大規模)
  • Feature Store で training-serving skew を防止

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. 視覚的・ローコードでデータのクレンジングや変換を行いたい。最も適した SageMaker の機能はどれですか?

Q2. 特徴量を保存・共有して学習時と推論時で一貫させたい。最も適した SageMaker の機能はどれですか?

Q3. Feature Store のオンラインストアの主な用途はどれですか?

理解度を確認第1章「ML 向けデータ準備」の問題を解く