2監査計画
- 2.1リスクアプローチと監査リスク
限られた監査資源を高リスク領域に重点配分するリスクアプローチの考え方と、監査リスク=固有リスク×統制リスク×発見リスクの関係を学びます。固有リスク・統制リスクは監査人が「評価」する所与、発見リスクだけが監査人が監査手続で「コントロール」する対象であること、そして固有・統制リスクが高い領域で監査リスクを許容水準に抑えるにはどう発見リスクを下げるかの判断を扱います。
- 2.2監査計画の策定
複数年の監査方針を定める中長期計画、その年度の監査対象・資源配分を定める年度監査計画、個々の監査案件の具体的な手続・日程を定める個別監査計画という3層の監査計画の階層と役割、そしてリスク評価の結果を上位から下位の計画へどう落とし込むかの判断を学びます。
- 2.3重要性と監査範囲・監査目標の設定
問題や不備が意思決定・信頼性にどれだけ影響するかを判断する重要性(マテリアリティ)の考え方、それに基づいて監査資源を配分する監査範囲の設定、そして「何を評価し何を明らかにするか」を定める監査目標の設定という、監査計画の中核となる判断を学びます。重要性が高い領域ほど監査範囲を広げ深度を上げる、という結びつきが要点です。
- 2.4監査手続書(監査プログラム)の作成
監査目標を達成するために「誰が・いつ・何を・どの監査技法で・どんな証拠を得るか」を具体的に定めた監査手続書(監査プログラム)の役割と作成、監査目標との対応づけ、そして監査の均質性・網羅性・査閲可能性を担保する意義を学びます。手続書は監査目標から証拠へと論理的にたどれるよう設計する、という点が要点です。

