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第3章 · ID とセキュリティ·v1.0.0·更新 2026/8/6·読了目安 約14分

変更要約: AZ-140 第3章を新規作成(ドメイン2: ID 統合(AD DS/Entra ID 参加/Entra Domain Services・Azure RBAC・Conditional Access・MFA/パスワードレス/スマートカード・Entra SSO)、セッションホストのセキュリティ(Defender for Cloud 態勢/Defender ウイルス対策/Defender for Endpoint EDR オンボーディング・NSG/UDR/Azure Firewall・Azure Bastion/JIT・App Control for Business/Controlled Folder Access・Trusted Launch/機密 VM))。

3.1ID 統合とアクセス制御

この節の要点

AVD の ID シナリオ(AD DS / Microsoft Entra ID / Microsoft Entra Domain Services)、セッションホストの ID 構成、Azure RBAC、Conditional Access、認証オプション、Microsoft Entra シングルサインオンを理解します。

AVD のセッションホストは Windows VM なので、ユーザーがサインインするための ID 基盤 が必要です。どの ID シナリオを選ぶかが設計の土台になります。

3.1.1ID シナリオの選択

セッションホストの参加先(ドメイン参加)は 3 系統あります=オンプレ/IaaS の Active Directory Domain Services(AD DS)、マネージドドメインの Microsoft Entra Domain Services、そして Microsoft Entra ID 参加(クラウドネイティブ)。FSLogix プロファイル共有の認証方式(AD DS / Microsoft Entra Kerberos / Entra Domain Services)も ID シナリオで決まります。Entra ID 参加でも Entra Kerberos で構成できます。「オンプレ AD と連携しつつクラウドへ」なら AD DS(Entra Connect 同期)、「ドメインコントローラを管理したくない」なら Entra Domain Services、「完全クラウドネイティブ」なら Entra ID 参加が定石です。

3.1.2RBAC・Conditional Access・認証

Azure RBAC で AVD の管理権限(ホストプール/アプリケーショングループへのロール割当・例: Desktop Virtualization 系の組み込みロール)を委任します。エンドユーザーのアクセスは Conditional Access で「MFA を要求」「準拠デバイスのみ」「リスクに応じてブロック」を AVD アプリに適用します。認証は MFAパスワードレススマートカード を選べ、Microsoft Entra シングルサインオン(SSO) でフィードとセッションへのサインイン回数を減らします。「AVD 接続に MFA を強制」=Conditional Access、「管理者に AVD 管理ロールを委任」=Azure RBAC、と区別します。

試験ポイント

決め手:「オンプレ AD 連携」=AD DS、「DC を管理せずドメイン参加」=Entra Domain Services、「完全クラウドネイティブ」=Entra ID 参加。「AVD 接続に MFA/準拠デバイス強制」=Conditional Access。「AVD 管理権限の委任」=Azure RBAC。「サインイン回数削減」=Entra SSO。

注意

混同に注意:
①Conditional Access(エンドユーザーのアクセス条件)と Azure RBAC(管理権限の委任)を取り違えない。
②Entra ID 参加(クラウド)と Entra Domain Services(マネージドドメイン)と AD DS(自前 DC)は別物。
③「FSLogix プロファイル共有は AD ベース認証が前提=純粋な Entra ID 参加では構成できない」は誤り。Entra Kerberos で構成できる。

ID シナリオ(AD DS=オンプレ連携/Entra Domain Services=マネージドドメイン/Entra ID 参加=クラウドネイティブ)、Conditional Access(AVD 接続に MFA/準拠デバイス)、Azure RBAC(AVD 管理委任)、Entra SSO・MFA/パスワードレス/スマートカードを示す図。
アクセスと委任を分ける

3.1.3この節のまとめ

  • ID シナリオ=AD DS(オンプレ連携)/Entra Domain Services(マネージドドメイン)/Entra ID 参加(クラウドネイティブ)
  • Conditional Access=エンドユーザーに MFA/準拠デバイス強制、Azure RBAC=AVD 管理権限の委任
  • 認証は MFA/パスワードレス/スマートカード、Entra SSO でサインイン回数を削減

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. AVD 接続時に多要素認証(MFA)と準拠デバイスを強制したい。最適な機能はどれですか?

Q2. 管理者にホストプール管理の権限だけを委任したい。最適なのはどれですか?

Q3. ドメインコントローラを自分で管理せずに、セッションホストをドメイン参加させたい。最適な ID シナリオはどれですか?

Q4. ユーザーがフィードとセッションへのサインインを繰り返す手間を減らしたい。最適なのはどれですか?

Q5. オンプレの Active Directory と連携しつつ AVD をクラウドに展開したい。最適な ID シナリオはどれですか?

理解度を確認第3章「ID とセキュリティ」の問題を解く

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