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第2章 · VPC ネットワークの実装·v1.0.0·更新 2026/6/15·読了目安 約16分

変更要約: Professional Cloud Network Engineer 第2章を新規作成(ドメイン2「実装」: VPC/サブネット/ファイアウォールルール・ポリシー、VPC ピアリング(非推移)、Shared VPC と compute.networkUser、Private Google Access、VPC Service Controls 境界、サブネット拡張、静的/Cloud Router 動的ルーティング、ルート優先度/ネットワークタグ、内部 LB ネクストホップ、ポリシーベースルーティング、Network Connectivity Center のスポーク/トポロジ/Private NAT/PSC 伝播/CIDR フィルタ、GKE=VPC ネイティブ/限定公開クラスタ/承認済みネットワーク/DNS ベースエンドポイント/Dataplane V2/IP マスカレード/ネットワークポリシー/Pod・Service 範囲)。

2.1VPC の構成とルーティング

この節の要点

VPC リソース(ネットワーク/サブネット/ファイアウォールルールまたはポリシー)の作成、VPC ネットワークピアリング、Shared VPC の作成とサービスプロジェクトへのサブネット共有・IAM 権限、Private Google Access、VPC Service Controls 境界、サブネット範囲の拡張、静的/動的ルーティング(Cloud Router)、ルート優先度とネットワークタグ、内部 LB をネクストホップにする構成、ポリシーベースルーティングを理解します。

設計を実物にする工程です。VPC・サブネット・ファイアウォール・経路を作り、サービスへの到達性と統制を正しく構成します。要件を「どの設定で実現するか」に落とします。

2.1.1VPC・サブネット・ファイアウォール・共有

VPC とその サブネット(リージョン単位)を作り、許可/拒否を ファイアウォールルール または ファイアウォールポリシー で定義します。複数プロジェクトに 1 つの VPC を使わせるには Shared VPC を有効化し、サービスプロジェクトに サブネット利用権限(IAM の compute.networkUser)を付与します。別 VPC 同士は VPC ネットワークピアリング で接続します(推移しない=transitive でない点に注意)。外部 IP を持たない VM から Google API へ到達するには Private Google Access を有効化し、機微サービスのデータ持ち出しは VPC Service Controlsサービス境界 で防ぎます。稼働後に IP が足りなくなったら サブネット範囲の拡張 で広げられます。

2.1.2ルーティングとネクストホップ

経路は 静的ルート と、Cloud Router による 動的ルーティング(BGP)で構成します。スコープは グローバルリージョナル の動的ルーティングモードで決めます。同一宛先に複数経路があるときは ルート優先度(priority・小さいほど優先)と ネットワークタグ で適用先を絞ります。トラフィックを検査アプライアンスへ通すには 内部ロードバランサをネクストホップ に指定したり、送信元/プロトコルなどで経路を変える ポリシーベースルーティング を使います。VPC ピアリングや NCC をまたぐ経路は カスタムルートのインポート/エクスポート で交換します。「同一宛先の選択=優先度」「検査用に経路を曲げる=ILB ネクストホップ/ポリシーベースルート」を結びます。

試験ポイント

要件 → 手段」が頻出。例:「サービスプロジェクトに Shared VPC サブネットを使わせる」=compute.networkUser 付与、「外部 IP なし VM から Google API へ」=Private Google Access、「機微サービスのデータ持ち出し防止」=VPC Service Controls 境界、「同一宛先で経路を選ぶ」=ルート優先度、「特定 VM のトラフィックを検査 LB へ」=内部 LB をネクストホップ/ポリシーベースルート。

注意

混同に注意:
VPC ピアリングは推移しない=A-B と B-C があっても A-C は通らない(NCC/ハブ&スポークを検討)。
Private Google Access(Google API へ非公開到達)と Cloud NAT(一般インターネット外向き)は目的が別。
ルート優先度は値が小さいほど優先

VPC/サブネット/ファイアウォール、Shared VPC(compute.networkUser)/非推移ピアリング、Private Google Access/VPC Service Controls、静的・Cloud Router 動的ルート/優先度/内部 LB ネクストホップ/ポリシーベースルートを示す図。
設計を実物にする

2.1.3この節のまとめ

  • Shared VPC のサブネット利用は compute.networkUser、別 VPC 接続は(非推移の)ピアリング
  • 外部 IP なしで Google API=Private Google Access、データ持ち出し防止=VPC Service Controls 境界
  • 経路は静的/Cloud Router 動的、同一宛先は優先度、検査は ILB ネクストホップ/ポリシーベースルート

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. サービスプロジェクトのチームが Shared VPC のサブネットでリソースを作れるようにしたい。付与すべき IAM ロールはどれですか?

Q2. 外部 IP を持たない VM から Cloud Storage などの Google API へプライベートに到達させたい。設定はどれですか?

Q3. BigQuery や Cloud Storage からの不正なデータ持ち出しを境界で防ぎたい。最適なのはどれですか?

Q4. 東西トラフィックを検査用のファイアウォールアプライアンスへ通したい。Google 推奨のネクストホップ構成はどれですか?

Q5. A-VPC と B-VPC、B-VPC と C-VPC をそれぞれピアリングした。A から C へ通信できない理由として正しいのはどれですか?

理解度を確認第2章「VPC ネットワークの実装」の問題を解く