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第5章 · コンプライアンス要件の支援·v1.0.0·更新 2026/6/15·読了目安 約14分

変更要約: Professional Cloud Security Engineer 第5章を新規作成(ドメイン5「コンプライアンス」: 技術的ニーズの判断・責任共有モデル・スコープ特定・要件→サービス/制御のマッピング・Access Transparency/Access Approval、Assured Workloads・組織ポリシー(事前ビルド/カスタム)・データとサービスのリージョナリゼーション(リソースロケーション制約)・ネットワーク/アクセスのセグメンテーション・監査ログの網羅)。

5.1規制要件と責任共有モデル

この節の要点

コンピュート/データ/ネットワーク/ストレージに関する技術的ニーズの判断、責任共有モデルの評価、規制コンプライアンスの対象となる Google Cloud 環境(スコープ)の特定、コンプライアンス要件を Google Cloud のサービスとセキュリティ制御(ネットワーク/アクセスのセグメンテーション、監査ログの網羅)へマッピングすることを理解します。

コンプライアンスは「何が自分の責任で、どの環境が対象か」を正しく区切ることから始まります。要件を具体的な Google Cloud の制御へ翻訳します。

5.1.1責任共有モデルとスコープ

クラウドのセキュリティは 責任共有モデル で分担します。物理基盤やハイパーバイザーは Google、データ/ID/構成/アクセス制御は顧客の責任で、IaaS/PaaS/SaaS で境界が変わります(マネージドほど顧客責任が減る)。さらに Sovereignty(主権) の観点で、Google が運用に関与した記録を見る Access Transparency、Google のアクセスに事前承認を要求する Access Approval があります。規制対応ではまず スコープ(対象となる Google Cloud 環境=プロジェクト/フォルダ/データ)を特定し、技術的ニーズ(コンピュート/データ/ネットワーク/ストレージ)を整理します。「Google のアクセスを可視化=Access Transparency」「Google のアクセスに承認を要求=Access Approval」を結びます。

5.1.2要件のマッピング

コンプライアンス要件は、具体的な Google Cloud のサービスとセキュリティ制御 へマッピングします。例:データ分離→VPC Service Controls/ネットワークセグメンテーション、アクセス分離→IAM/最小権限/職務分掌、証跡→Cloud Audit Logs の網羅(データアクセスログ含む)、暗号化→CMEK/EKM、機微データ→Sensitive Data Protection。要件ごとに「どの制御が証拠になるか」を対応づけ、監査で提示できるようにします。「ネットワーク/アクセスのセグメンテーション+監査ログ網羅」がマッピングの定番軸です。

試験ポイント

要件 → 手段」が頻出。例:「Google サポートがデータにアクセスした記録を見たい」=Access Transparency、「Google のアクセスに事前承認を必須化」=Access Approval、「責任の境界を理解」=責任共有モデル(IaaS/PaaS/SaaS で変化)、「データ分離の証拠」=VPC Service Controls、「アクセスの証跡」=Cloud Audit Logs(データアクセス含む)。

注意

混同に注意:
Access Transparency(Google のアクセスを可視化)と Access Approval(事前承認を要求)は役割が別。
責任共有はサービスモデルで境界が動く=SaaS ほど顧客責任は減るがゼロではない。
③スコープを広く取りすぎると監査負荷が増える=対象を正しく区切る。

責任共有モデル(IaaS/PaaS/SaaS で境界が動く)、スコープ特定、Access Transparency/Access Approval、要件→サービス/制御(VPC Service Controls/IAM/Cloud Audit Logs/CMEK)のマッピングを示す図。
責任とスコープを区切る

5.1.3この節のまとめ

  • 責任共有モデルで分担(IaaS/PaaS/SaaS で境界が動く)、主権は Access Transparency/Access Approval
  • まず対象環境(スコープ)を特定し、技術ニーズ(compute/data/network/storage)を整理
  • 要件→サービス/制御へマッピング(VPC Service Controls/IAM/Cloud Audit Logs/CMEK/SDP)

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Google のサポートや運用担当が自社データにアクセスした事実を、記録として可視化したい。最適なのはどれですか?

Q2. 規制要件として、Google が自社データにアクセスする前に明示的な承認を必須にしたい。最適なのはどれですか?

Q3. クラウドの責任共有モデルの説明として最も正しいのはどれですか?

Q4. 規制対応を始めるにあたり、最初にすべきことはどれですか?

Q5. 「機微データへのアクセスをすべて記録する」というコンプライアンス要件を満たす Google Cloud の制御はどれですか?

理解度を確認第5章「コンプライアンス要件の支援」の問題を解く

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