変更要約: GH-500 第3章を新規作成(依存リスク管理=依存関係グラフ[直接/推移的]・SBOM[SPDX/CycloneDX]エクスポート・Dependabot アラート/セキュリティ更新[自動PR]/バージョン更新・CVSS+EPSS の優先順位付け、Dependency Review とポリシー=マージ前ゲート/ライセンス検証・グルーピング/自動却下/dependabot.yml 更新戦略・権限/役割/ワークフロー・Webhook/連携)
3.2Dependency Review・更新ルール・ポリシーと連携
マージ前の Dependency Review(ライセンス/コンプライアンス検証・構成)、高度な依存更新ルール(グルーピング・自動却下・更新戦略)、権限と役割ベースのアラート割り当て、ワークフロー管理、そして外部通知・Webhook・セキュリティ連携を理解します。
検知(前節)に対し、本節は「混入させない/通さない」予防とゲート、そして組織での 運用設定 です。中心は Dependency Review による マージ前の検査、Dependabot の 更新ルール の調整、そして 権限・通知・連携 の構成です。
3.2.1Dependency Review — マージ前のゲート
Dependency Review は、PR で 依存が追加/更新される差分 を見て、脆弱な依存 や ライセンス上問題のある依存 がマージされようとしていないかを マージ前にチェック します(ゲートベースの予防)。必須チェックにすれば、危険な依存の追加で マージをブロック できます。ライセンス/コンプライアンス検証 により、許可されていないライセンスの依存を弾く構成も可能です。これにより「入ってから直す」ではなく「入る前に止める」運用ができます。
3.2.2依存更新ルール(グルーピング・自動却下)
Dependabot の PR が大量に出ると運用が圧迫されます。グルーピング は、関連する依存更新を 1 つの PR にまとめて ノイズとレビュー負荷を減らします。自動却下(auto-dismiss) は、開発依存のみに影響する低リスクなアラートなどを 条件に基づいて自動で取り下げ ます。更新戦略 では、対象範囲(セマンティックバージョンの範囲)、スケジュール、対象パッケージなどを dependabot.yml で設定します。これらで「修復の量」をコントロールします。
3.2.3権限・ワークフロー・連携
組織では、誰がアラートを閲覧/対応するかを 権限と役割ベースの割り当て で制御します。修復は ワークフロー(PR レビュー・必須チェック・CI)に組み込み、人手と自動を組み合わせます。さらに、外部通知・Webhook・セキュリティ連携 により、検出を SIEM やチケット管理、チャットへ流して既存の運用に統合できます。これにより、サプライチェーンの状態を 組織のセキュリティ運用 に取り込みます。
頻出:
①Dependency Review=PR の依存差分をマージ前に検査(脆弱/ライセンス問題をブロック)=ゲートベース予防。ライセンス/コンプライアンス検証で不許可ライセンスを弾く。
②グルーピングで更新 PR をまとめノイズ低減、自動却下で低リスクを自動取り下げ、dependabot.yml で更新戦略。
③権限/役割ベース割り当て・ワークフロー・Webhook/連携で組織運用に統合。
混同・注意:
①Dependency Review(PR でのマージ前ゲート)と Dependabot アラート(既存依存の検知)は役割が別——併用する。
②自動却下は便利だが、条件を緩くしすぎると本物のリスクを取り下げてしまう。
③グルーピングはノイズを減らすが、まとめすぎると 1 つの失敗で全体が止まることも——粒度を設計する。
④Webhook/連携は通知の拡張で、修復自体ではない。
3.2.4この節のまとめ
- Dependency Review=PR の依存差分をマージ前に検査(脆弱/ライセンスをブロック)=ゲートベース予防
- グルーピングで更新 PR をまとめ、自動却下で低リスクを取り下げ、dependabot.yml で更新戦略
- 権限/役割ベース割り当て・ワークフロー・Webhook/連携で組織運用に統合
- Dependency Review(マージ前ゲート)と Dependabot アラート(既存依存検知)は役割が別=併用
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理解度チェック
(軽い確認用)Q1. PR で新たに追加される依存に脆弱性や不許可ライセンスがあれば、マージ前にブロックしたいです。使うものは?
Q2. Dependabot の更新 PR が大量に出てレビューが追いつきません。ノイズを減らす適切な設定は?
Q3. 開発依存のみに影響する低リスクなアラートを、条件に基づいて自動で取り下げたいです。使うものは?
Q4. Dependabot のバージョン更新の対象範囲やスケジュールを設定するファイルはどれですか?
Q5. 検出されたサプライチェーンのアラートを、組織の SIEM やチケット管理に流して既存運用に統合したいです。適切な手段は?
Q6. Dependency Review と Dependabot アラートの役割の違いとして正しいものは?

