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第6章 · 管理と監視·v2.0.0·更新 2026/6/3·読了目安 約13分

変更要約: AZ-900 第6章を新基準で全面拡充(管理ツール対話/スクリプト/IaC・Arc、監視 Monitor/Log Analytics/App Insights/アラート/Advisor/Service Health)

6.2監視ツール

この節の要点

Azure Monitor を中心に、ログ分析の Log Analytics、アプリ監視の Application Insights、そして推奨の Azure Advisor と稼働状況の Azure Service Health の役割を理解します。

クラウドを安心して運用するには、状態を見える化し、問題や改善点に早く気づくことが大切です。Azure の監視は Azure Monitor を中核に、「集める→分析する→知らせる」の流れで成り立ちます。これに加えて、自分のリソースへ助言する Advisor と、Azure 自体の稼働状況を伝える Service Health があります。役割が似た用語が多いので、何を対象に何をするかで整理します。

6.2.1集めて分析する

  • Azure Monitor:リソースのメトリック(数値)とログ(記録)を収集する監視の基盤。ここを起点に分析・アラート・可視化が広がる。
  • Log Analytics:集めたログを KQL(Kusto Query Language)でクエリ・分析するワークスペース。
  • Application Insightsアプリの性能・例外・利用状況を監視する(APM=アプリケーション性能監視)。
  • アラート:メトリック/ログの条件に基づいて通知やアクション(メール・Webhook・自動化)を起動する。
Azure Monitor がメトリック/ログを収集し、Log Analytics でログを分析、Application Insights でアプリを監視する流れと、Azure Advisor(推奨)・Azure Service Health(Azureの障害情報)を表した図。
監視・分析・助言・稼働状況のツール

6.2.2助言と稼働状況

監視データとは別に、Azure は2つの“知らせる”サービスを持ちます。Azure Advisor は、あなたのリソースを分析して改善の推奨(コスト・セキュリティ・信頼性・性能・オペレーショナルエクセレンス)を提示します。Azure Service Health は、Azure 側の障害・計画メンテナンス・正常性を通知します。「自分の構成の話(Advisor)」か「Azure の状態の話(Service Health)」か——向いている対象が正反対である点が最重要の区別です。

サービス役割対象
Azure Monitorメトリック/ログ収集の基盤・アラート自分のリソース
Log AnalyticsログをKQLで分析収集したログ
Application Insightsアプリ性能監視(APM)自分のアプリ
Azure Advisor改善の推奨自分のリソース
Service Health障害・メンテ・正常性Azure 自体
重要

紛らわしい2つを区別:Azure Advisor=あなたのリソースへの「助言」Azure Service Health=Azure 自体の「障害・稼働状況」。向いている対象が違います(自分 vs Azure)。

シナリオ:本番Webアプリの運用。 Application Insights で応答時間・例外を監視し、しきい値超えで Azure Monitor のアラートがチームに通知。原因調査は Log Analytics の KQL でログを横断検索。コストやセキュリティの改善余地は Advisor が提示。Azure 側の障害が疑われるときは Service Health を確認——役割ごとに使い分けます。

注意

混同に注意:
Advisor(自分への助言)Service Health(Azure の障害)——対象が真逆。
Log Analytics(ログをKQL分析)Application Insights(アプリ性能)——どちらも Azure Monitor 配下だが対象が違う。
Defender for Cloud(セキュリティ姿勢)は監視とは別(前章)。

補足

Q. Log Analytics と Application Insights は別物? どちらも Azure Monitor の一部です。Log Analytics は「ログ全般を KQL で分析する場所」、Application Insights は「アプリ専用の性能監視」。App Insights のデータも背後では Log Analytics のワークスペースに保存され、KQL で分析できます。

試験ポイント

Azure Monitor=収集の基盤/Log Analytics=ログをKQL分析/Application Insights=アプリ監視(APM)/アラート=条件で通知/Advisor=自分への推奨/Service Health=Azure の障害 の役割分担は頻出です。Advisor と Service Health の取り違えに注意。

6.2.3この節のまとめ

  • Azure Monitor(収集の基盤・アラート)→ Log Analytics(KQLでログ分析)/ Application Insights(アプリ監視)
  • Azure Advisor=自分のリソースへの推奨、Azure Service Health=Azure 側の障害・稼働状況
  • 「自分への助言(Advisor)」と「Azure の状態(Service Health)」を取り違えない

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. Web アプリの応答時間や例外などの性能を監視するサービスはどれですか?

Q2. 自分の Azure リソースに対して、コストやセキュリティなどの推奨を提示するサービスはどれですか?

Q3. Azure 自体の障害やメンテナンス情報を確認するサービスはどれですか?

Q4. 収集したログを KQL(Kusto Query Language)でクエリ・分析する場所はどれですか?

Q5. メトリックやログの条件に基づいて通知やアクションを起動する仕組みはどれですか?

理解度を確認第6章「管理と監視」の問題を解く

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